グランドキャニオン観光など、長距離の移動にはレンタカーが便利で割安だが、ラスベガスの市内だけの移動しか利用を想定していない場合は、宿泊ホテルの広い敷地内での駐車場までの移動など、何かと歩く距離が増えがちなので、ウーバーのほうが便利だったりする。
したがってレンタカーの利用は、本当に必要かどうかをよく考えたほうがよいが、以下はとりあえずレンタカーが必要という人のための情報として書き出してみた。
レンタカーは、空港でもホテルでも、また街の中でも借りることができるが、空路でラスベガスに入り、空路からこの街を出ていく者(日本からの観光客の大多数はこれに相当するはず)は空港で借りるのが一般的だし、またそうしたほうが便利だろう。空港から市内までの交通費(タクシー代など)のことを考えてもそのほうが得だ。
ちなみに、長らくラスベガス国際空港(マッキャラン空港)では、他の多くの空港と同様、空港構内にレンタカー各社の受付カウンターを置き、車輌基地も空港周辺に配置してきたが、2007年4月、すべてのレンタカー関連施設を1ヶ所に統合し、それをまったく別の場所に移した。
その施設(写真)とは、レンタカー各社および空港管理当局の共同プロジェクトとして 1億6600万ドル(当時のレートで約200億円)の予算を投じて完成させた “McCarran Rent A Car Center” で、場所は空港のメインターミナルから南西方向へ直線距離で約3kmの地点にある。
この施設の完成により、それまで空港内もしくは空港周辺にバラバラに存在していたレンタカー各社の受付カウンターや車輌基地が一ヶ所にまとまることになり、また各社がそれぞれ独自に運行していたシャトルバス(空港の各ターミナルと車輌基地の間を往復運行) も、共同運航のカタチで一本化することができた。
(この方式は、サンフランシスコ、ダラス、フェニックスなどの各空港でも採用されている)
ちなみにそのシャトル (写真)は、クラーク郡(ラスベガスが所属する行政単位)が管轄する空港管理当局が運行しているため、各社のロゴや派手な企業カラーでペイントされていた従来のシャトルに比べるとかなりおとなしいデザインになったが、車体の前後左右にハッキリと McCarran Rent A Car Center と書かれているので見分けるのは簡単だ。
乗車はもちろん無料で、運行間隔は夜間を除けばほぼ1分に1台という驚異的なペースで巡回しており、待ち時間は事実上ゼロに近いと考えてよい。
したがって現在は、どのレンタカー会社に予約を入れているかに関係なく、またどの航空会社でどのターミナルに到着しても、そのシャトルに飛び乗れば 5~10分で巨大なマッキャラン・レンタカーセンターへ行くことができる。
空港内のバッゲージクレーム (スーツケースなどを受け取る場所)からこのシャトルの乗り場までは、頭上に掲示されている [Rental Car Shuttle] という案内標識に従って進めば簡単にわかるようになっている。
マッキャランレンタカーセンターに到着したあとは、広々したロビー(写真)に、すべてのレンタカー会社のカウンターが一堂に集まっているため、ここで迷うようなことはまずない。ちなみに、2019年7月時点の、入居している会社は、窓口が並んでいる順番に、
Alamo、National、 Dollar、Enterprise、Advantage、Thrifty、Payless、E-Z、Budget、 Avis、 Hertz の 11社。
目的のレンタカー会社で手続きを終えたら車が待機している場所まで行くことになるが、駐車場までの通路は、空港のゲートのように [A],[B],[C] とわかりやすく区別されている(写真)。
さらにそれら各ゲートはその先で上層階と下層階に分かれ、たとえばハーツは Cゲートの上層階、バジェットは Bゲートの下層階、といったように、駐車場の配置に工夫がなされている。
以上にように、このレンタカーセンターの出現で多くの部分において利便性がアップしたが、かつて一部のレンタカー会社で可能だった「自分の車の前までシャトルバスが行ってくれる」というサービスは受けられなくなったので、その部分を重要視していた者にとっては「不便になった」と感じるかもしれない。
さて、ここまではマッキャラン・レンタカーセンターでのレンタカーについて述べてきたが、宿泊ホテルにチェックインしてからそのホテル内で借りるという方法もある。
ラスベガスの主要ホテルには、ほぼ間違いなくレンタカー会社の受付カウンターが館内にあるからだ。
マッキャランレンタカーセンターかホテルか。どちらで借りても特に大きな差はないと考えてよいが、ホテルの場合は以下のような長所と短所があることを覚えておきたい。
■ 長所
レンタル期間中、滞在ホテルからいつでも簡単に徒歩でその窓口へ行くことができるので、何かトラブル(故障や事故で車輌交換など)が発生した場合は便利。マッキャランレンタカーセンターで借りてトラブルが発生した場合、現場までタクシーなどで行くか、電話で交渉するしかないが、英語が苦手な場合、電話での交渉は何かとむずかしい。
■ 長所
帰国日の当日は、時間的にレンタカーを使って観光やショッピングをすることはまず考えにくいので(帰国便はスケジュール的に朝の早い時間帯になることがほとんどなので)、レンタカーは不要となることが多い。
したがって、ホテルで借りた場合は、帰国日の前日に返却しても何ら不便はないことになるが、レンタカーセンターで借りた場合は、帰国日に返却してそのまま無料シャトルバスで空港へ向かうことになるので、結局 1日余分に借りることになる。1週間単位の料金で借りている場合は気にならないが、1日ごとのレートの場合は無駄になるのでホテルで借りたほうがよい。
■ 短所
空港とホテル間の移動にレンタカーを使うことができないので、その部分の交通費 (タクシー代や UBER代) が必要。ちなみにタクシー代は、ホテルの位置や道路の混雑状況にもよるが、片道おおむね $25~$30 前後。UBER の場合はそれよりやや安い。
■ 短所
ホテルの館内に受付カウンターを出しているレンタカー会社は、原則として各ホテルにつき1社だけ。したがってレンタカー会社を選ぶことができない。
■ 短所
レンタカーセンターの場合、巨大な駐車場に、各社、数百台の在庫があるのが普通だが、ホテルの駐車場には 20~30台程度しか置いていないので、車種の選択肢が少ない。
■ 短所
上の長所のところで、宿泊ホテル内に窓口があるので「何かのトラブルのときに便利」と書いたが、その窓口は、不夜城ラスベガスにしては珍しく、窓口が早く閉まってしまうばかりか、正午前後には担当者がランチ休憩のため窓口を一時的に閉めるなど、時間帯的な利便性の悪さはあらかじめ覚悟しておく必要がある。
その窓口の営業時間は、午前8時ごろから午後5時ごろまでが普通。つまり24時間営業ではないので、営業時間外のトラブルの際は、少々遠くてもレンタカーセンターのほうが便利ということになる。
以下はレンタカーの借り方だ。ここに記載されている内容は、ラスベガスに限らず他の都市で借りる場合にも共通している一般的なことなので、しっかり覚えておくようにしたい。
まず、レンタカー会社の窓口へ行き、あらかじめ予約が入っている場合は「予約番号」を伝え、予約していない場合は、その場で借りたい車のサイズや日数などの必要事項を伝える。
その際に聞かれる内容や求められる対応は以下の通り。 (英語が苦手な者は、あらかじめネットで予約し、必要事項を前もって入力しておいたほうが簡単)
【 聞かれる内容 】
◎ 借りる期間:
いつから借りて、いつ返すかということ。
◎ 車を戻す場所:
別の都市へ行ってそのまま乗り捨てる場合もあるので必ず聞かれる。乗り捨ての場合「乗り捨て料金」が別途加算されるのが普通。
この乗り捨て料金はかなり高いことがあるので(乗り捨て地によって大きく異なる)、なるべくならば借りた地点へ返すようにしたい。
◎ 車のサイズ:
エコノミーカー、コンパクトカー、ミッドサイズカー、フルサイズカーなどと指定する。セダンである限り、サイズ差による料金格差はあまり大きくなかったりするので、大きな車を運転してみたいと思っている者は思い切ってフルサイズカーを借りてみるのも悪くないだろう。
ただしフルサイズカーといっても最近のアメ車はひところに比べずいぶん小さくなってきているので、あまり大きな期待はしない方がよい。
なお、一般論として、SUV やバンはセダンと比べるとかなり割高な料金設定になっていることが多い。
◎ 滞在場所:
レンタカーを借りている期間中の緊急連絡先。通常はホテル名を伝えるだけでよい。もし知人宅など個人の家に泊まる場合はそこの住所や電話番号を伝える。
◎ 運転手は誰と誰か:
事故にあった際、保険などが関係してくるため、運転する可能性のある者は全員名前を申し出て、免許証の番号などを登録しておく。
レンタカー会社によっては運転手が増えるごとに多少の追加料金が発生してくるが、大した金額ではない。ただし運転手の年齢が若いと、その追加料金は急激に高くなるので要注意。(その年齢設定はレンタカー会社によって異なるが、多くの場合 25才、一部の高級車では30才を境に、それよりも若いと急激に高くなる。21才未満は借りられないのが普通)
◎ 保険はどうするか:
レンタカーを借りる際にかかわってくる保険は一般的には LDW、PAI、PEC、LIS の4種類ある。
* LDW は Loss Damage Waiver のことで、自分の車の車両保険のこと。
(正確には、これは保険会社がからんでいる保険ではなく、レンタカー会社が社内で運用している補償制度。車両保険と理解してなんら問題ないが、保険会社がからんでいないぶんだけ、事故発生時の事後処理に要する手続が非常に簡単で早いのが特徴)
* PAI は Personal Accident Insurance で自分および同乗者の治療費用などをカバーするための保険。
* PEC は Personal Effects Coverage で車内に置いた物品や携帯品にかかわる盗難や損傷に対する保険。
* LIS は Liability Insurance Supplement で、すでに強制的に(自動的に)入っている対人、対物保険の限度額の積み増しオプション。
一般の利用者にとって一番気になる対人保険や対物保険は、法律で自動的にカバーされることになっているので(レンタカー料金の中に含まれている)、基本的にはこれら 4種類のどれにも入らなくても重大な損害(何億円も請求されるようなこと)は発生しない。
特に PAI や PEC は自分が我慢さえすれば誰かが訴えてくるというような性格のものではないので、あまり気にする必要はないだろう。
そしてこれら PAI、PEC、それに LIS などは掛け金もそれほど高くない。加入してもしなくてもどっちでもよいといった感じだ。
問題はなんといっても LDW だろう。これは多くの人が悩むところだ。これこそ、電信柱に車をこすってしまったとか追突されたとか、頻繁に発生し得る事故のための保険であり、またこの LDW だけは他の3つの保険に比べ掛け金が非常に高い。
車種にもよるが掛け金は通常1日 $20~40 前後となっている。
この LDW は最悪の場合でも 車をすべて弁償すれば済むわけで(人をひいたときのように何千万円も請求されるわけではないので)、自分で払いきれない金額ではないということで、加入しない者も少なくない。
とはいっても接触事故などを起こす確率は決して低くないのも事実で、ここではとりあえず「加入しておいた方がよいだろう」とアドバイスしておくが、掛け金が高いことだけは覚悟しておく必要がある。
なお、クレジットカード会社によっては「当社のクレジットカードを利用してレンタカーを借りると自動的に無料で LDW に加入されます」といったサービスを提供しているところもある。
しかしこの手のサービスにはいろいろな条件や制限が付く場合も少なくないので、事前にレンタカー会社やクレジットカード会社に確認した方がよい。
◎ ガソリン購入オプションプログラム:
これまで長い間ガソリンに関しては「満タンで借りて満タンにして返却する」が常識だった。
もちろんこの場合、満タンにしないで返却するとガソリン代を請求される(この場合のガソリン価格は市内の給油所における価格より 2~3割高いのが普通)。
ところが近年「ガソリン購入オプションプログラム」というものをオファーしているレンタカー会社が増えてきた。以下がこのプログラムの概要だ。
車を借りる時点で満タンになっているガソリンをあらかじめ購入してしまう。つまりそのガソリンに対して代金を払ってしまい、そして返却時は満タンで返そうがカラで返そうが、ガソリンに対する精算は一切なし、というシステムだ。結局、カラで返した方がトクということになる。
そこでだれもが気になる「満タン買い取り価格」だが、市内の給油所の価格よりもやや安いとされるが、市内価格とほとんど同じという場合も少なくない。
ということは、かなりカラに近い状態で返却すれば得になることもあるが、多くの場合は割高ということになる。
不慣れな土地でガス欠の危険を冒してまでカラに近い状態で運転する必要もないだろう。
したがって、返却時に給油所でガソリンを満タンにしている暇がないほど忙しい状況が予想される場合を除き、このオプションプログラムはあまりおすすめできない。あくまでも「返却時に時間がなくて満タンにできず高額なガソリン代を徴収されるリスクがありそうだ」という場合のオプションと考えたい。
【 提示を求められるもの 】
◎ クレジットカード:
レンタカーを借りる際は原則としてクレジットカードが必要で、現金は受け付けてもらえない(仮に受け付けてもらえたとしても、かなりの額の保証金を要求される)。
現金ではレンタカー会社にとって、車を乗り逃げされてしまうリスクに対する「人質」的な役割を果たさないからだ。
◎ 国際運転免許証(国外運転免許証):
運転免許試験場(運転免許センター)や警察署で即日発行してもらえる(試験などはない)。日本の運転免許証だけで運転可能なレンタカー会社や地域もあるようだが、基本的には提示を求められるので必ず取得しておくようにしたい。
◎ 日本の運転免許証:
最近特に問題になっているのがこの日本の運転免許証に関するトラブルだ。これを忘れたために車を借りることができなかったというトラブルがあとを絶たない。
というのも「国際免許はその国の運転免許証と一緒になって初めて有効」と主張するレンタカー会社が現れ始めたからだ。この傾向は大手のレンタカー会社ほど強い。
とにかく荷物になるようなものではないので、とりあえずは日本の運転免許証も必ず持っていくようにしたい。
★ 生体認証
最大手のハーツ社が、2019年から生体認証(たぶん指紋ではなく顔認証になる可能性大)を導入すると発表。主要空港の営業所から順に導入していくとのことなので、ラスベガスでも遅かれ早かれ生体認証が導入されるはず。
その場合、初めての利用の際に、顔写真もしくは指紋などの読み取りを求められる可能性がある。
【 相手が説明してくれること 】
◎ 走行距離の制限:
走行距離に制限があるかどうか。ある場合にはその数値およびその制限を超えて走ってしまった場合の 1マイル(約1.6km)当たりの超過料金。
最近の大手レンタカー会社の場合、「走行距離無制限」が主流だが、特殊な車種の場合など、制限があることも少なくない。
◎ 遅延料金:
約束の時間よりも遅れて車を返した場合の超過時間に対する 1時間当たりの遅延料。
◎ ガソリン代:
ガソリンを満タンにして返さなかった場合の1ガロン(約3.8L)当たりのガソリン代。(前述の「ガソリン購入オプションプラグラム」を取らなかった場合)
◎ 料金体系:
基本的には「1日いくら」となっているが、「1週間いくら」というウィークリーレートもある。
車種にもよるが、普通の乗用車で 1日 $40~$80 ぐらいが相場だ。高級車やミニバン、SUV はそれよりも高い。ウィークリーレートは 1日レートの 4.5~5.5倍といったところか。
一般的に、平日は高く、週末は安いが、特異日など例外もある。ちなみに週末とは、木曜日の正午頃から月曜日の正午頃までを指し、この期間内に借りて、なおかつ金曜日または土曜日の夜をまたいで借りていれば 1日あたりの料金は割安な週末料金になることが多い。
それら料金に消費税 8.375% ラスベガスの場合)と、自分が選択した各種保険などのオプション料金が加わる。
【 書類に記入すべき事項 】
氏名、宿泊先、料金、クレジットカード番号などは書類がプリントアウトされた時点ですでに印刷されているので特に何も記入する必要はない。
唯一記入する必要があるのは署名欄だ。具体的には、各種保険を「取る」か「取らない」か、という欄におのおの自分のイニシャルを記入し(田中花子なら「HT」と)、最後の欄にクレジットカードと同じ署名をする。イニシャルや署名をすべき場所には X印を付けてくれるのでその場所はすぐにわかる。
なお最近は、タブレットPCのような端末機の画面上で署名をさせられることも増えてきている。
【 車の場所への行き方 】
カウンターでの手続きがすべて終了したら、自分が借りる車が置いてある駐車場まで行く。置いてある場所はそのつど説明してくれるはずなので頑張って聞き取るしかない。
(「契約したカテゴリーの車であれば、どの車でもよいので、好きな車を選んでください」という方式の場合は、細い位置の説明は無いというか不要)
車に到着したらあとはその車に乗って走り出すだけだ。ただし乗る前にボディーにキズがないかなどを確認し、もしあった場合は、窓口に戻って、自分が使用する前から存在していたキズであることを伝えて承認させる。
駐車場から一般道に出る際のゲート(ホテルで借りた場合はないが、レンタカーセンターの場合はある)では、車輌盗難防止のため、本当にその車を借りた本人であるかどうかの検問チェックが行われるので、そこでは契約書や運転免許証などを提示する。
【 車を返す際の注意 】
◎ 書類手続き:
車を返す際の最大の難関は、そのレンタカー会社の基地(駐車場)まで無事にたどり着けるかどうかだろう。
幸い現在はマッキャランレンタカーセンターに全社の基地が集約されたのでわかりやすいが(ホテルで借りた場合はホテルの駐車場に戻す)、こればかりはカーナビがあるとはいえ(仮に車に搭載されていなくてもスマートフォンがカーナビの代用になる)、ある程度の方向感覚、道路標識などの理解力、慣れない土地での運転技術など、個人差が出やすい能力が必要なので、道順や運転が簡単かむずかしいかは一概にいえない。
基地にたどり着いて車を返す際は、出発した時と同じ施設にある「CAR RETURN」と書かれたレーンに車を停め、返却時刻、距離計の積算マイル、ガソリンの残量、以上の3つを契約書の所定の欄に記入し(そこに係員がいてすべてを読み取り、端末機に入力してくれることが多い)、窓口にそれを持っていく。
そこでの手続きはその精算書のコピーを受け取るだけなのですぐに終わる。精算は自動的に行われ、すべてクレジットカード会社経由で請求されてくる(レンタカー会社によっては書類を所定のボックスに投げ込むだけで、わざわざ窓口に出向く必要がない場合もある)。
あとは借りた時と同様に無料シャトルバスに乗り空港まで連れていってもらう。バスに乗る際、運転手に利用航空会社名を告げれば、その航空会社の出発ロビーの前で降ろしてもらえる。
◎ ガソリン:
ガソリンはカラで返却してもかまわないが、事前に自分で満タンにして返した方がかなり割安だ。(なお前述の「ガソリン購入オプションプログラム」を取った場合は給油は不要)
◎ 交通違反キップ:
レンタカーを借りている期間中に駐車違反等で反則キップを切られた場合、返却時に契約書などと一緒にそのキップも事務所に提出し精算しなければならない。
それをせずに無視して逃げても、あとから延滞料が加算された警告キップが当局から送られてくる。
「日本まで逃げてしまえばこっちのもの」などとも思いたくもなるが、それが成功するかどうかは別にして、そのようなことはやるべきではない。
【 実際のレンタカー予約について 】
数あるレンタカー会社の中からひとつを選ぶのはなかなかむずかしい。さらに、同じレンタカー会社でも、そのレンタカー会社の日本支社を通してあらかじめ日本側で予約をしておく方法と、アメリカ側に直接予約を入れる方法がある。
どれがベストかといわれれば、一般的には日本側で予約しておくのがおすすめだ。理由は単純に安いからだ。例外もあるが、日本側で予約したほうが安いことが多い。どこのレンタカー会社も海外からのユーザーの獲得に力を入れており、条件の良い価格を提示する傾向にあるからだ。
ではどこのレンタカー会社がおすすめかということになるが、それはどこもほとんど似たり寄ったりで大差ないように思える。SNSなどで簡単に悪評が広がってしまうようになったこのご時世、いちじるしくサービスが劣っている会社があったとしたら、その会社は淘汰されているはずなので、現在経営を続けている会社は、それなりのレベルのサービスを維持していると考えてよいのではないか。
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