日米の携帯電話会社同士の提携が進んだ今、スマートフォンのネット接続に関しては、ほとんど何も意識することなく、アメリカに到着した時点で自動的につながるようになっているので、以下の話はあくまでもすべてパソコンの話。
スマートフォンの機能が充実してきているとはいえ、パソコン持参で海外旅行に出かける人は少なくない。特にここラスベガスにおいてはコンベンションなどが多いせいか、ビジネス出張族のパソコン携帯率はかなり高い。
そのような背景があるためか、ラスベガス国際空港では無料WiFiサービスを提供しており(1番上の写真)、空港内のほとんどすべての場所から無料でアクセスできるようになっている。
(すでに世界中の多くの空港がそのようになっているので、もはや珍しいことではないが)
またラスベガス・コンベンションセンターでも同様なサービスを提供しているなど、無料で接続できるエリアは年々拡大傾向にあり、ホテルの外での接続環境は今後ますます改善されいくことだろう。
それらの場所でのパソコンのネット接続は、電源を入れブラウザ画面の指示に従うだけでなので、接続方法に関してはここでは割愛するとして、以下にホテルの客室内でのネット事情について簡単に触れておきたい。
といっても、ホテル内でのネット接続も、他の場所と同様、一昔前と比べると何も説明する必要がないほど環境が整ってきている。
かつては接続がむずかしかったり、無線ではなく有線接続のみだったりして、このページの写真に見られるような巻取り式の接続コードや LANケーブルで接続する必要があったりしたものだが、もはやそれは遠い昔の話。
今ではほとんどのホテルにおいて無線接続になっており、ブラウザを立ち上げ、画面の指示に従ってパスワードなどを入力するだけだ。
というわけで、ここの読者が知りたいことは接続方法などではなく、料金体系のほうだろう。
ずばりその金額は、多くのホテルが、24時間の接続料金として $10~$15 に設定している。
その代金の支払方法は画面の指示に従って、クレジットカード番号を入力して決済するようになっているわけだが、実はそれも昔の話になりつつある。
というのも、チェックインの際に強制的に支払わされる「リゾートフィー」の中に、このネット接続料を含ませているホテルが増えてきているからだ。
(リゾートフィーに関しては、このラスベガス大全内の 該当ページ に詳細あり)
リゾートフィーは、客室内でパソコンを使うかどうかにかかわらず、全宿泊者に対して課金しているので、結果的に、クレジットカード決済などをすることなく、パスワードを入力するだけで接続できることになる。
パスワードは、客室内のデスク周辺に置いてある案内や、チェックインのときに手渡されるメモ書きなどに記載されていることが多いが、もしわからない場合はフロントのスタッフに聞けば教えてもらえる。
さて最後に英語での発音についてだが、接続がうまくいかなくてフロントなどに問い合わせをする際、”LAN” とか “Broadband” などと言ってもほとんど通じない。
もちろんそれらの言葉がアメリカに存在しないわけではないが、あくまでも技術用語であり、一般市民レベルにおける会話では、”Internet Access” もしくはただ単に “Internet” と言うべきだろう。
そしてその “Internet” はアクセントは注意が必要だ。日本語の “インターネット” は全体的に強いアクセントがなく平坦に発音するが、アメリカでの Internet は、始めの I の部分にかなり強いアクセントがあり、逆にその In のあとの t がすごく弱いので Internet、カタカナで無理に書くならば 「インラネット」 と聞こえるような感じになる。
- 関連カテゴリー