子連れファミリーをターゲットにしていることを全面に押し出している珍しいカジノホテル。実際にほとんどの宿泊客が子連れ。
カジノこそ未成年者は利用できないが、このホテルでは、無料サーカス、ゲームセンター、遊園地など、カジノ以外の多くの施設が子供の来場を想定して運営されている。
宿泊料金が安いので、おとなだけでの利用も十分に検討の余地はあるが、中心街からかなり離れていることだけはあらかじめ知っておいたほうがよい。(地理的な位置関係は、このページの上部にある[エリアマップ] で確認可能)
長らくMGM系列のホテルだったが、2019年10月、トレジャーアイランド(TI)のオーナーに売却されたため、今はMGM系列ではないと同時に、TI系列のホテルとなっており。
サーカスサーカスの寸評
観光局などの主導もあってか、街全体が「おとなのプレイ・グラウンド」を標榜するようになってきているラスベガスにおいて、子連れファミリーをターゲットにすることは非常に勇気のいるマーケティング戦略のはず。
それでもあえてそのようなことにチャレンジし、現在のサーカスサーカスが運営できていること自体、利用者にとっては選択肢が多いという意味で非常によいことであり、このホテルの運営方針は大いに称賛されてしかるべきだろう。(TI系列になっても、子連れファミリーをターゲットにしたマーケティング戦略は変わらないものと見られる)
結果的に、この街全体のホテルにおいて、子連れファミリーと、そうでない一般客とのすみ分けがうまく出来ており、おとなだけの世界を演出したい一般のホテルからは「サーカスサーカスが子連れファミリーの受け皿になってくれているのでありがたい」と歓迎されるカタチになり、このホテルの存在は、子連れファミリーのみならず、街全体にも大きく貢献している。(下の写真は、このホテルで毎日開催されている無料サーカスショー)
というわけで、子連れファミリー御用達といった感じのホテルではあるが、おとなだけでの利用も問題ないので(おとなの空間に子供が紛れ込むことは何かと問題になりやすいが、その逆、つまりこのホテルにおとなだけのグループが宿泊してもだれも困らない)、ホテル手配の際、子連れファミリーはもちろんのこと、価格重視派もこのホテルを選択肢の一つして検討してみることは悪くないだろう。
ただ、子連れであろうが、おとなだけであろうが、前述の通り、地理的なポジションがあまりよくないことは承知しておくべき。
その部分が気になる場合は、エクスカリバーホテルを代替候補として検討してみるとよい。
なぜなら、エクスカリバーはサーカスサーカスよりもやや高めの価格設定になっているものの、大多数の他のホテルと比べると宿泊料金は総じて良心的で、なおかつ子連れファミリーを歓迎する方針を打ち出しているからだ。
とはいえ、エクスカリバーの場合、全面的にファミリー向けになっているわけではないので(馬を使った子供向けのナイトショーをやりながら、そのすぐ横でアダルト向けのショーをやっていたりする)、完全にファミリー客に特化しているサーカスサーカスのほうが、子供にとっては楽しいことはまちがいなく、子供を喜ばせることを優先するのであれば、やはりこのサーカスサーカスをおいて他にはないだろう。
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コメント(2件)
GCツアーなどで、何度かお世話になっております。
毎年(15年くらい)、だいたい一人で泊まっています。時には、友人などと・・・・
せっかくなので、寸評の所にステーキハウスの事も書いて頂きたかったかな。
ここ、数年で日本語メニューも出来てましたので
今後とも宜しくお願い致します
あのステーキ店に日本語メニューがあるとは知りませんでした。
次回あの店に行くことがあったら、何らかの情報を掲載させていただきたいと思います。
ラスベガス大全をご利用いただき誠にありがとうございました。