12年ぶりにラスベガスに滞在してきましたので、街の様子など少し記載しておきます。今回は家族でのラスベガス訪問で妻と7歳と12歳の子供たちを連れた旅行でカジノではほとんど遊びませんでした。
## The Signature at MGM Grand
今回の滞在先はThe Signate at MGM Grand という長期滞在者向けホテルでして、部屋は広く、ベッド1つとソファーベッド、コーヒーテーブル、ダイニングテーブルの他に、簡易キッチン(コンロ、電子レンジ、ワインクーラー)と風呂場にはジェットバスとシャワールームがついていました。家族4人でも快適に過ごせました。MGM Grandとは渡り廊下で繋がっていたものの結構な距離があって簡単に行き来はできません。また駐車場はバレーパーキングのみでした。
## F1の工事
ラスベガスの街の中心部は、11月半ばのF1に向けてあちこちで工事が行われておりところどころで渋滞を引き起こしています。
ベラージオのストリップ沿いの幅広な歩道は完全閉鎖され、F1用の施設(2F建ての観覧席か何か?)が急ピッチで設置されています(記憶が定かではありませんが、車道の一部が臨時歩道になっていたように記憶しています)。噴水ショーは行われていましたが、F1用施設工事のためコモ湖はほとんど見ることができません。交差点の陸橋の上から眺めてみましたが、工事現場が視界を遮ってほとんど噴水は見れなかった上、噴水ショーの音楽は流れておらず、なんだか物足りなさを感じました。音楽がなかったのがたまたまだったのかどうかは分かりません。ベラージオのホテル側からなら見られたのかも知れませんが、今回はそちらには足を運びませんでした。
何度か夜にUBERを利用して滞在先のThe Signate at MGM Grandに戻りましたが、The Signatureへの入口があるHarmon Aveが夜になると工事のため封鎖されてしまい、UBERのドライバーに道路封鎖されたところで降ろされてしまいました。そこからホテルまでは目と鼻の先ですが、歩いてみると歩道も封鎖されており、Audire Streetの入口まで歩いて大きく迂回する羽目に陥りました。他のUberやTaxiドライバとも話しましたが、F1の工事が中心部で渋滞を招いており、F1が終わってセットアップされたものが撤去される11月末までは大混乱だと言っていました。
## ショー
今回、America's Got Talent出身者によるショーがいくつかあるのが印象に残りました。私たちは、AGT Super Star (@ Luxor)と Shin Lim(@ Mirage このマジシャンもAGTに出演)を事前知識なく見たのですが、AGT Super Starは過去YouTubeで見て記憶に残っていた演目をいくつか生で見ることができましたし、Shin Limは会場がスタンディングオベーションとなるほどのエキサイティングなカードマジックを楽しめました。子供には、カードマジックよりはDavid Cupperfieldのような人が消えたり大きな物を出すイリュージョン系の方が楽しめるのでは?と思いましたが杞憂でした。子供たちもどちらも真剣に食い入って見ていました。
## ハイローラー(観覧車)
今回、はじめてハイローラーに乗りました(火曜日の夜10時ちょっと前に現地到着)。
チケットは事前購入せず、現地に出向いてそこにあった自動販売機で購入しましたが、この自販機が扱いずらく購入にやや手間取りました。というもの、普通こういったチケット購入には、欲しいチケットを選んでカードを入れて終わりですが、ここではチケット購入時にEmailアドレスや電話番号、同意書へのサインなども必要になりました。チケット販売機は複数台設置されており、待つことはありませんでした。チケット購入後に、ハイローラーの入口へ向かうとそこには長い列ができており、そこが乗り口なのだろうと並びました。が、ほどなくして、その列はチケット販売窓口(有人販売)への列であることが分かり、チケット保持者である私たちはその横にあったハイローラー乗り場へ直接向かうことができました。こちらには列はできておらず、すぐにゴンドラに乗り込めました。
大全さんのアドバイスに従ってドアを入ってすぐ右手を確保しましたが、ゴンドラには十数名しかおらず、自由に眺めを楽しめました。大全さんの記事にはストリップの夜景を楽しむにはちょっと高度が高すぎるかもと書かれていたように記憶していますが、最高地点からも私には十分楽しめました。また、球体アリーナのスフィアの全景をよく見ることができ、下から見るよりもその大きさに圧倒されました(スフィアを見るならゴンドラ入って左奥がおすすめ。ゴンドラ右奥は景色は住宅街でつまらない。ストリップの夜景はゴンドラ入って右手前がベスト)。
## 物価高と食事
辟易とさせられるのは物価高です。私はサンフランシスコ郊外在住でしてこちらも物価高なのですが、ラスベガス中心部はそれ以上の物価高でした。特に水。1本で$4から$6するのには呆れてしまいます。今回はレンタカーがあったので、到着日に郊外の大型スーパーに出向いて24本入りのペットボトル($4程度)とベーグルや野菜、果物などを調達して朝飯は部屋で済ませました。
かつてサンフランシスコ郊外で寿司屋を営んでいた知り合いがラスベガスに引っ越していたので会ってきました。彼は少し前までラスベガスの高級ホテルのアジアンレストランで寿司シェフとして働いていましたが、組合がしっかりしていて意外と快適(福利厚生がしっかりしており、時間外労働は皆無)と話していました。ただ、大型ホテルのレストランの食のクオリティは良い物ではない、カルパッチョなどはあらかじめ冷蔵庫に何十皿も用意してあって、オーダーがあったらそこから出して終わりなのだそう。ストリップ界隈のレストランで食事するよりは、郊外のレストランに行った方が値段もクオリティも良いと話していました(が、車がないと難しいですよね)。
今回、夕食に和食店の市座(Ichiza)に行ってみましたが、営業時間が夕方5時から翌朝10時までと深夜営業していることに驚きました。美味しかったのですが、8年前の訪問時(8年前にラスベガスに立ち寄った際にここで食事だけした。その際はラスベガスは通過しただけで滞在せず)よりは食事のクオリティが下がってしまった気がします。
## Spirits Air
今回、サンフランシスコ東側のオークランド空港から格安航空会社のSpirits Airでラスベガスに飛びました。
日曜日に飛び、水曜日に帰ってきたのですが、日曜日のフライトは$50、水曜日のフライトは$19と格安です。行きのフライトが機体整備不良で5時間半ほど遅延するトラブルに見舞われましたが、$7のミールクーポン(コーヒーしか飲めない!)とSprits Airの$100のクレジットが乗客に配られました。これでまたラスベガスに行けます!
OAK発着便はSFOやSJCと比べ総じてお安いですが、加えてSpiritsの利用で曜日を選べばここまで安くなるんですね. 驚きです.
荷物は大きさや重量に応じて別途追加料金が必要だったかと思われます.
私は先月訪れたラスベガス短期語学留学で、往時のトランジットにお隣のSJCを利用しました. 陸路でOAKまでを自力で移動すれば、
更に$50安いチケットを同WN便で手配できたのですが、SJC→OAKは公共交通機関を利用しても$20程度必要で、
SJCトランジットと比較してプラス2時間LAS到着が遅れることもあって、人生初のOAK利用は断念しました.
結果的に2時間を$30で購入したことになるでしょうか.OAK近くには”なんちゃって合法カジノ??”(BJには$1のプレイ料金が
必要??)もあるようで、時間に余裕があれば訪問も計画したのですが、残念です.
そういえば、US在住のみなさんはSpirits AirのオリジナルサイトをPC等で閲覧できますが、日本からは”なりすまし”でないと
チケットの手配はできません. 他国も状況は同様と思われ、海外からのツアリストによるSpirits利用は比較的少ないのではないかと思います.
私は、勤め先のVPNシステムを利用してUS在住者になりすましSpiritsの料金を調べていますが、結果いつもWN便になってしまいます.
返信ありがとうございます。
おっしゃる通り、Sprits Airは預け入れ荷物や座席指定に追加料金がかかりますが、バックパック程度の機内持ち込みであれば追加料金はかかりません。今回は家族4人でしたのでスーツケースをひとつ預けました。
Spirits、何度か乗りましたが、乗り心地もサービスもこれといって不満はありません(短いフライトですし)。コストパフォーマンスを考えると積極的に利用したい航空会社です。
サンフランシスコベイエリアにはSFO、OAK、SJCと3つ空港がありますが、SJCとOAKはバスと鉄道の乗り換えが必要なのでちょっと厄介ですね。SFOとOAKならBART(鉄道)で結ばれているので比較的簡単に移動できますが。
サンフランシスコ、サンノゼ辺りのベイエリアを走っていると
カジノがいくつかあるので以前から気になっていました。
なんちゃってカジノなんですね。
ただ、いまGoogle Mapsで見ると、記憶していた場所の
カジノはなくなっているので減っているようですね。
コロナの影響かしら。