今週は先週に続き、ゴルフに興味がない読者にとってはまったくどうでもいい話題。
10月24日から千葉県で開催される ZOZO チャンピオンシップに出場する各選手ごとのラスベガスのカジノにおける評価(優勝した場合の配当倍率)をレポートしてみたい。
ちなみに ZOZO チャンピオンシップとは、ゴルフファンならばすでに周知の通り、賞金総額が日本最高のトーナメント。その額はなんと 975万ドル(10億円以上)というから恐れ入る。もちろん日本のゴルフ史上最高額だ。
これまで日本で最も権威があるゴルフ競技とされてきて、賞金総額も最も高かった日本オープンのそれが 2億1000万円であることを考えると、まさにケタ外れの超ビッグトーナメントであることがわかる。
大会の名称から想像がつくとおり、アパレル商品のネット販売大手 ZOZO 社がスポンサーとなっているわけだが、注目されているのは賞金の高さだけではない。
ゴルフ界のスーパースターである タイガー・ウッズ や ローリー・マキロイ などの世界ランキング上位選手が多数出場することから話題性も別格で、特にそのタイガー・ウッズのプレーなどにはファンのみならず、世界中のメディアからも注目が集まっている。(タイガー・ウッズはめったに試合に出てこないので)
通常、日本のゴルフトーナメントに世界のスタープレーヤーが多数出場することはまずないが、今回の ZOZO がそうなっているのには理由がある。
それはこの大会が、日本開催であるにもかかわらず、アメリカのプロゴルフ組織 PGA の公認競技になっているからだ。史上初のことらしい。
史上初ということは第1回目の大会ということになり、今年で84回目を迎えた日本オープンと比べると歴史の差は歴然であるため、「賞金が高いだけで権威がない」などと揶揄する声も聞かれたりするが、選手にとってはそんなことはない。
賞金額の大小とは関係なく実質的なメリットという意味で、日本オープンよりも遥かにこの ZOZOチャンピオンシップに勝ちたいと思っているはずだ。なぜならこのトーナメントに勝つと、アメリカでの名だたるビッグトーナメントにも出場できるシード権を得られるからだ。
前置きが長くなってしまったが、とにかくこのトーナメントは第1回目ということで歴史はないものの、選手たちにとっての真剣度もメディアからの注目度も日本開催のトーナメントとしては別格の存在で、ラスベガスのカジノでも、日本開催のスポーツイベントとしては珍しく賭けの対象となっている。
ちなみに優勝者を当てる賭けの配当倍率は、日本のエース松山英樹が3番人気で 16倍、注目のタイガー・ウッズは30倍なので、松山のほうが評価が高いということになる。出場権のある小平智もプレーする。
石川遼やその他の数人の日本人選手は、PGAトーナメントでプレーする権利を持っていないが、日本の賞金ランキング枠やスポンサー特別推薦というかたちで出場する予定。
ただ残念ながら、小平も含めてそれら日本人選手は、MGM系列のカジノにおける「単独選手としての賭けの対象」にはなっていないため、「石川が優勝する」などに賭けたい場合は「その他の選手が優勝する」に賭ける必要がある。
以下にそのオッズの一覧表を紹介して今週の記事を終わりとしたい。
(MGM系列のカジノから発表されている数値なので、他のカジノの数値はこれと同じとは限らない)
選手名 | 配当倍率 |
Justin Thomas | 7倍 |
Rory McIlroy | 8倍 |
松山英樹 | 16倍 |
Xander Schauffele | 20倍 |
Paul Casey | 20倍 |
Jordan Spieth | 25倍 |
Adam Scott | 25倍 |
Tommy Fleetwood | 25倍 |
Tony Finau | 25倍 |
Gary Woodland | 25倍 |
Patrick Reed | 30倍 |
Tiger Woods | 30倍 |
Viktor Hovland | 30倍 |
Collin Morikawa | 30倍 |
Jason Day | 30倍 |
Sungjae Im | 35倍 |
Cabrera Rafael Bello | 40倍 |
Marc Leishman | 40倍 |
Louis Oosthuizen | 40倍 |
Sergio Garcia | 50倍 |
Kevin Na | 50倍 |
Billy Horschel | 50倍 |
Kevin Kisner | 60倍 |
Matthew Wolff | 75倍 |
Bubba Watson | 100倍 |
その他の選手 | 1.5倍 |
コメント(1件)
いつも参考にさせて頂いています。今回の記事のZOZO チャンピオンシップ,、風雲児ともてはやされていたお騒がせの代表者が先日電撃辞任したZOZO ですが、お金を沢山使って世間の注目を浴びようとしていたイメージしかなかったので、今回のZOZO チャンピオンシップの賞金総額というのは、ある意味、納得しました。ただ、ZOZOは、前社長に対してのアンチが多く、代表者が交代したので今後は変わるかもしれませんが、企業としてのイメージも決して良いものではありませんでしたので、メディアからの注目度も日本開催のトーナメントとしては別格の存在、ということは、驚きました。