先月末、ベラージオ・ホテルの人気アトラクション 「Conservatory & Botanical Gardens」(温室植物園)が、秋バージョンに切り替わったので、その様子を写真で紹介してみたい。
この植物園では 1998年の同ホテルの開業以来、季節の風物詩を表現したディスプレイが 2~3ヶ月ごとに入れ替わる形で公開されることになっており、今回の秋バージョンもその一連の模様替えのひとつ。
ディスプレイには小道具なども多用されるものの、原則として色付けの部分は生の花を使うのが特徴で、その自然の色で再現された鮮やかな色彩が人気となっている。
今回のディスプレイのデザインを監修したのは前作と同様、ハリウッドスターの披露宴や記者会見会場などをアレンジしたりすることで知られるイベント・デザイナー Ed Libby 氏。
テーマは孔雀(くじゃく)。彼がインドを旅した際に思いついたアイデアとのことで(インドは孔雀で有名)、その尾の部分を中心に 45,000 以上の花が使われているというから、なんとも豪快だ。
カラフルな花以外の部分での注目点はカボチャ。大小さまざまなサイズのものが飾られており、特に大きなカボチャの前にはその重量が示されている。(下の写真のものは 254ポンド、約115キロ)
今回のディスプレイに限ったことではないが、その華やかな演出は一見の価値があるので、興味がある人は足を運んでみるとよいだろう。
行き方は、ベラージオホテルの正面玄関から館内に入ってフロントロビーを通り抜けてすぐ目の前。24時間オープン、入場無料。展示期間は 11月25日まで。
なお、そのフロントロビーのチェックインカウンターの奥のスペースにも、季節のテーマに沿った装飾が施されることになっているので、そちらも見落とさないようにしたい。