当地ラスベガスのカジノでは、ルーレットやスロットマシンなど一般的なカジノゲームのみならず、スポーツの試合にも賭けられることは多くの人が知るところ。
もちろんその対象となるスポーツは野球、アメフト、バスケなどは言うに及ばずボクシング、ゴルフ、テニス、サッカーなど多岐に渡っている。
野球といえば、大谷、菊池、ダルビッシュなどがプレーしているメジャーリーグが対象となっていることはだれもが想像つくが、日本のプロ野球にも賭けられることは意外と知られていない。
日本シリーズの優勝チームを当てる程度の簡単な賭けしか用意されていないが、巨人、阪神など各チームに対するカジノ側の評価がどのようになっているかは、実際に賭ける賭けないに関わらず日本の野球ファンとしては興味深いのではないか。
一方、メジャーリーグを対象とした賭けは優勝チームだけでなく、だれがMVPを取るか、ホームラン王はだれになるかなど、賭けの種類は数え切れないほどたくさん用意されている。
そこで今回は日本シリーズ、そしてワールドシリーズの優勝チーム、大谷選手のMVPやホームラン王、日本人投手の三振奪取王などの予想がどうなっているのか、それぞれの賭けの払戻倍率を調べることでカジノでの評価を調べてみた。
なおそれらの数値はシーザーズ系列のカジノホテルにおける2024年3月4日時点のものであり、今後変化し得ることは留意しておいて頂きたい。
ではまずは2024年の日本シリーズの優勝チームを当てる賭けから見てみよう。
この写真はカジノのスポーツブック(スポーツに賭けるためのセクション)に置かれている端末の画面で、各チーム名の横に並んでいる数字は払戻倍率だ。
数字の見方としては 100ドル賭けて的中した場合に払い戻される利益の額を示しており、つまり阪神タイガースに100ドル賭けて的中した場合は 350ドルの利益と元金の100ドルを合わせて450ドルが戻ってくることになる。
上の写真からもわかるとおり阪神が優勝候補で3.5倍、オリックスが4倍、ソフトバンクが5倍、巨人が6倍、ロッテが6.5倍。それ以外のチームは優勝の可能性がほとんどないのか 10倍以上となっている。
ではメジャーリーグはどうなっているのか。次の写真は2024年ワールドシリーズの覇者の予想だ。
大谷翔平、山本由伸の加入が戦力的に高く評価されているのか、ロサンゼルス・ドジャースが最有力候補となっており 3倍。
一方、大谷の古巣チームであるエンゼルスは 125倍とかなり評価が低い。
参考までに当地ラスベガスへ本拠地を移すことになっているオークランド・アスレチックスはこの写真から漏れているが、全球団の中で最も評価が低く400倍。
(ラスベガスでの新スタジアムの建設工事は来年開始予定となっているのでアスレチックスの移籍はまだ先の話)
さて次はMVPの予想で以下のようになっている。
大谷はナショナルリーグで3番目の有力候補と評価されており払戻倍率は8倍。
今シーズンは打者に専念するようなので投手としての評価は含まれていないはずだが、それでも第3位とは立派としか言いようがない。
参考までに、昨年まで大谷のチームメイトだったマイク・トラウトのアメリカン・リーグでのMVP評価は20倍となっている(アメリカンリーグの倍率表は割愛)。
ではそのMVPが期待されている大谷がホームラン王を取れるのかどうか。カジノでの評価は以下の通り。
大谷に 100ドル賭けて的中すると(ホームラン王を取ると) 900ドルの利益で元金も含めて1000ドルが返ってくることになる。
これは賭けとしてはかなり美味しそうにも見えるが、MVPとは異なりなぜかこちらはナショナルリーグとアメリカンリーグ共通の賭けになっているため両リーグ全体でホームラン王になる必要があり条件はやや厳しい。
リストの中にトラウト(33倍)の名前も見ることができる。
ついでに大谷の打点王の可能性も見てみよう。
両リーグ合わせて堂々の第3位だ。打点は大谷の打席の前にランナーが塁に出ているかどうかが大きく影響してくるので打順が予想できない今の時点でこの数字をどう評価すべきかはむずかしいが、10倍なら賭けとしては面白いかもしれない。
ちなみにトラウトはここでも33倍となっている。
三塁打王の賭けのリストにも大谷の名前が載っていたので紹介しておきたい。
こちらは評価が低いようで 33倍。倍率的にはかなり大穴ということになるが、投手をやらない今シーズンの大谷は全力で走りまくりそうな気もするので三塁打王もあり得るのか…。
走るといえば盗塁も気になってくるが、盗塁王リストに大谷の名前を見つけることはできなかった。
次は投手部門。ナショナルリーグのサイヤング賞はこのようになっている。
なんと誇らしいことに日本人投手が4人もリストに載っている。特に山本は堂々の第3位と評価が高い。新人であるにもかかわらず12倍という評価は山本に対する注目度や期待度の高さがうかがえる。
なお参考までに写真は割愛するが、アメリカン・リーグのサイヤング賞に菊池雄星と前田健太がそれぞれ100倍でリストされていた。
新人王はなんと山本が2位以下を大きく引き離してダントツの 1.7倍。
本人がこの評価をどこまで認識しているかわからないが、ここまで評価されていると喜びや名誉よりもプレッシャーにならないか心配だ。
今永も松井もリストされているが、もはや山本の前では影が薄い。以下は最多勝。
最多勝も日本人が複数人リストされているが、はやりここでも山本が16倍で今永や千賀らを圧倒。強打者ぞろいのドジャース打線の援護も評価に大きく影響しているのかもしれない。
ちなみにダルビッシュはこの画面では見えないが 50倍。
奪三振の部門は最多勝とはかなり様相が異なっている。最多勝では3位の山本がここでは12位とふるわない。
奪三振はドジャースの強力打線の援護とは無縁だからか、それとも打たせて取るピッチングとの見立てなのか、今永や千賀の評価とほぼ同じになっているところが興味深い。いずれにせよ3人とも奪三振王の可能性はかなり低そうだ。
とりあえずそんなところだが、カジノでの評価などを知った上で今シーズンの野球を楽しむのも面白いのではないか。
シーズン終了時に日本人選手がどのような賞を獲得するのか大いに期待しながら各選手の活躍ぶりを見守りたい。
ちなみに応援という意味を込めて大谷のホームラン王とMVP、そして山本の新人王にささやかな金額を賭けてみた。はたしてどうなることやら。