ラスベガスではスポーツも賭けの対象となっていることは周知の事実。
　４大プロスポーツといわれる野球、アメリカンフットボール、バスケ、アイスホッケーはもちろんのこと、ボクシング、サッカー、カーレースなど、ありとあらゆるスポーツに賭けることが出来る。
　もちろん 4月7日から米国ジョージア州オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブで始まる「ゴルフの祭典」ことマスターズトーナメントも例外ではない。

　マスターズといえば、日本の松山英樹選手が昨年みごと優勝したことで、日ごろゴルフに関心がない人たちの間でも知名度がアップしたのではないか。今年は松山選手の連覇がかかる試合ということになる。

　そんな注目の大会の優勝者を当てる賭けの払い戻し倍率が各カジノから発表されているので、各選手に対するその倍率を以下に列挙してみた（日本選手は赤字で表記）。
　今週から来週にかけてラスベガス訪問を予定している読者はひいきの選手に賭けてみるとよいだろう。

BET MGM のスポーツブック。

　なお払い戻し倍率は各カジノによって多少のバラツキがあるので、できるだけ有利なスポーツブック（スポーツへの賭けを受け付けているセクション）を探して買わないと損をすることになるが、ここ数年スポーツブックの運営会社が吸収合併などを繰り返したため、ラスベガスにおいては BET MGM と William Hill の大手２社に収束されつつある。

ルクソールホテル。

　BET MGM はベラージオ、マンダレイベイ、アリア、MGMグランド、ルクソールなどの MGM系列の各カジノホテル内で運営。
　William Hill はシーザーズパレス、バリーズ、パリス、フラミンゴなどシーザーズ系列のカジノホテル、さらにはベネチアン、トロピカーナ、ハードロック、OYO、サハラなどシーザーズ系列以外のカジノホテルでも運営しているので、結果的にラスベガスのストリップ地区におけるスポーツブックはほぼこの２社の寡占状態といってよい。
　以下がその両スポーツブックにおける 3月29日時点の主要選手に対する配当倍率だ。
（日本からは金谷拓実、中島啓太も参戦することになっているが、BET MGM ではこの二人は現時点で賭けの対象となっていない）