夏期恒例のプール施設での映画会、日程や上映タイトルが決定

「DIVE IN MOVIES」(2019年の開催時)
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 ミシガン州など一部の州では新規感染者が急増しているものの、ワクチンの効果が出始めているのかアメリカ全体としては、ここネバダ州を含め多くの州で新規感染者が減ってきており、コロナ関連の規制も徐々に緩和され始めている。
 ラスベガスでも2021年5月1日から、各施設の収容人数に対する入場人数規制がこれまでの 50% から 80% に、またソーシャルディスタンスも 6フィート(約180cm)から 3フィートに(約90cm)に緩和されるなど、長らく休業していたナイトショー、レストラン、各種アトラクションなどがにわかに再開する方向で動き始めている。

 そんなコロナ状況の好転を受け、コスモポリタンホテル「DIVE IN MOVIES」と称する夏期恒例の野外映画会を5月1日から毎週月曜日に開催することを決定。上映する映画のタイトルも発表された。(タイトルのリストは文末に掲載)
 まだ日本からのラスベガス旅行を計画している読者は少なそうだが、在米の読者はすでに訪問し始めているようなので、その DIVE IN MOVIES の詳細をお伝えしてみたい。

手前の大きなベッドは別料金、奥に並んでいるビーチチェアは無料。(2019年開催時の写真)

手前の大きなベッドは別料金、奥に並んでいるビーチチェアは無料。(2019年開催時の写真)

 このイベントの開催場所は同ホテルのカジノフロアの屋根部分にある屋外プール施設。ちなみにラスベガスはすでに真夏で、早朝はまだ肌寒い日もあるものの、日中の最高気温は連日30度を超えており、気温的な心配は特にない。
 気になるのはやはりコロナということになるが、マスク着用が入場の条件になっているばかりか、会場の環境が風通しの良い屋外なのでカジノやナイトショーよりは感染リスクが少ないと考えてよいのではないか。もちろん感染リスクがゼロではないので常に注意が必要なことは言うまでもない。

 開催期間は 5月1日から9月13日までの毎週月曜日、合計19回。入場開始時刻は午後7時、上映開始は午後8時。入場料は$15。宿泊客は無料。なお地元民はネバダ州発行の運転免許証などを提示すれば $10 に割引される。
 19タイトルすべて英語のみで字幕や吹き替えはないので、語学的な部分でためらいを感じてしまう読者も少なくないと思われるが、都会的で洗練されたゴージャスなプール施設を利用できるだけでも十分に楽しめるはずだ。夕涼みがてらに足を運んでみるのも悪くないだろう。

 まだ始まっていないので実際の環境を断定的には紹介できないが、過去の開催をもとに現場の様子を説明するならば、上映会場の位置は一般的な建造物の7~8階の高さに相当。したがってこのプール施設の外周を取り巻くガラス張りのフェンスからは、世界に冠たる目抜き通り「ザ・ストリップ」の華やかな繁華街を見下ろすことができるようになっている。

プール施設から見下ろしたストリップ大通りの様子。

プール施設から見下ろしたストリップ大通りの様子。

 プールそのものに関しては、泳ぐことができる水深が確保されている部分と、深さ10cmほどの浅瀬があり、多くの人はその浅瀬やプールサイドにビーチチェアを並べて映画を観ることになる。ビーチチェアは無料だが、ベッドやカバナは有料。(あくまでも前回の開催時の状況なので変わる可能性あり)
 2012年に始まったこの野外映画会、ごった返すような混雑になったという話はあまり聞いたことがない上、特に今年はコロナの関係で何らかの人数制限があると思われるので、早めに行けばほぼ間違いなくビーチチェアを確保できるはずだ。

この位置からだと映画のスクリーンの真うしろにアリアホテルの広告塔がかぶってしまい目障りになる。

この位置からだと映画のスクリーンの真うしろにアリアホテルの広告塔がかぶってしまい目障りになる。

 映画のスクリーンとして使われるのはこのホテルの広告塔。写真内の手前のディスプレイがそれだ。
 となりのアリアホテルの広告塔とかぶった位置関係にあり目障りになるが、こればかりは「上映中は消せ」とは言えないので仕方がない。(コスモポリタンとアリアは別の会社が経営)

この位置からだとアリアの広告塔は真うしろではないが、やはりじゃまになる。

この位置からだとアリアの広告塔は真うしろではないが、やはりじゃまになる。

 衣服に関しては特に何も気にする必要はなく、映画を観るだけなら(泳がないなら)Tシャツ、短パン、サンダルで十分ということになるが、もしプールやジャクージなどの利用を想定している場合は、着替えるような場所がないのであらかじめ水着を着用し、その上にTシャツなどを着て行くようにするとよいだろう。
 タオルを借りることができるはずなので(コロナ規制でどうなるかわからないが)、わざわざ持参する必要はない。

スクリーンから遠く離れてしまうが、奥の高い段の位置から鑑賞することも可能。

スクリーンから遠く離れてしまうが、奥の高い段の位置から鑑賞することも可能。

 会場への行き方は、コスモポリタンホテルのストリップ大通りに近いほうの棟(かつては East Tower と呼ばれていたが、現在は Boulevard Tower)にあるエレベーターで4階に行くか、3階のレストラン街にあるエスカレーターを使って4階に向かうことになる。
 遠くのホテルからわざわざ行くほどのものではないかもしれないが、ベラージオ、パリス、プラネットハリウッド、アリアなどの近隣のホテルに宿泊している場合は徒歩ですぐなので、ぜひ行ってみるとよいだろう。以下は上演日、映画の原題、公開年、邦題。

5/10 The Karate Kid(1984)/ ベスト・キッド

5/17 The Bourne Ultimatum(2007)/ ボーン・アルティメイタム

5/24 Grease(1978)/ グリース

5/31 Captain America:First Avenger(2011)/ キャプテン・アメリカ:ザ・ファースト・アベンジャー

6/07 Pirates of The Caribbean(2003)/ パイレーツ・オブ・カリビアン

6/14 Guardians of The Galaxy(2014)/ ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

6/21 Jumanji: Welcome to The Jungle(2017)/ ジュマンジ:ウェルカム・トゥ・ジャングル

6/28 The Lion King(2019)/ ライオン・キング

7/05 Rocky IV(1985)/ ロッキー4 炎の友情

7/12 21 Jump Street(2012)/ 21ジャンプストリート

7/19 Spider-Man: Homecoming(2017)/ スパイダーマン:ホームカミング

7/26 Bad Boys for Life(2020)/ バッドボーイズ フォー・ライフ

8/02 Aladdin(2019)/ アラジン

8/09 Lost in Translation(2003)/ ロスト・イン・トランスレーション

8/16 Black Panther(2018)/ ブラックパンサー

8/23 Happy Gilmore(1996)/ 俺は飛ばし屋 プロゴルファー・ギル

8/30 The Fast and The Furious: Tokyo Drift(2006)/ ワイルド・スピード X3 TOKYO DRIFT

9/06 Wonder Woma(2017)/ ワンダーウーマン

9/13 Jurassic World(2015)/ ジュラシック・ワールド

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