ノーカット動画で見る、静まり返ってしまったラスベガス

人気の写真撮影スポット「ようこそラスベガス」のサイン。通常はたくさんの人で賑わっているが、この写真の撮影時(3月24日 5pm)はだれもいなかった。右上に見える青い看板に注目。

人気の写真撮影スポット「ようこそラスベガス」のサイン。通常はたくさんの人で賑わっているが、この写真の撮影時(3月24日 5pm)はだれもいなかった。右上に見える青い看板に注目。

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 先週のこのコーナーで、「活動しているラスベガスとしての最後の日」を写真でレポートしてみた。
 したがって、もはや今は活動停止中ということになり、実際に各カジノホテルは完全に閉館。人間にたとえるならば、この街は呼吸をしていない

 当然のことながら、取材するナイトショーもなければレストランもなく、ナイトクラブやショッピングモールも完全に閉まっている。
 そうなると、数ヶ月以内にラスベガスを訪れようとしている読者に向けて発信すべき記事ネタなどはほとんどなく、せいぜい「どこどこのホテルはいつ営業再開予定」といったたぐいのことぐらいしかないが、その再開予定日もまったくあてにならない。
 多くのカジノホテルは 4月17日前後の日に再開すると発表しているが、それを信じる者はほとんどいないだろう。全米で感染者が急増中の現状を考えると、あと 3週間で新型コロナ騒動が終息するとは思えないからだ。
(ちなみにラスベガスを含むネバダ州全体の感染者数は現時点で約300人程度。他の州と比べるとかなり少ないが、増加傾向にあることはまちがいない)

 そのようなわけで、これといった取材先も見当たらないので、今週も先週と似たような企画になってしまうが、静まり返ってしまった現在のラスベガスのホテル街の様子を動画で紹介してみたい。

 テレビのニュース映像などでは、しばしば意図的に交通量や人が多いところや、もしくは逆に少ないところなど、特徴的な部分を切り取る形で撮影したりする傾向にあるが、ここでは実態がそのまま忠実に伝わるよう、ダウンタウン地区からストリップ大通りの南端までの連続走行を、あえて編集など一切なしのノーカットのドライブレコーダー映像として掲載してみた。
 つまり以下の9本の動画は、約3分ごとにファイルが分割されているものの、すべて切れ目なしの連続した場面ということになる。

 結果的に交差点での信号待ちなど無駄な時間が多く含まれているが、そのへんの不便はあらかじめ了承願いたい。また超広角レンズによる撮影のため、かなり高速で走行しているように見えるかもしれないが、早送りは一切使用していない。
(撮影日時は 2020年3月24日の夕刻)

ドライブレコーダー映像1
ダウンタウンの電飾アーケード街を横切り、ダウンタウンのイースト地区を回ってストリップ大通りへ向かう。

ドライブレコーダー映像2
ダウンタウンのイースト地区からストリップ大通りへ出て南へ向かう。(信号の待ちの時間が長い)

ドライブレコーダー映像3
ダウンタウン地区からストラット(旧ストラトスフィア)ホテルの手前までの区間。

ドライブレコーダー映像4
ストラットホテルの前からサハラ通りとの交差点までの区間。

ドライブレコーダー映像5
サハラ通りとの交差点からウィン・ラスベガスの直前までの区間。

ドライブレコーダー映像6
ウィン・ラスベガスの前からフラミンゴ通りとの交差点までの区間。

ドライブレコーダー映像7
フラミンゴ通りとの交差点での信号待ちから MGMグランドホテルの手前までの区間。

ドライブレコーダー映像8
トロピカーナ通りとの交差点からマンダレイベイホテルを過ぎた先のラッセル通りまでの区間。

ドライブレコーダー映像9
ラッセル通りから「ようこそラスベガス」のサインまでの区間。

 最後に、メールや、先週の記事に対するコメント投稿などで「ダウンタウンの様子も知りたい」というリクエストがいくつかあったので、電飾アーケードの写真を以下に紹介して、今週の記事を終わりとしたい。

電飾アーケード街の東側半分。ネオンサインは点灯しているものの、人影はまったくない。

電飾アーケード街の東側半分。ネオンサインは点灯しているものの、人影はまったくない。

電飾アーケード街の西側半分。やはりこちらも人影はまったくない。(進入禁止なので当然ではあるが)

電飾アーケード街の西側半分。やはりこちらも人影はまったくない。(進入禁止なので当然ではあるが)

なお、先週号と同様、ご意見ご感想などを以下のコメント欄や フォーラム に投稿していただければ幸いです。

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コメント(13件)

  1. takuya toki より:

    4月にラスベガスに訪問予定でしたが、キャンセルにしました。
    最低でも年一回は、ラスベガスに通いはじめて10年。
    ラスベガスの今の状況は、本当に寂しく、辛いです。
    ショックすぎて、表現する言葉もない状況です。

    世界で一番、楽しく夢のある街、日常のストレスから開放してくれる空間を演出、提供してくれる
    ラスベガス!
    一日でも早い、コロナの終息を願い、ラスベガスの復活を本当に祈っています。

    復活の際は、直ぐに訪問したいと思ってます。

    現在の状況を、伝えてくれてありがとうございます。
    これからも、よろしくおねがいします。

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