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観光客に選ぶ権利を与えない旅行代理店


 旅行代理店に、たとえばグランドキャニオンのオプショナルツアーを申し込んだ場合、その代理店はどのようなインフォメーションを提供してくれるだろうか。
 おそらく 「料金」、「申込期限」、「キャンセルに関するルール」、その程度までだろう。あとはありきたりのグランドキャニオンに関する観光ガイド的な小冊子をくれるだけで、肝心なインフォメーションは何一つくれないのが普通だ。

 観光客が本当に知りたいことは、「Gキャニオンが何億年前にできたか」 ではなく、Gキャニオンツアーにおける 「出発時間の選択」、「航空会社の選択」、「利用空港の選択」 などの各種選択権の有無や、「ツアーの内容」、「利用航空機の大きさ」、「乗務パイロットの人数」 といったサービスや安全に対する細かな情報ではないだろうか。こういった情報を提供してくれる旅行代理店が日本にどれだけあるか。ほとんどないように思える。

 アメリカでは 「消費者に選択権を与える」、これがすべての業界におけるビジネスの鉄則で、ルールや商習慣もおおむね消費者寄りになっている。しかし日本ではまだ 「業者の都合に合わせた商習慣」 が幅を利かせているのが現状で、「フライト時間や航空会社をいちいち消費者に選ばせていたのではめんどくさい」 と考える業者が少なくないようだ。


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