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リベラッチ博物館  




英語名   Liberace Museum
住所   1775 E. Tropicana Ave., Las Vegas NV 89119
電話   702-798-5595
アクセス   MGMグランドホテルから Tropicana Avenue を東へ車で5分程度行った場所 (Spencer Street との交差点) の右側。タクシーの運転手に "Liberace Museum" と告げればすぐにわかってもらえる (帰りのタクシーは受付で呼んでもらえる。

 "ミスターショーマンシップ" の愛称で知られる人気ミュージシャン・リベラッチの博物館 "Liberace Museum"。2002年5月に十数年ぶりの大規模なリモデルが行われ現在の形になった。

 "日本では有名でもアメリカでは無名のアメリカ人" もいれば "その逆" もいる。日本のバラエティー番組に登場するアメリカ人タレントなどが前者の典型だが、このリベラッチはまさに後者の典型といってよいだろう。
 没後かなりの時間が経過した今でも (1987年に 67才で死去)、アメリカで彼の名前を知らない者はまずいない。特にここラスベガスではプレスリー、シナトラに次ぐヒーローといってもよく、今でもラスベガスの古きよき時代が語られる際には必ず登場するほどの人気スターだ。

 クラシック音楽一家に育った彼はデビュー当時あくまでもピアニストとして自分を売っていたが、ユーモアあふれるトークや歌の分野でも才能をいかんなく発揮し、1950年代のテレビブームの到来と共に "歌ってしゃべるコミカルなピアニスト" として一躍有名になった。
 数々のレギュラー番組をこなしていた彼も 70年代以降は活動の中心をテレビからライブステージへ移し、リビエラ、フロンティア、シーザーズパレス、ラスベガスヒルトンといった当時のラスベガスの花形ホテルに登場するようになる。

 サービス精神旺盛な彼は衣装や演出にとことんこだわった。美川憲一も驚きそうなその派手な衣装は華やかなラスベガスにふさわしく、いつのまにか "ミスターショーマンシップ" と呼ばれるようになり、そのニックネームに応えるかのように彼のパフォーマンスは日増しにエスカレートしていった。
 75万ドルを費やして作った世界最大といわれるミンクのコート、重さ 200ポンド(約90kg)の衣装、純金や宝石がちりばめられた衣装、さらにこだわりは衣装にとどまらず、彼の舞台での必需品ともいえるグランドピアノにも及び、骨とう品級の伝説的なピアノからカラフルな改造ピアノまで、彼のショーマンシップに関する逸話は枚挙にいとまが無い。
 その後さらに彼は本物のロールスロイスで舞台に登場することを決め込むことになるが、なにやらロールスロイスはメーカー側が特種な色での出荷や改造を認めていないらしく、英国王室と交友関係にあった彼はエリザベス女王からロールスロイス社に圧力をかけてもらいピンクや星条旗色の特注ロールスロイスを造らせたとか。

 プレスリーの地味な衣装に見かねたリベラッチが自分の衣装をプレスリーにプレゼントしたという逸話は今でも語り草になっているが、あの派手なプレスリーすら地味に見えてしまうリベラッチとはいったいどんな人物だったのか。
 それがわかるのがこの博物館で、本館にビデオや写真と共に派手な改造ロールスロイスなどが7台、骨とう品級の幻のピアノや改造グランドピアノなどが14台、さらに約70メートル離れた場所にある別館に数十着のステージ衣装および宝石など各種アクセサリーが所狭しと展示されている。ちなみに前述のミンクのコートは、他のキツネのコートなどと共にガラス張りの冷蔵庫に保管されており、その高価さがうかがい知れる。
 その他、エリザベス女王やレーガン大統領との写真やエミー賞など数々のタイトルが展示されたギャラリー、それにギフトショップ、さらにピアノの鍵盤をデザインしたカウンターを持つファーストフード店など、遊び心が感じられる展示はなかなかユニークだ。

 当時の彼のパフォーマンスに思いをはせながら、いくつもの派手な衣装を見ていると、なぜか今日の美川憲一や小林幸子と重なる部分があり、時代を超えたショーマンシップの共通性のようなものを感じる。
 仮にリベラッチを知らなくても、ステージ衣装などに興味がある者はそれなりに楽しめる場所なのでぜひ行ってみるとよいだろう。
 なお平日に限り、現場にフランクさんという日本語を話せるフレンドリーなスタッフがいるので (奥さんが日本人とのこと)、もし日本語での案内を希望する者は受付でそのフランクさんを呼んでもらうとよいだろう。非常に流暢な日本語で楽しく説明してもらえるはずだ。

 場所はMGMグランドホテルから Tropicana Avenue を東へ車で5分程度行った場所 (Spencer Street との交差点) の右側。タクシーの運転手に "Liberace Museum" と告げればすぐにわかってもらえる (帰りのタクシーは受付で呼んでもらえる。他にも同じ立場の者がいるはずなので相乗りして帰るとよいだろう)。入館料は 大人 12ドル、シニアと学生は 8ドル( 5才未満は無料 )。


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