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ホースシュー・ベンド  



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英語名   Horseshoe Bend
住所   アリゾナ州 最北端 (Page 市の中心街から東南東に約6km)
電話   N/A
アクセス   無休憩で走行した場合、ラスベガスから全行程約270マイル(約435km)、所要時間約5時間

 グランドキャニオン国立公園の上流に位置するコロラド川の蛇行によって形成された驚異の断崖絶壁。全体の形状が馬蹄形になっていることからこの名前に。
 その断崖絶壁を上から見下ろす形で見学することになる。ほぼ垂直に切り立っているばかりか、現場には手すりなど一切ないので、高所恐怖症の者は近寄らないほうがよいだろう。
 恐怖症ではない者でもエッジから2メートル以内に近寄ることはむずかしく、真下のコロラド川を見るためには、右上の写真のように腹ばいに寝そべって顔だけを突き出して見るのが一般的。
 ちなみに足場の標高は 1290メートル、ほぼ真下に見えるコロラド川の水面の標高は 942メートル、その落差 は 348メートル。したがって、東京タワーよりも高いビルの屋上から、手すりなどない状態で下界を見る場面を想像するとわかりやすい。

 すでにここまでの説明で、だいたいの状況は把握できていると思うが、写真で見ることができる馬蹄形の大きな絶壁は上記の説明の断崖絶壁ではない。かなり険しい光景ではあるが、あくまでも対岸の景色だ。
 「蛇行」とは、もちろん川が大きく急カーブしている部分のことをいうわけだが、その蛇行においては、カーブの外側の部分の水の流れが激しくなるため、岩肌を削って鋭い断崖絶壁になりやすい。一方、カーブの内側は流れが穏やかで水量も少なく鋭い侵食は起こりにくい。
 写真の光景はカーブの内側の景色だ。このホースシュー・ベンドという観光スポットの見どころは、やはりカーブの外側(自分が立っている位置から見て手前側)に隠れている壮絶な断崖絶壁なので、勇気を出して顔を突き出し下界を見ていただきたい。
 ちなみに右上の写真をクリックし拡大表示させた画面の川の右上ギリギリの付近にかすかに白く見える2つの点が川下りをしているボート。いかに巨大な場所であるかがうかがえるはずだ。

 ラスベガスから5時間ほどかかるこのホースシュー・ベンドは、アンテロープキャニオンから非常に近いため(車で10分以内)、アンテロープとセットで訪問するのが一般的。
 そのアンテロープキャニオンに "旬の時間帯"(太陽の位置が高い正午近くが理想的)があるのと同様、このこのホースシュー・ベンドにも理想とされる旬の時間帯がある。それはなるべく早い時間帯だ。できれば午前中に訪れるようにしたい。
 理由は、ホースシュー・ベンドという観光スポット全体が西方向を向いている景色のため、午後からは逆光となり、対岸の馬蹄形の巨岩が暗く見えてしまうからだ。特に写真撮影には条件がよろしくない。(手前側の断崖絶壁は午後のほうが光が当たることになるが、構図的に写真撮影には向いていない)

 現場へのアクセスに関してだが、駐車場から現場まで、かなり歩く必要がある。直線距離で約900メートルと大した距離ではないが、足場が柔らかい砂地であることと(写真右)、やや坂になっていること(行きが下り、帰りが登り、高低差約44メートル)、夏場は気温が高く日陰がないことなどから、体力的な消耗は決して小さくないので、高齢者や足腰が弱い人は、あらかじめそのような環境であることを知っておいたほうがよい。
 所要時間的には、軽快に小走りで進める人なら片道 10分以内、逆に高齢者などは 30分以上かかるなど個人差が大きいので、グループで行く場合は各自の体力などを考慮した旅行プランを立てる必要がある。


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