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ブライスキャニオン国立公園  




英語名   BRYCE CANYON NATIONAL PARK
住所   UTAH 州
電話   N/A
アクセス   ザイオン国立公園を通り過ぎ、89号線を北へひたすら走ればブライスキャニオンにたどり着く。ラスベガスからの所要時間は片道約5時間。かつては空路のツアーが存在していたが、現在はないので陸路で行くしかない。

 標高 2400m の高地に潜む神秘の渓谷。大自然が造った奇岩とその豊かな色彩が織り成す不思議な光景はまさに異次元空間といってよいだろう。
 このブライスキャニオンは、雄大なグランドキャニオンやザイオンとはかなり趣が異なっている。「雄大さ」や「壮大さ」よりも、むしろ「神秘」、「不思議」、「奇跡」といった言葉が似合う奇怪な国立公園だ。
 写真ではわかりにくいかも知れないが、この渓谷には数メートルから数十メートルの高さの突起物のような奇岩が地平線の彼方までびっしりと並んでいる。そのありさまはまるで大地が生け花などで使う剣山になってしまったかのような光景だ。
 豪快なグランドキャニオンよりもこの神秘的な異次元空間はヨーロッパ人の気質に合うのか、最近なぜか欧州諸国からの来訪者が急増している。

 太古の昔、この地域が海底だったためにそのような地形が形成されたとのことだが、現場に掲示されている解説を何度読んでも、なぜこのような奇岩が出来上がるのか理解できない。とにかく現場へ行くと、そこには自然のメカニズムを超越した何か不思議な空気が充満しており、この大地に奇跡を起こした何かが潜んでいるような気がしてくる。
 なお一部の展望スポットからは、海底(過去の)に降りて行くことができるようになっているので、時間に余裕があれば、トレッキングを楽しんでみるのもよいだろう。下に降り、突起奇岩の間に身を潜めながら見上げる "剣山" もなかなか興味深い光景のはずだ。
 ただ、あまり谷底深くまで降りていくと、帰り(登り)に苦労するので気を付けたほうがよい。この地域一帯は標高が高いため、酸素が薄く想像以上に体力を消耗するからだ。また、谷底のトレイルは、周囲の地域に夕立などが降ると、鉄砲水が一気に流れ込む可能性があるので、天候が少しでも変化した際はすぐに戻らなければならない。冬場は氷点下になるばかりか凍結するので、トレッキングは避けるべきだろう。もちろん上からだけでも十分に楽しめるので(というか、夏でも谷底に降りる人は少ない)、冬場だからといって、行くこと自体をあきらめる必要はまったくない。


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