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LE REVE




ホテル  Wynn Las Vegas / 702 - 770 - 9966
スケジュール  7:00pm、 9:30pm
休み  水曜日 と 木曜日
料金  $105 ( Splash Zone: 水で濡れる可能性あり )
 $134 (Premiun: 一般席)、 $195 (VIP Indulgence: ソファ席)
 上記料金に $7.50 の手数料、10% の LET税が加算される
ドリンク なし 年齢制限 12才以上
英語力 不要 座席指定 指定席

 水上、水中、空中で行なわれるアクロバット系のナイトショー。名称の Le Reve はフランス語で夢。(フランス語での発音はともかく、ラスベガスにおける英語での発音は 「ルレブ」 よりも 「ラレブ」 に近い。アクセントは 「レ」 にある)

 このショーについて語る際、ベラージオホテルのオウ (フランス語 eau は水の意味) との対比論は避けて通れない。それほど両者はよく似ている。
 どちらのショーもタイトルがフランス語というだけでなく、ステージがプールになっていること、ステージの床面が上下に移動し水深を自在に変えられること、水上、水中、空中を使って演じ、その演じる内容がアクロバット的なものが中心であることなど、あらゆる点で酷似している。
 それもそのはず、ラレブもオウもクリエイトしたディレクターは同一人物の Franco Dragone 氏。似ていて当たり前というわけだ。ちなみにオウのデビューは1998年、こちらラレブは2005年。
 オウのファンは 「マネされた」、ラレブのファンは 「オウと一緒にしないでくれ」 と言うかもしれない。しかしだれがなんと言おうと、両者が似ていることは疑う余地がなく、その証拠に、会場ホテルであるウィンの会長 Steve Wynn 氏の当時の妻 Elaine さんが、このショーを初めて観た際、「オウに似すぎ!」 と激しく落胆したという逸話があるほどだ。(その後ふたりは2009年に離婚。もちろんこのラレブが離婚の理由ではない)
 そんなこともあってか、Wynn 氏は 2007年、このショーのすべての権利を Dragone 氏から買い取り、自由に改造できる準備を整えた。そして少しずつではあるが、確実に変化を加えていっている。それでもその変化はオウとの類似性から脱却できるほどのものではなく、今でもオウと似ていることに何ら変わりはない。水と縁を切らない限り脱却は無理だろう。

 そんな2つのショーの最大かつ唯一ともいえる相違点は、ラレブの会場はステージも客席配置も円形になっているということ。これは相違点であると同時にラレブ側の大いなる強みといってよい。
 野球場の客席よりももっと完全な円形で、ステージの回りを客席が一周ぐるりと取り囲むように配置されている。結果的に役者は原則として空中もしくは水中からステージに登場することになる。客席部分に3ヶ所だけ切れ目があるので、そこを使って役者が出入りすることもあるが、基本的には空中と水中が 「花道」 だ。
 そのような形状のため、この劇場には良い席、悪い席というものがない。ステージに向かって右もなければ左もなく、2階席もなければ極端に遠い席もない。また、床の傾斜も十分すぎるほどあるので、自分の前にどんなに大きな人が座っても視界をじゃまされることはない。
 したがって、飲み物など特別サービスが提供されるソファースタイルのVIP席と、水しぶきがかかるということで割引が適用される最前列付近の席を除き、料金はすべて同じで、実際にどの席からも見え方は同じだ。
 ところでこの劇場、多くの者が小さいと感じているようだが、それは完全な誤り。どの席もステージに近く、また、自分の後方に2階席などが見えないため狭く感じるが、それは円形劇場ならではの錯覚で、実は非常に大きい。MGM とマンダレイベイのアリーナ、それにプラネットハリウッドの巨大劇場 「パフォーミングアーツ」 を除けば、ここの劇場の客席キャパシティーはラスベガス最大級で、通常の劇場が 1000〜1500人であるのに対して、ここは開業当初 2087席もあった。
 「あった」 と過去形にしたのは、大きすぎて満席にするのが大変なため、2007年の改装で1606席に減らしたからだ。その代わり、前述のゴージャスなVIP席を設け、一般席も大きめのイスに取り替えるなど、グレードアップが図られた。

 劇場の話ばかりになってしまったが、内容におけるオウとの類似点や相違点はどうか。基本的には限りなく似ていると考えてよいが、あえて微妙な違いを探すならば、全体のテーマやコンセプトに対する考え方がやや異なる。
 ちなみにオウでは音楽も衣装も役者の化粧もすべてにおいて神秘的なコンセプトに統一されているが、ラレブでは特にそういった部分にはこだわっていないようで、自由度の幅が広い。その証拠にラレブではコミカルな演技もあればセクシーな演出もある。良く言えばキャラクターが多彩、悪く言えば統一性がないといえなくもないが、これはこれでよいのではないか。
 そのほか細かい違いとしては、ラレブの方がステージが複雑に造られているように見受けられる。特に水面から上にせり上がる部分は、かなり細かく分割されているようで、ステージそのものに関してはラレブの方が複雑な変化を楽しめるだろう。
 一方、ステージに持ち込まれる仕掛けはオウの方が奇妙かつ興味深いものが多い。また、各パフォーマーの動きがきっちり整然としており、特にシンクロ性という意味での完成度はオウの方がはるかに上だ。
 したがって、両者の違いを大ざっぱに表現するならば、「仕掛けや設備のラレブ、完成度のオウ」 といったところか。もしくは 「多彩性のラレブ、統一性のオウ」、「大味でダイナミックなラレブ、繊細で神秘的なオウ」 といえるかもしれない。

 どちらを観るべきかは好みの問題で、意見もかなり分かれることだろう。テーマや洗練度、そして神秘的な美しさを求めるならオウ、円形構造とステージの複雑さ、さらに役者のキャラクターの多様性などを重視するならラレブといったところか。
 また、これはあまり根拠がない強引な分け方だが、「女性ウケしそうなオウ、男性ウケしそうなラレブ」 といえるかもしれない。
 なお、悪い席がないラレブとちがいオウにはステージに対して角度的にも距離的にも見づらい席が少なからず存在しているので、予算的な理由でオウを安い席で観ようと考えているのであれば、どこからでもよく見えるラレブをおすすめしたい。

 席の話が出たついでに前述の VIP席について簡単に説明しておくと、一般に VIP席というと、ただ単に 「良い位置の席」 ということが多いが、このラレブの劇場では位置だけでなく、本当に座席自体もゴージャスで、一般の劇場のイスとはおよそかけ離れた立派なソファーだ (写真右上)。
 それだけではない。そのソファーの前には 14インチの液晶ディスプレーが設置され (写真右)、公演中の水中の様子をライブで見られるようになっている。(ただし開演前に映し出される舞台裏の映像などはライブではなく録画映像)
 その映像は、1台の固定カメラによるものではなく、ちゃんとカメラマンが水中の役者を追いかけて撮影した臨場感あふれるもので、見ていて飽きない。さらにステージの真上にもカメラが設置されており、場面に応じてそのカメラの映像に切り替わったりもする。
 VIP席の特典はまだある。専属のカクテルウェイトレス (といっても、ひとりのウェイトレスが約10人の客を担当) が付き、着席と同時に挨拶にあらわれ、その場でシャンペン (Perrier Jouet) のボトルを開けてくれる。一緒にサーブされるチョコレートで覆われた大粒のストロベリーもなかなかお洒落だ (写真右下)。
 ショーが始まっても常に客のグラスに気を配ってくれ、鑑賞のじゃまにならないよう静かにそっとやって来て何度もシャンペンを注いでくれる。(相場などはないが、最後に席を立つ際にチップを置くのを忘れないようにしたい)
 ちなみにこの VIP席は円形になった会場の一番外の外周に位置しているため、ステージからの距離は一番遠い。とはいっても、この VIP席の内側に存在する席はわずか11列。つまりステージから 12列目ということになり、普通の劇場ならば近すぎず遠すぎない絶好の位置だ。
 さらにこの VIP席には劇場の外に出ても特典がある。ショーのチケットを受け取る際に同時に手渡される専用の Pass (写真右) を首にぶら下げていれば、ウィンラスベガス内のレストラン予約や入店の際に VIP待遇になるというからありがたい。つまり、レストランなどで良い座席を確保できたり、列に並ばなくてもよい、というわけだ。
 ただしその優遇はショーの公演日のみなので (Pass の裏面の下部に記載されたカレンダーの該当日付に穴をあけられる)、その Pass は早めに受け取ったほうがよい。なぜならせっかくの Pass も、ショーの開演時刻直前に受け取ったのでは特典を利用するチャンスがないからだ。ちなみにショーを観たあとの時間帯においては、ほとんどのレストランは店を閉じている。なお、ナイトクラブ XS だけは始めからこの特典の対象外、つまり VIP待遇を受けることはできないので注意が必要だ。

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