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CHIPPENDALES




ホテル  リオオールスイート / 702 - 777 - 2782
スケジュール  8:00pm (金、土 は 10:30pm の部もあり)
休み  なし
料金  $61.45〜 + 税 + 手数料
ドリンク なし 年齢制限 21歳以上
英語力 あればさらに楽しめる 座席指定 指定席

 「黒い蝶ネクタイ」 でおなじみの男性ストリップショーの最高峰 Chippendales。

 アメリカで 「Chippendales」 と言えば男性ストリップショーを総称する代名詞のようなもの。同じ名前を名乗るグループも他に少なからず存在しているようだが、ここで紹介するのはその元祖 Chippendales だ。

 このグループはかつてニューヨーク、ロサンゼルスなどで公演を行うなど、本拠地を構えず世界各地を転々とするのを得意としてきたが、2002年春からリオオールスイート・ホテルと定期公演契約を結び、ラスベガスに常駐することになった。
 もちろんここはラスベガス。興行成績が悪ければすぐにクビを切られるのが当たり前の世界だ。いつまで続くのかは誰にもわからないが、そんな厳しい現実を知ってか知らずか、彼らは今回の常駐組によるラスベガス公演以外に、今まで通りの放浪組も残し、世界ツアーも引き続き継続している。

 さてショーの内容をその流れに沿って説明すると、まずはきらびやかな照明と大音響と共に、黒いコート姿の男達が客席付近から一斉に登場しステージに駆け上がる。観客 (もちろんほぼ全員が女性。ちなみにこの記事は女性スタッフが取材、執筆) はさっそくノリ始め、一部の若者グループなどは早くもイスから立ち上がり興奮気味。
 司会役のダンサー (もちろんムキムキのマッチョ系) が客席に向かって、「誕生日のお祝いで来ている人はいるかなぁー?」、「結婚直前の最後のハメはずしで来ている人は?」、「残りは離婚のうっぷん晴らしで来ているのかな?」 などと呼びかけると、客席から 「イェーイ!」、「ハーイ!」 の大合唱。

 ダンサーの数は総勢約 10人。その 10人が入れ替わり立ち替わり、サラリーマン、医者、ターザン、水兵、カーボーイなどに扮して登場するが、最後はそれら衣装をすべて脱ぎ捨て全裸になる。ただし大切な部分は手のひらや帽子で隠すので残念ながら見えることはない。
 変化するのは衣装だけではない。ベッドで、ソファで、バイクの上で、アフリカのサバンナで、衣装に合わせて舞台設定も刻々と変わる。6つの大型スクリーンや手の込んだ照明、さらには小道具などを使った巧みな演出は見事で、さすが元祖 Chippendales といった感じだ。

 興奮気味でノリの良い子はダンサーに手を引かれ舞台に引き上げられる。中にはシャイそうに見えた子も急に積極的になりステージへ。「あっちの彼の方がキュートだわ。私は彼の時に名乗りを上げるわ!」 などという声も観客の中から聞こえてくる。
 ダンサー達が一人のかわいい観客を取り合うシーン、医者に扮したダンサーが若い女の子を診察するシーンなど、観客を交えた演出もさまざまだが、全部書いてしまうと楽しみがなくなってしまうのでここではこれぐらいに。

 こういうショーはやっぱり女性だけで行った方がいい。それも1人よりも2人、2人よりも3人以上の方が盛り上がる。
 男性の入場もルール上は可能だが、事実上それは無いと考えた方がよい。ちなみに今回 400人ほどの観客の中で、男女のカップルで来ていたのは 3組だけだった。もちろん男性客が白い目で見られたり、周囲の女性客からいじめられたりするようなことはないが、男性の存在そのものが周囲の雰囲気にまったくマッチしていない。男性向けの女性ストリップショーに女性客が入場することよりも、はるかに不自然な雰囲気が漂っているので男性は遠慮した方がよいだろう。

 さて、男性ストリップショーと言えば、エクスカリバーホテルで行われている Thunder from Down Under との比較が気になるはずだ。どちらに行こうか迷っている人もいると思うので、2つのショーの違いを箇条書にまとめてみた。

 CHIPPENDALES

  • アメリカ生まれのショー。
  • 会場がこちらの方がやや広い。
  • 会場が広い分だけゆったりはしているが、座席によってはやや遠目になってしまう。
  • ダンサーの数が 10人。
  • 衣装、道具、舞台設備、照明などが豪華。
  • 舞台設定が変化するため、ステージにストーリー性が感じられる。
  • ダンサーは総じて日本人好みの細めの均整が取れたマッチョ系。
  • 最後はくだけてフレンドリーになるが、各ダンサーは各場面においてかなり気取った雰囲気で登場する。うまく説明できないが、プロとしての意識や自覚が強いというか、笑顔の作り方が違うというか、とにかくどこにでもいるマッチョマンとは一線を画しており、どことなく風格が感じられる。

 THUNDER FROM DOWN UNDER

  • オーストラリアからやって来たグループ。
  • 150人も入ればほぼ満席になる小さな劇場。
  • 会場が狭いため、どこの席からでもダンサーがよく見え、観客との一体感がよりアップ。
  • ダンサーの数が 6人。
  • 会場施設のすべてが質素。衣装もほとんど変化がない。
  • ストーリー性はあまり感じられない。
  • よくある普通のマッチョ系。
  • どのダンサーも始めから終わりまで常にニコニコしながら陽気に愛嬌を振りまいてくれる。プロのダンサーというよりも、どこにでもいるようなお兄さん、といった感じで、振る舞いも極めて庶民的。

 どちらが良いかは好みの問題だが、どちらを観るにしても観客のノリが日本とは違うことだけはたしか。そのためか、こういったショーの日本遠征の話はほとんど聞いたことがない。文化の違いを肌で感じるためにも、女性なら試しに一度は訪れてみるのも悪くないだろう。
 場所はリオオールスイートホテルのマスカレードビレッジの2階に造られた専用劇場。チケットは劇場前でも同ホテル内の各チケット売り場でも買い求めることができる。


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