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大型流通店 - [ PEP BOYS ]




住所   4155 S Jones Blvd. Las Vegas, NV 89103
電話   702 - 362 - 3833
営業時間   月〜金: 8:00am-9:00pm、 土: 8:00am-8:00pm、
日: 9:00am-6:00pm
地図   店舗1  店舗2  店舗3  店舗4  店舗5  その他 5店、合計 10店 in LV

 自動車部品、カー用品、タイヤなどの大型チエーン店。

 自動王国のアメリカでは古くから車社会が形成されていたため、この種のオートパーツ業界の歴史は非常に長く、また競争も激しい。
 1921年創業の由緒あるこの PEP BOYS とえいども、大手ではあるが最大手ではなく、業績的にも決して安泰ではない。現在この業界では 3500店舗を有する最大手の Auto Zone と、CSKグループが運営する Checker Auto Parts、Schuck's Auto Supply、Kragen Auto Parts の 3社、さらには各地域の独立系オートパーツショップの連合体 NAPA (National Automotive Parts Association) など、多数の専門店が熾烈な競争を繰り広げている他、WAL-MART、K-MART といった総合ディスカウントストア、さらには SAM'S CLUB、COSTCO などの倉庫型ホールセールクラブまでもがカー用品を積極的に取り扱うなど、「利益を出すのは至難の業」 (業界アナリスト) といわれるほど競争が激しい業界だ。
 この業界の厳しさは単なる競合他社の数だけではない。利用者側の容赦ない価格主義も利益を出しにくくしている。一般的に車が故障した場合、カーディーラーや修理工場に持ち込んで修理をする者と、自宅のガレージなどで自分で修理する者がいるが、この業界の客になり得るのは後者のタイプで、結果的に客層は 「低所得者層もしくは価格志向が強い消費者」 ということになる。統計でもそのことは証明されており、ある調査によると年収 10万ドル以上の富裕層の 9割は自分でオイル交換をしないが、年収 3万ドル以下の男性の約半数は自分でオイルを交換するという。つまり富裕層はオートパーツ業界の顧客にはなりにくい。顧客の平均所得が下がれば下がるほど価格優先型の市場になってしまうことは避けて通れず、この業界は常に価格競争の荒波にさらされていることになる。

 1921年から着実に業績を伸ばしてきた PEP BOYS は 90年代後半に入ると、店舗数の拡大競争や単なる価格競争は避けたいと考え始め、所有していた約 120 の DIY 型店舗をライバルの Auto Zone 社に売却してしまった。オートパーツ業界でいう "DIY 店" とは、Do it yourself、つまり部品を購入して自分で修理する者のみを対象とした店で、オイル交換などのサービス施設を持たない店のことを意味する。その逆がピット (自動車の整備などを行う場所) 付きの店舗で、そこではオイル交換などはもちろんのこと、新しいタイヤやバッテリーを買ってくれた客に対して装着サービスなども行なう。このような店では、単なる商品販売以外にサービス料などでも利益を計上できることから、2001 年以降 PEP BOYS はすべての DIY 店を売却し、ピット付きの店舗ばかり約 600店で経営を続けている ( 600店のすべてが直営店でフランチャイズ店はゼロ)。

 しかし業界関係者の間では、「バッテリーを買ってくれた客のどれだけが装着サービスなどを求めるか非常に疑問。そういう客は始めからディーラーなどに行くはず」、「サービス施設は初期投資が大きく、人材確保や労災保険などやっかいな問題も多い」 といった意見もあり、PEP BOYS の戦略に疑問を持つアナリストも少なくない。事実ライバルの Auto Zone は DIY 店のみの営業に固執し、PEP BOYS よりもはるかに多くの利益を計上している。今後この業界がどういう方向に進み、どこが生き残りどこが淘汰されるのか非常に興味深いところだ。

 さて、日本からの観光客がなんらかの理由でアメリカのオートパーツ店を訪問する場合、消去法的に Auto Zone か PEP BOYS になってしまうが (あくまでも西海岸地区での話)、やはり PEP BOYS の方がおすすめだ。訪問者の目的は、自身が所有するアメ車の修理部品の購入か、もしくは流通形態の見学などと予想されることから、サービス部門の有無などは直接的には関係ないはずだが、Auto Zone は店舗数こそ多いものの装着サービスなどの部門を持たないためタイヤなどの販売を行っていないなど、取扱商品が少なく店自体も非常にみすぼらしい。どうせ見るなら店舗規模が大きくさまざまなサービスをオファーしている PEP BOYS の方が何かと勉強になるだろう。ちなみに Auto Zone は店舗数でこそ PEP BOYS の 6倍もあるが、個々の店の広さは PEP BOYS の半分にも満たない。

 なお、これはアメリカのオートパーツ店全般に言えることだが、車内のアクセサリー類や洗車関連のお手入れグッズなどは日本のカーショップの方がはるかに充実しているので、その分野はあまり期待しない方がよい。アメリカと日本における車の役割や位置付けの違いによるものと思われるが、アメリカでは店舗の大部分が修理部品や交換部品で埋め尽くされており、ワックスなどお手入れグッズは数えるほどしか置いていない。車検がないアメリカでは個人レベルでの部品需要がいかに大きいか、店の商品構成などからもそれがはっきりうかがえる。

 ラスベガス旅行でわざわざ日本車の交換部品を買っていくこともないが、オイルフィルターやエアフィルターなど値段が安ければ買って帰るのも悪くないだろう (非常にかさばるが)。日本での価格がわからないのでなんともいえないが、オイルフィルターなどは $3 前後で売られている (車種にもよるが)。もちろん純正品ではないが、元々純正品もその車のメーカーが製造しているわけではなくすべて OEM生産なので純正品にこだわることもないだろう。

 ラスベガス地区に PEP BOYS は 10店あるが (ここでは代表的な 5店だけを紹介)、ストリップのホテル街から一番近い PEP BOYS は Jones 店だ。Sunset 店や Sahara 店なども距離的にそれほど大きな違いはない。
 
【 会社データ 】 
本社 : 3111 West Allegheny Ave. Philadelphia, PA 19132
創業 : 1921年
店舗数 : 約 595
従業員 : 21,000人
売上 : 22億 5000万ドル (2004年 10月期)
上場 : ニューヨーク証券取引所 会社コード PBY
WEBサイト : http://www.pepboys.com
 
【 ラスベガス近郊の店舗 】 
 1. 4155 S. Jones Blvd. Las Vegas, NV 89103   702 - 362 - 3833
 2. 3490 E. Sunset Rd. Las Vegas, NV 89120   702 - 454 - 6122
 3. 637 E. Sahara Ave. Las Vegas, NV 89104   702 - 796 - 0600
 4. 670 E. Tropicana Ave. Las Vegas, NV 89121  702 - 435 - 8266
 5. 506 S. Decatur Blvd. Las Vegas, NV 89107  702 - 877 - 0791


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