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大型流通店 - [ Costco ]




住所   222 Martin Luther King Blvd. Las Vegas, NV 89106
電話   702 - 384 - 6247
営業時間   月〜金 10:00am-8:30pm、 土 9:30am-6:00pm、 日 10:00am-6:00pm
地図   店舗1  店舗2  店舗3  店舗4 (店舗4はコスコビジネスセンター)

 安売りが自慢の会員制倉庫型ディスカウントストア。日本では [コストコ] と発音されているようだが、こちらでは [コスコ]。

 宣伝経費、内装、陳列、包装、店員サービス、流通経路などを徹底的に簡素化し、とことん安さを追求した会員制倉庫型ディスカウントストアは、80年代に登場すると (先べんをつけた Price Club 社はすでに 76年には存在していたが、当時はまだ現在のような形態にはなっていなかった)、消費者のニーズや時代にマッチしたのか、瞬く間に全米に広がった。
 ブームとなった要因を 「店舗の広さと、飾り気のない無頓着な陳列から来る安いイメージが消費者にウケたため」 と多くの専門家が分析しているが、「ゴミや無駄を無くそうとする世界的なエコロジーブームと、店内装飾や包装を極力抑えようとした企業理念がうまくマッチしたため」 とする見方もある。
 いずれにせよブームがピークに達した 90年代初頭、当時隆盛を極めた Pace (Sam's Club の前身)、Price Club、Price Saver、Costco などの各社は、消費者の 「包装不要、店員不要、過剰サービス不要」 といった意識や省資源を良しとする社会的な潮流の後押しもあって、"トレンディーな花形企業" としてもてはやされた。
 「過剰サービスの店は悪、サービス無しの店が善」 という短絡的な図式が定着しかねない状況で、美しい店舗やきめ細かいサービスを売り物にしてきた従来型スーパーマーケットなどがアイデンティティーと方向性を見失いかけたのもこの頃だった。
 しかしその後、倉庫型ディスカウントストア自体の需要は落ち込まなかったものの、参入企業が多くなりすぎたためか、同業者同士での競争が激しくなり、90年代後半からは吸収合併など統廃合の時代を迎えることになる。
 そのような経緯を経ながら、現在では結果的にこの COSTCO と SAM'S CLUB だけが生き残るという 2社独占の状態に集約され、両社はその独占的な市場環境からもたらされる繁栄を謳歌している。

 COSTCO と SAM'S CLUB は価格的にも内容的にもほぼ互角といった感じで、どちらで買うべきかは好みの問題だろう。ロケーション的にも、「COSTCO がある町には必ず SAM'S CLUB あり」 といっても過言ではないほど両社は互いに譲らず同じような場所に出店している。また、世界戦略においても両社は似たような行動を取っており、SAMS' CLUB が中国進出を果たすと、すぐに COSTCO も日本に店を出すというありさまだ。ちなみに2010年3月現在、日本では東京、神奈川、千葉、兵庫、福岡など9ヶ所に出店している。

 会員制のため入店時に会員カードの提示が求められるので、原則として非会員は入店できない。年会費は $50 (ちなみに SAM'S CLUB は $40) と決して安くはなく (入会金は存在しない)、観光客が一時的に買い物を楽しむには少々ためらう金額だが、会員証は全世界の店舗で共通なので、日本の住居の近くにコストコがある場合は、ラスベガス店の訪問を機会に会員になっても無駄ではないだろう。会員になる手続きは、各店舗の入口を入ってすぐの場所にあるカスタマーサービスカウンターでおこなうことができる。
 なお、カウンターまで行く際に、入口でメンバーカードの提示を求められるが、その場合は、カウンターの方を指差しながら 「これから会員になる」 などと言えば入店させてもらえる。「New Registration !」 とか 「New Member !」 などと言えば通じるはずだ。

 商品ジャンルはそれこそ多岐に渡っており、生鮮食品、日用雑貨、酒類、タバコ、衣類、家具、家電、パソコン、事務機器、文房具、カー用品、スポーツ用品など、すべてあると考えてよい。むしろ無い物を探す方が大変なくらいで、上記商品以外にも医薬品、メガネ、生花、焼き立てベーカーリー、フィルム現像サービス、タイヤ装着サービス、携帯電話の加入窓口、さらには自動車までもが販売されている。(自動車は、カーディーラーのように何台もディスプレイされているわけではなく、「今週のおすすめの新車」といった形で1台だけサンプル展示されている)
 一方、このように取り扱いジャンルの幅は広いものの、それぞれ個々のアイテムにおいては主力ブランドの売れ筋商品しか置いていない傾向にあり、不便を強いられることも少なくない。つまり、石鹸にしろシャンプーにしろコーンフレークにしろビールにしろ、通常のスーパーマーケットでは十種類以上置いてあるのに対して、COSTCO や SAM'S CLUB では数種類の売れ筋ブランドしか置いていない。
 もう一つ覚えておかなければならない注意事項は販売単位だ。アイテムによっては 「カートン売りのみ」、「1ダース単位」 など、単品販売していない場合が少なくない。石鹸、ビール、ティッシュペーパーのたぐいがまさにそれに該当する。
 あと、冒頭で触れた通り、包装がまったくないということも覚えておいた方がよいだろう。つまり、レジではいかなるアイテムに対しても買い物袋などに入れてくれない。この種の店では、地元民が車で買い物に来ることを前提としており、車のトランクまでショッピングカートを持って行けるようになっているため買い物袋自体が存在していないというわけだ。したがってタクシーなどでアクセスした観光客の場合、1ダース単位で買ったものをどうやってホテルまで運び、さらにそれをどうやって日本まで運ぶかをよく考えてから行く必要がある。

 ラスベガス近郊には 4店あるが、厳密に言うと通常のコスコは3店。残りの1店は従来からあった通常店舗が 2009年2月にまったく新しく生まれ変わって登場した 「コスコビジネスセンター」だ。この形態の店は全米で約400店舗あるコスコのうち、わずか7店しかない貴重な存在で、中小企業、飲食業、弁護士、医者、歯科医など、いわゆるスモールビジネス向けの商品に重点を置いた品揃えが特徴。つまり事務用品の専門店である Office Max や Office Depot、さらに飲食業界向けの問屋などと全面対決することを旗印に登場した新形態の店舗で、今後の全米展開が注目されている。ちなみにこのコスコビジネスセンターにはアルコール類の商品が一切なく、また日曜日は休業なので注意が必要だ。
 ストリップ地区のホテル街から一番近いのは Martin Luther King 通りにある店だが、それがコスコビジネスセンターなので、一般のコスコに行きたい場合は、少々遠いが Marks Street 店や Pavillion Center 店などに行く必要がある。

【 会社データ 】 
本社 : 999 Lake Drive Issaquah, Washington 98027
創業 : 1983年
店舗数 : 約560  (2010年3月。407が米国、77がカナダ、残りはその他の国)
従業員 : 79,000人 (2010年3月)
売上 : 723億ドル (2009年11月期)
上場 : ナスダック 会社コード COST
WEBサイト : http://www.costco.com/

【 ラスベガス近郊の店舗 】 
 1. 791 Marks St. Henderson, NV 89014  702 - 352 - 2010
 2. 801 S.Pavilion Center Dr. Las Vegas, NV 89144  702 - 352 - 2050
 3. 6555 N.Decatur Blvd. Las Vegas, NV 89131  702 - 415 - 2300
 4. 222 Martin Luther King Blvd. Las Vegas, NV 89106  702 - 384 - 6247


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