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リビエラ




英語名   RIVIERA HOTEL & CASINO
住所   2901 LAS VEGAS BOULEVARD LAS VEGAS, NV 89109
電話  702-734-5110 総客室数  2075
フリーダイヤル  1-800-634-6753 スイートルーム  154
FAX  702-794-9410 レギュラールーム  $55〜$400
外貨交換  あり スイートルーム  $250〜$600
総合評価  

リビエラホテルは 2015年5月3日に閉鎖されました。以下は営業していたころの記述です。

 「ラスベガスストリップの歴史はリビエラの歴史」 と言っても過言ではないほど、この街に足跡を残してきたホテル。

 世界中の多くの国がまだ貧しかった 50年代、アメリカの繁栄だけは黄金のごとく輝いていた。それでも当時のラスベガスはまだ黎明期にあり、今と同じように華やいでいたわけではない。すでに存在していたフラミンゴ、デザートイン、サンズなども今でいうところのモーテル程度の規模でしかない小さなカジノホテルだった。
 自動車のフォードが世界に先駆けスポーツカー 「サンダーバード」 を発表し、無名のエルビスプレスリーが静かにスーパースターへの道を歩み出そうとしていたその頃、壮大なるリビエラ計画は着々と進んでいた。そして 1955年、ついに全米の国民が見守る中、超大型ホテル 「リビエラ」 が華々しく誕生した。
 9階建 300室、大型プール、夜間照明付テニスコート、スロットマシーン 116台、テーブルゲーム 18台というどれをとっても当時としては異例の規模に多くの関係者が驚いた。また、ロビー、客室、レストラン、調度品、装飾品、すべてが当時の常識をはるかに上回るもので、そのゴージャスなリビエラの人気は全米の富裕層の間にまたたくまに広がった。
 こうしてリビエラは 「エンターテーメントのふるさと」 としてラスベガスの街と共に繁栄の道を歩み出したのである。

 50年代後半のジョージバーンズ、ディーンマーティン、エンゲルベルトフンパーディンク、バーバラストライザンド、そして 60年代以降もフランクシナトラ、ケニーロジャース、ライザミネリ、オリビアニュートンジョンらの世界のスーパースターたちが次々とリビエラを中心に活動するようになり、ラスベガスにおけるリビエラの名前は不動のものとなっていった。
 しかしその後シーザーズパレス、MGM (現在のバリーズ)、ラスベガスヒルトンなどの台頭とともに、スーパースターたちも次第にそれらの競合ホテルに舞台を移し始め、流れはリビエラの 「黄金時代」 から新たな 「競争の時代」 へと突入していった。
 その間リビエラも増築に増築を重ね現在の 2000室規模にまで拡大したものの、相次ぐ競合の進出で 80年代にはリビエラの地位は相対的に低下していった。

 そして 90年代に入ると、ミラージ、ラクソー、トレジャーアイランド、MGM Grand などの巨大テーマホテルの出現がラスベガスに新風を吹き込み、ラスベガスは新時代に向けて大きく変わり始めることになる。
 その間リビエラとともにラスベガスの繁栄を築いてきたデューンズ、マリーナホテル、旧アラジンなどは次々と姿を消し、もはやリビエラの名前も完全に新興勢力の陰に隠れてしまった。
 それでも古き良き時代の繁栄と過去の栄光を知っているオールドファンたちに支えられ、今でもリビエラはそれなりの威光は放ち続けている。(若い世代にはその威光が見えないようだが…)

 さて、歴史の話はそのへんにして、日本からの観光客にとってのリビエラだが、場所的にはサーカスサーカスの目の前でなおかつコンベンションセンターへも歩いて行けるという意味においては決して悪いロケーションではない。ウィンラスベガスにも近い。
 が、話題の中心となりがちなフォーコーナー (ベラージオやバリーズがある前の交差点) や新フォーコーナー (MGM や NYNY がある前の交差点) はかなり遠く、一般の日本人観光客にはあまりお勧めできない。
 またナイトショーに関しても、「エンターテーメントのふるさと」 の名に恥じないリビエラらしいすばらしいショーを長らくやっていたが、目玉の 「スプラッシュ」 が 2006年 9月に終わってしまうなど、今は日本人が楽しめるようなショーはあまり見当たらない。ちなみに 2006年春に、和製ミュージカル 「筋肉ミュージカル "MATSURI"」 が行なわれたこともあったが、2ヶ月間の限定公演だったため、それはすでに終了している。
 北ストリップ地区全体が相対的に地盤沈下していることに原因があるのかもしれないが、いずれにせよ、なにか特別な理由でもない限り、一般の日本人観光客がこのホテルに泊まる必要はないだろう。
 それでも、建物そのものは決して新しいとは言えないが、過去はもちろん現在においても北ストリップ地区ナンバーワンのホテル (ただしウィンラスベガスを除く。あそこは北ストリップ地区と呼ぶにはあまり北ではない) であることに変わりはなく、ラスベガスの古き良き時代の香りを少しでもかいでみたいという者にはおすすめかも知れない。
 なお参考までに、このリビエラは、昔のマフィアの抗争を描いたロバートデニーロ主演の映画 「CASINO」 (1996年) の舞台になったことでも知られている。


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