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PROGRESSIVE MACHINE


 スロットマシンやビデオポーカーなどにおいて、ジャックポット ("777" などが並んだ場合の一等特別賞 ) の賞金をあらかじめ決めることはせずに、積立方式によってその金額を決定するマシンのこと。
 
 この積立方式とは、同じタイプのスロットマシン数十台あるいは数百台を連動させ、それらすべてのマシンに刻々と投じられるコインの金額の何パーセントかを自動的に積み立てていき、誰かがどこかの台でジャックポットを出した際に、その者がその積立金のすべてをボーナスとしてもらえるという方式。積立金がその時点でいくらになっているかは、頭上の表示板もしくはそのマシン自身に電光掲示されているのですぐにわかる。
 この PROGRESSIVE MACHINEには、そのカジノ内のマシンだけをリンクさせたインハウスタイプと、他のカジノのマシンもリンクさせた広域タイプがある。広域タイプの場合、さらに系列ホテルのカジノだけをリンクさせた社内ネットワーク型と、不特定多数のカジノをリンクさせ第三者が管理する壮大な広域ネットワーク型がある。
 この後者のタイプを管理している 「第三者」 として有名なのが IGT社(International Game Technology社)だ。IGT社はこの市場をほぼ独占しており、二番手の CDS社 (CASINO DATA SYSTEMS社) を大きく引き離している。これらの企業はマシンのタイプにより ($1マシンとか 25セントマシンとか) それぞれ独立したネットワークを構築し、その端末であるスロットマシンを各ホテルのカジノに設置している。
 有名なネットワークとしては、$1 マシンでは IGT社の 「Megabucks」、「Wheel of Fortune」、CDS社の 「Cool Millions」 などがある。25セントマシンでは IGT社の 「Quarter Mania」、「Wheel of Fortune」、「Elvis」、「Quarter Deluxe」 などが有名だ。
 中でも 「Megabucks」 は積立金が高額になることで知られており、2003年 3月 21日、ラスベガスのエクスカリバーホテルのカジノで 3971万ドル (その日の換算レートで約 48億円) というとてつもない超高額ジャックポットが飛び出している。(上の写真は、その世界記録が出る3時間ほど前に撮影されたもの)
 ちなみにこの 「Megabucks」 の場合、ジャックポットが出た後は 700万ドルから積立金がスタートするようになっている。つまり最低でも 700万ドルは保証されているというわけだ。
 ネットワークシステムや州の法律によっても多少異なるが、ジャックポットの賞金は 「100万ドルまでは一括払い、100万ドルを超える分に関しては 25年間の分割払い」 などというような規定になっていることが多い。したがって 700万ドルを当てたからといって、すぐに全額を受け取れるわけではない。なお最近は、「金利分だけ減額されてもいいから一括払いで全額を受け取りたい」 という希望が受け入れられるようになってきた。また、始めから 「全額を一括で払います」 という条件でジャックポット金額を決めているマシンも少なくない。そのようなジャックポットのことを 「インスタントキャッシュ」 と呼んでいる。


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