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GRIFFIN


 一般の単語としての Griffin には、上半身がワシで下半身がライオンの姿をしたギリシャ神話に出て来る "宝を守る怪獣" の意味と、"賭博に関わる密告" のような意味があるが、カジノの世界で Griffin といえば、カジノにおける不正行為を総合的に監視、研究、分析、防止するために活動している民間諜報組織 Griffin Investigations のことを指す。(1967年創設、右のロゴは同組織のもの)

 カジノで不正行為を働き逮捕されたことがある人物などはもちろんのこと、ブラックジャックのカードカウンター、超高額ジャックポットの的中者、カジノを解雇された問題社員などの名前や顔写真をデータベース化し、全世界のカジノ経営者に配信することを主な業務としている。
 また、不正の手口などに関する情報も一元的に管理しており、その情報収集能力は警察をはるかに超えるもので、業界内では絶大なる権威を持っていると同時に、その活動は未知の部分も多く、伝説的かつ謎の組織とされている。
 同組織が発行するトップシークレットの "Griffin Book" (電話帳のような分厚い印刷物。もちろん頻繁に更新されている) は、カジノ経営者の間で長らくバイブル的な存在だったが、近年はインターネットを利用した高度なサービスも提供し始めており、この世界にもハイテク化の波が押し寄せている。
 ちなみに、高度な画像処理技術を駆使した監視システム "Griffin 2000" では、各カジノのサーベイランス部門 (監視カメラを管理している部門) の監視カメラに写った人物画像を自動的にブラックリストの人物かどうか判別できるようになっており (その精度などは未公開のため未知の部分が多い)、カジノが巨大化してきた今日、もはやこのシステム無しでは効率的な監視が不可能とのことで、ラスベガスではほとんどすべのカジノホテルが Griffin Investigations となんらかの契約を交わしているといわれている。
 "Griffin 2000" の普及にともないカードカウンターなどの摘発が急増している一方、誤動作も少なくないようで、近年、カジノや Griffin が訴えられるケースが目立つなど、問題も少なくない。


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