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タクシー


 このページに掲載されている内容は、従来型のタクシーに関する情報で、スマホ利用の相乗りサービス Uber に関しては、近日中に別項目で掲載する予定。

 ラスベガスには路線バスもモノレールもあるが、やはりなんといっても一番便利なのはタクシーだ。台数が多いばかりか、料金も日本に比べやや安く、使い勝手が非常によい。
 また、ラスベガスでのタクシー利用はホテル間の移動など、近距離移動が中心となるため (そもそも街の周囲は砂漠のため、ゴルフ場以外、何十キロも離れた遠い場所に目的地はほとんど存在しない)、どんなに近い距離でも運転手にイヤな顔をされることがない。夏の暑さや冬の寒さが厳しいラスベガスでは、となりのホテルにナイトショーを観に行く際の利用など、超近距離利用も当たり前のように行われている。

 車両は左の写真の通りセダン、ミニバン、SUV (スポーツユーティリティービュークル) の 3タイプあり、料金は同じで、台数的にもどれも同じ程度に存在している。
 どのタイプも定員は 5人 (運転手も含めると6人) となっているが、スーツケースなどを持つ観光客 5人がセダン 1台に乗り込むことはスペース的にむずかしいので、そういった場合はミニバンを選ぶしかない。

 安全上の理由から、ストリップなどの路上からタクシーに乗車することは原則として認められていない。つまり、ラスベガスでは 「流しのタクシーをつかまえて乗る」 という概念はなく、空港、ホテル、レストランなどの所定の場所から乗車することになる。
 なお、一流ホテルなどのタクシー乗り場においては、タクシーのドアを開けてくれる現場スタッフに対して チップとして $1程度を渡してから乗車する (←クリックでその様子の写真を表示) のが慣例となっている(必ずしも渡す必要はないが、そのような習慣があることだけは覚えておきたい)。ちなみにラスベガスのタクシーのドアは日本と違い自動ドアではない。

 乗車運賃は初乗り ( 1/12 マイル、約 134m まで) が $3.50、その後 1/12 マイルごとに $0.24。(2015年8月改訂)
 この料金体系をメートル単位の距離換算で表現するならば、「乗った瞬間に $3.50、あとは 1km ごとに $1.97」 ということになる。
 それほど高くないようにも思えるが (ちなみに東京は 280m ごとに 90円なので、1km あたり 310円)、必ずしもそうとは限らないので注意が必要だ。それは待機料金の存在で、1分 $0.54 課金される。信号待ちなどの停車中のみならず、時速12マイル(約19km/h) 以下での低速走行時に対しても課せられるので (東京の場合、時速10km 以下)、渋滞が発生しやすい夕方以降の時間帯のストリップ地区では、この待機料金はバカにならない。
 さらにラスベガス独自のタクシー料金として、空港通行料というものもある。これは、空港からの乗車、つまり空港から出て行くタクシーを対象とした課金で (空港に向かう乗車では課金されない)、乗客の人数に関係なく一律 $2.00。またクレジットカードでの支払いに対しては $3.00 の手数料がチャージされる。
 そして 2015年8月の料金改定から新税として (これまでは存在しなかった税)、上記各種料金の最終合計に対して運輸サービス税 3% が課税されることになったので(一般の商品に課せられる消費税は課税されない)、初乗り料金や距離料金だけで最終費用を予想すると予算オーバーになりやすい。
 さらに 15%〜20% 程度のチップを上乗せして支払うことになるので、「ラスベガスのホテルは空港から非常に近い」 といえども、最低でも $20 にはなってしまうことを覚えておきたい。
 なお、これは料金の話ではないが、シートベルトを着用していない乗客には $25.00 の反則金が課せられる可能性があるので、警察が近くを走行しているときなどは注意が必要だ。(警察の有無に関係なく着用すべき)

 ラスベガスのタクシーは "動く広告塔" とも言われているほど、派手な広告 (←クリック) で有名だ。ほとんどすべてのタクシーが、その屋根と後部になんらかの広告を乗せて走っており、その内容はナイトショー、レストラン、カジノ、コンベンション、イベントなどの宣伝はもちろんのこと、アダルト系の怪しげな写真なども珍しくなく、その派手さとジャンルの広さは見ている者を飽きさせない。

 さて、タクシードライバーの質についてだが、街の発展に伴う人口急増が著しいラスベガスにおいては、タクシードライバーといえどもニューカマー (その街に住み始めたばかりの新参者) であることが珍しくなく、主要ホテル以外の場所へ行こうとすると、逆に道順を聞かれたりすることがある。「日本人観光客の方がレストランやゴルフコースの場所をよく知っている」 との冗談話もよく聞かされるが、主要ホテル以外へ行きたい場合はあらかじめ目的地の住所などを書き留めておいて、それを提示するようにした方がよいかもしれない。
 なお、英語で言い争えない弱みに付け込み、外国人観光客などをターゲットに、メーターとはちがう料金を請求したり、法外なチップを要求したりするドライバーが少なからずいると聞く (読者などからの報告)。上記の料金体系を頭に入れておけば、法外な料金を要求されているかどうかは簡単にわかるはずなので、そのような場合はハッキリと 「ノー」 と言うようにしたい。黙って払ってしまうことは、そのあとにラスベガスにやって来る観光客の被害遭遇率を高めるだけだ。

 タクシードライバーの話が出たついでに、空港からホテルへ行く際の道順について。
 多くのドライバーは左図の赤で示した高速道路を使う。信号が無く運転が楽なのと、目的地へ早く到着すること、そして売り上げも伸びるからだ。
 高速道路自体は有料道路ではないが、遠回りとなり走行距離が長くなる分だけ料金は高くなる。(料金差や時間差など、詳しいデータは週刊ラスベガスニュースのバックナンバー第308号と第888号を参照のこと)
 たしかに高速道路利用はホテルへやや早く到着することになるが (特に一般道が渋滞している場合)、わずかな料金差を気にする者や (ホテルの位置によっては、わずかではないこともある)、ホテル街の景色を楽しみたい者にとっては歓迎すべきことではないだろう。
 高速道路利用を望まない場合は、必ず運転手に対して、一般道を利用するように申し出るようにした。「Please don't take freeway」 もしくは、「Please take Paradise Road」 などといえば通じるはずだ。
 ちなみに一般道を利用した場合の主要ホテルまでの料金は約 $20〜$30 (ホテルの位置によって多少異なる)、高速利用の場合は $25〜$35、それに多少のチップが加わる。

 空港におけるタクシー乗り場の位置に関しては、特にむずかしいことは何もない。バッゲージクレームでスーツケースなどをピックアップしたのち、大多数の人が進む流れに沿って建物の外に出れば、タクシー乗り場が見えるはずだ。もし違った場所に出てしまった場合は、頭上に表示されている案内板などで 「Taxi」 と示されている方向に進めばよい。
 時間帯によっては非常にたくさんの乗客が列を成して待っている場合もあるが、到着するタクシーの数も非常に多いので、長時間待たされることはまずないはずだ。それでもコンベンションなどのビッグイベントがあったりすると、長蛇の列になることもたまにある。そういった場合はシャトルバスを利用する方法もあるが、そのような状況ではシャトルバスも混んでいる可能性が高く、そのままタクシー乗り場に並んで待っていたほうが早いことが少なくない。
 ちなみにシャトルバスの乗り場は、バッゲージクレームが第1ターミナル (大多数の航空会社) の場合、タクシー乗り場の反対側にあるので、"Shuttle Bus" と書かれた頭上の案内板にしたがって進む必要がある。第3ターミナル (ユナイテッド航空など) の場合、シャトルバス会社の受付窓口が自然に視界に入ってくるので特に心配することは何もない。
 ちなみにシャトルバスは、料金的にはタクシーよりも安いが、あまり便利な乗り物ではないため、基本的にはタクシー優先で考えたほうがよいだろう。なお、シャトルバスに関する詳しい情報は別項の [ラスベガス国際空港 ←→ 各ホテル] を参照のこと。


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