BUFFETのトップ
BUFFET に関する一般知識


 バフェィとは 内容 料金と時間 1日料金 (一店) 1日料金 (複数店)
 評価メニュー 子供料金 掲載バフェィ 支払・着席方法 ノンアルコール
 箸と醤油 アルコール CB チップ 混み具合


[ 発音に注意 ]

 このページで BUFFET についてあれこれ語る前に、まず最初にこの単語の発音について触れておきたい。
 この BUFFET、語源がフランス語ということもあり、短い単語であるにもかかわらず発音が意外とむずかしい。「ビュッフェ」と言っても「バフェ」と言っても、まず通じることはなく、ましてや日本式表現の「バイキング」では絶対にダメだ。アメリカでの発音に最も近いカタカナ表記は「バフェィ」だが、それでもアクセントを「バ」の部分ではなく、うしろの「ェィ」の部分にしっかり置いて発音しないと、これまた絶対に通じない。
 もともと外来語をカタカナで表記すること自体に無理があるため、カタカナ表記などどうでもよいことではあるが、多くの日本人が現場で困惑しているような場合は話が別だろう。
 BUFFET は発音のみならずスペルも変則的なためか、一般の日本人観光客にとって筆談もむずかしいようで、現場スタッフに「Where is ビュッフェ?」などと怪しげな発音で叫びながら途方に暮れている日本人観光があとを絶たない。もちろんラスベガスにおける BUFFET の存在感があまりにも大きく、またホテルのサイズが非常に大きいため見つけにくいという事情もトラブルの発生頻度に拍車をかけているが、日本語のガイドブックなどにおけるカタカナ表記の不適切さが問題を助長していることもたしかだろう。
 できることならそのような不必要なトラブルは避けたいというのがラスベガス大全の基本スタンスで、以上のような理由からこのラスベガス大全では、日本で定着している「ビュッフェ」とか「バイキング」ではなく、かなり変則的に見えるかもしれないがあえて「バフェィ」と表記することにした。


 
[ バフェィとは ]  
TOP ▲

 バフェィとは、定額の料金で "食べ放題" 食べることができるセルフサービス形式のレストランのこと。(この形式の店のことをアメリカでは通常「レストラン」とは呼ばないため、ここでの「レストラン」という表現も正式には正しくない)。
 食べ放題形式の店はアメリカではもちろんのこと日本でも多くのホテルが持つ施設であり、本来であればわざわざここで取りあげるほどの観光情報ではないが、ラスベガスにおけるバフェィの存在は非常に特異で、他の都市のそれとはかなり事情が異なっているのであえて取りあげることとした。
 カジノを持つホテルにとってバフェィは非常に重要な意味を持つ。バフェィ運営の成否がカジノ収益を左右すると言っても過言ではないほどその存在意義は大きいようだ。したがって各ホテルはバフェィに対して並々ならぬ関心を示しており、その結果、規模も内容も世界で例を見ないほど派手なものになっている。
 安くておいしい食事を提供することにより少しでも多くの客を集め、一人でも多くの客にカジノで金を使ってもらいたい、という戦略がバフェィ運営の根底にある。また、すでにカジノで遊んでくれている客に対しては、豪華な料理を短時間で素早く食べることができる場所を提供することにより、食事時間がカジノでのプレー時間を圧迫してしまうことを最小限に抑えたいというねらいもある。
 このようにラスベガスにおけるバフェィはカジノ運営を側面から支援するという重要な役目を果たしており、おのずとその規模や内容は他の都市のバフェィに比べ派手になりがちだ。その結果、否が応でもラスベガス訪問者の食生活からバフェィは切っても切り離せない存在となっている。
 たった今、「安くておいしい食事」と表現したが、今はそうでもなくなってきている。バフェィは、もともとは「ギャンブラーたちの簡易食堂」的な存在で、90年代初頭までは $10 以上する店などほとんどなかった。
 しかし近年は、ギャンブルとは関係なくバフェィそのものを楽しみにやって来る客も増えてきているため、料理の内容が年々豪華になり、ディナータイムで $15 以下のバフェィを探すことはもはやむずかしい状況。値段だけを見る限り、かつての「安い」という印象は完全に薄れつつあり、利用者側の期待も「料金の安さ」から「料理の豪華さ」に移ってきているようだ。
 いずれにせよ、この種のスタイルの食事を好む好まざるにかかわらず、"ラスベガスの文化に触れる" という意味でもぜひ一度はバフェィを利用してもらいたい。

 なお、ついでなのでバフェィのルーツについても簡単にふれておきたい。ラスベガスにおけるバフェの歴史は長く、そのルーツは、今はなきカジノホテル El Rancho Vegas が 1950年代に始めた Buckaroo Buffet といわれている。
 「カジノ客を深夜遅くまで引き止めておきたい。そのためにはレストランも深夜まで開けておく必要がある。しかしシェフ、ウェイトレス、レジ係、皿洗いなどを長時間雇っておくのは経費がかかりすぎるのでいやだ。なにかいい方法はないか」という発想から、結局、大量に作り置きしておいたサンドイッチやスナックをテーブルに並べて 1ドルで自由に食べられるようにしてみたら大当たりした、というのがバフェ誕生のきっかけとされる。


 
[ 朝、昼、晩で内容が異なる ]  
TOP ▲

 バフェィは均一料金が売り物だが、多くの場合、朝、昼、晩の時間帯によって料金が異なっている。もちろんそれに応じてメニューも変わってくる。


 
[ 料金と営業時間 ]  
TOP ▲

 何ごとにおいてもめまぐるしく変化するラスベガス。バフェィの料金や営業時間も頻繁に変わる。また料金表示においても消費税込みの場合とそうでない場合があったりする。ちなみにラスベガスの消費税は現在 8.1% だが、これもいつ変わるかわからない。そのような状況下においてすべてのバフェィ情報を常に最新のものに維持することは極めてむずかしい。よって、ここに掲載する情報はあくまでも目安と考えていただきたい。


 
[ 1日料金 (同一店) ]  
TOP ▲

 2009年ごろから急に増えて来ているのが、1日料金制。これは、均一料金で何度でも入店できるというシステムで、朝食、昼食、夕食を個別に支払った場合よりも 3〜4割前後安い価格設定になっているのが特徴。金銭的なメリットがある反面、朝、昼、晩、毎回同じ店で食べなければならないという欠点もあり、いろいろな店でいろいろな料理を楽しみたいという者には不向きだ。ラスベガス大全としても、これはおすすめしない。
 ちなみにこの1日料金制は、ホテル側にとって、宿泊客が他のライバルホテルに食事に出かけてしまうことを防げることになり、結果的に自社のカジノにつなぎとめておくことができるという大きなメリットがある。
なお、この「1日」の意味は、「その日」、つまりその日の朝食時間から夕食時間までの間に何度でも入店できる場合と、「最初の入店時刻から24時間」、つまり日付をまたいでも入店可能という場合があるので、利用する際はそのことを必ず確認するようにしたい。
 ちなみに前者の場合、常識的には朝食、昼食、夕食の3回しか利用できないが(もちろんルール上は4回でも5回でも入店可能だが)、後者の場合、たとえば朝9時から利用し始めれば、その日の朝食、昼食、夕食、そして翌日の9時前にもう一度朝食、合計4回利用できることになる。入店時刻が有効期限内であれば、入店後に有効期限が過ぎても食べ続けていてかまわない。
 夕食メニューのほうが一般的に内容が豪華なので、金銭的なメリットを最大限に享受したい場合は、夜からスタートして夕食を2回楽しむというのがベストということになる。なお、24時間有効と言っても深夜から早朝にかけての時間帯は営業していないので要注意。もちろんこの1日料金制はすべてのバフェィが導入しているわけではない。


 
[ 1日料金 (複数店) ]  
TOP ▲

 上記の1日料金制をさらに発展させたのがこのシステムで、系列ホテルが運営する複数のバフェィで利用できるのが特徴。毎回同じ店で食べなければならないという利用者側の欠点はかなり解消され、経済性に加え利便性も高い。
 ちなみにこのシステムは 2010年に、ラスベガスで複数のカジノホテルを運営する Harrahs 社(現 Caesars 社)が初めて導入し、シーザーズパレス、フラミンゴ、パリス、プラネットハリウッド、インペリアルパレス(現 LINQ)、リオ、ハラズの各ホテルのバフェィがこのシステムの対象となった。利用方法など詳しい情報は、週刊ラスベガスニュースのバックナンバー第698号に掲載。


 
[ 評価はディナーメニューで ]  
TOP ▲

 個別のバフェを紹介するページにおける評価コメントは、原則としてディナーメニュー時の取材に基づくものであり、朝食時や昼食時の内容ではない。
 なお、同一の店においても時間帯によって料理の内容が違ってくることはすでに述べた通りだが、同じ店の同じ時間帯でもシーフードなどの食材に関しては、その調達において季節的変動があるので、必ずしもコメントの通りというわけではない。したがって、「カキを食べたい」、「必ずカニを食べる」など、明確な目的を持って店へ行く場合は、入店前に入口のスタッフに、それら目的の食べ物があるのかどうか確認する必要がある。


 
[ 子供の料金 ]  
TOP ▲

 もともとラスベガスは「大人の街」であり、またバフェィ自体がギャンブラーの来場を想定しての施設なだけに、子供料金に関してはあいまいな場合が少なくない。また子供の定義に関しても各ホテルにおいてまちまちなので、もし子供料金を知りたい場合は、そのつど現場で確認するようにしたい。
 各種ガイドブックなどに掲載されている子供料金の情報はおろか、そのホテルのサイト内の情報ですら、現場とは食い違っていたりすることも少なくない。結局のところ、ホテル自体が「子供大歓迎」というスタンスを公表しながらマーケティングしているサーカスサーカスホテルとエクスカリバーホテル以外のホテルでは、子供に対する優遇料金をあまり期待しないほうがよいだろう。


 
[ 地元民相手のバフェィは除外 ]  
TOP ▲

 このセクションに掲載したバフェィ情報はすべて一般観光客が利用する主要ホテルのバフェィに関するものであり、ストリップ地区からやや離れた場所にある地元民相手のカジノが運営するバフェィは対象外とした。一般的に地元民相手のバフェィのほうがコストパフォーマンスが高いとされるが、レンタカー以外に交通手段がほとんどないため掲載はあえて割愛。


 
[ 料金の支払い方法と着席方法 ]  
TOP ▲

 一般のレストランとは異なり、バフェィではその料金体系が均一料金ということもあり、多くの場合、「前払制」となっている。入口にあるレジで人数分の料金を支払い(クレジットカード、現金、どちらでも可)、あとはレジの直後にいる案内係の指示に従って指定された場所に向かい着席する。かつてはその際に、喫煙席か禁煙席か聞かれたが、今は法令によりどの店も全席禁煙なので、人数しか聞かれない。
 着席するとそのテーブルを担当しているウェイトレスもしくはウェイターがすぐに現れ、飲み物の希望を尋ねてくるのでコーヒー、コーラなど希望をその場で伝える。バフェィは食べ物だけでなく飲み物も飲み放題ではあるが(ただしアルコール類は除く)、労働組合などとの雇用関連の理由から、飲み物は自分で取りに行くのではなく、ウェイトレスやウェイターにオーダーするようになっているのが一般的。(ただし飲み物もセルフサービスの店が増えてきている)
 なお、一人で複数の飲み物、たとえばオレンジジュースと紅茶などを同時にオーダーすることも可能。オーダーしたら、あとは自由に好きな食べ物を取りに席を立ってかまわない。(頼んだ飲み物が運ばれてくる前に料理を取りに行ってかまわない)
 全員が同時に席を立つ場合、ハンドバッグなどの貴重品は席に残さないようにしたい。比較的安全なラスベガスといえども、置き引きなどの泥棒に遭遇する確率がまったくゼロというわけではないからだ。


 
[ 飲み物 (ノンアルコール類) ]  
TOP ▲

 アルコール類ではない一般の飲み物、つまりコーヒー、紅茶、アイスティー、オレンジジュース、トマトジュース、牛乳、コーラ等は無料で(入店時に支払った料金に含まれている)、なおかつおかわりも自由だ。ただし多くの店において、これら飲み物だけはなぜかセルフサービスではなく、担当のウェイトレスやウェイターに頼んで持ってきてもらうことになっている。(飲み物もセルフサービスになっている店も無いわけではない)
 ソフトクリームなどですら自分で機械を操作しなければならないセルフサービス方式になっていることを考えると、このドリンクのオーダーシステムは一見不可解だが、複雑な組合組織や雇用問題などが背景にあるため、これはこれで受け入れるしかない。英語でのやりとりが苦手な者にとっては少々おっくうなシステムだが、上に列挙した各アイテムは日本人の発音でも比較的通じやすいものばかりなのであまり気にすることはないだろう。しいてあげれば、一番簡単そうに見える MILK が意外と通じにくいかもしれない。
 なお、コーヒーに入れるミルクが欲しい場合、「ミルク」とはいわずに「クリーム」というのが普通だ。多くの場合、コーヒーを頼むと「クリームはいるか?」と聞かれるので、「Yes, please.」などと答えればよい。
 砂糖などはあらかじめテーブルに置かれている。あとこれはアメリカの特徴だが、アイスティーはあってもアイスコーヒーはないことを覚えておこう。日本のおいしいアイスコーヒーの存在を知ったスターバックス社などがアメリカでアイスコーヒーを広めたのはそれほど古い話ではなく、存在自体はかなり認知されてきたものの、バフェィやレストランなど、一般の飲食店でアイスコーヒーを置いているところはまだまだ少数派だ。
 最後に蛇足ながら、飲み物の発音などが少々デタラメでも相手は気分を害さないものだが、持ってきてくれた際に「サンキュー」も言わない客に対しては不快に思うものなので、オーダーした物がきちんと運ばれてきた際には、感謝の意を込めて笑顔で「サンキュー」と言うようにしたい。
 なお、バフェィで頼むことができるドリンクの種類は以下の通り。(どこのホテルもほとんど同じ。発音に自信がない場合は、以下のスペルを紙などに書き留めて見せればよい)

 Arnold Palmer、 Coke(or Pepsi)、 Diet Coke (or Diet Pepsi)、 Coffee、 Decaf Coffee、 Hot Tea、 Ice Tea、 Hot Chocolate、 Lemonade、 Orange Juice、 Tomato Juice、 Grape Fruit Juice、 Cranberry Juice、 Apple Juice、 Milk、 Low Fat Milk、 Root Beer、 Hot Water、 Water、
(Arnold Palmer の意味がわからない場合は [辞書] セクションを参照のこと)


 
[ 飲み物 (アルコール類) ]  
TOP ▲

 「均一料金で食べ放題」が売り物のバフェィといえども、ほとんどのホテルにおいてアルコール類だけは別料金制となっている。したがって、アルコール類が欲しい場合、一般の飲み物と同様、ウェイトレスやウェイターに頼むことになるが、持ってきてくれた飲み物と引き替えにその場で代金を支払うシステムになっているので 小額紙幣を用意しておくようにしたい。(カジノ内に両替マシンがある。そのマシンの使い方に関しては、週刊ラスベガスニュースのバックナンバー第597号を参照のこと)。
 なおチップとして 1〜2ドル程度余分に渡すと喜ばれる。アルコール飲料の代金もチップもクレジットカードで払えないことはないが、小額紙幣の現金のほうが時間もかからず何かと便利なはずだ。
 飲み物の種類としては一通りのものはそろっており、マティーニ、マルガリータ、ストロベリーダイキリといったカクテル類もオーダー可能。ビールの場合、銘柄の指定もできる。というか必ず指定する必要がある。といってもその範囲はバドワイザー、ミラー、クアーズ、ハイネケン、コロナなどの代表的な銘柄までで、日本製ビールまでを用意しているバフェィは少ない。
 参考までに、カクテル類は日本語の表現と違い英語では 「アンド」が付く場合が多いことを覚えておくと便利だろう。ジントニックは「ジン・アンド・トニック」、水割りは「スコッチ・アンド・ウォーター」といった具合だ。
 料金的にはビールならば小瓶1本 5〜7ドルが相場といった感じだが、カクテル類はもう少し高い。特別なオリジナルカクテルをカラフルな写真入りメニューで紹介しているバフェィもあり、そういったアイテムは 10ドル以上することも。
 なお、アルコール専用の受付カウンターを設けているバフェィも最近増えてきており、そのような形式になっている場合はウェイトレスやウェイターにオーダーするのではなく、そのカウンターまで出向いて、そこにいる担当スタッフに自分の希望を告げて受け取ることになる。この場合でも現金決済が便利であることに変わりはないので、小額紙幣を用意しておくようにしたい。


 
[ シャンペン・ブランチ・バフェィ ]  
TOP ▲

 週末に限り「シャンペン・ブランチ・バフェィ」もしくは「サンデー・ブランチ・バフェィ」などと称する名称で平日とは多少内容の異なったバフェィをやっているホテルが少なくない。
 この種の週末バフェィでは多くの場合、朝食タイムと昼食タイムが連続しており、またシャンペンが無料で付いてくるのが普通だ。(シャンペンを飲まない人に多少の割引があったりする店もある)
 なお、このバフェィセクション内の記述において CB という省略表記があった場合、それはシャンペン・ブランチ・バフェィのことである。


 
[ 箸と醤油に関して ]  
TOP ▲

 最近のバフェィにおいては中華料理などはもはや当たり前といった感じで、簡単なノリ巻き程度の和食も珍しくなくなってきている。当然のことながら焼きソバやノリ巻きなどを食べる際には箸が欲しい。また醤油が必要となる場合もあるだろう。
 そのようなときはウェイトレスやウェイターに遠慮なくたのんでみよう。ほぼすべてのバフェィにおいて、箸や醤油は必ず用意されているはずなので、待たされることはあっても、持って来てもらえないことはない。
 ちなみに箸の場合、指で箸の動きを示しながら、「Chopsticks please?」 と言えば、まちがいなく通じる。醤油の場合は chopstick の部分を soy sauce に置き換えればよい。
 なお、バフェィによっては刺身などの和食が置いてあるセクションに箸や醤油があらかじめ用意されている場合もあるので(最近はそのようにしているバフェィのほうが多い)、とりあえず先に探してみたほうがよいだろう。


 
[ チップ ]  
TOP ▲

 バフェィにおけるチップはアメリカ人でも悩む者が少なくないようだ。マクドナルドに代表されるセルフ形式のファーストフード店などではチップを置く習慣がないので、アメリカ人がバフェィのチップに悩むことは理解できないことではない。
 結論から先に言うならば、少なくともラスベガスのバフェィにおいては「チップは置くべき」となっている。またそのことを「お願い」として店内にハッキリ明記しているバフェィもある。
 さらに最近、バフェィの料金の支払いに自動券売機を導入する店も増えてきており、そのような店では、そのマシンが画面で、「チップも今ここで払ってしまいますか?」と聞いてきて、「イエス」を選択すると、「代金の 15%、18%、20%、その他の数字を自分で設定」などの選択肢が表示されたりする。
 サービスを受ける前にチップの額を決めるのもふざけた話なので、そのようなマシンでは、「あとでテーブルに置くので、ここでのチップは $0」などの画面をタッチすればよい。
 ちなみに、チップに対する店側の言い分としては、「飲み物の注文取り、コーヒーなどの差し替え、使用済みの皿の引き上げなどをやっているのでチップを渡してあげて欲しい」ということのようで、アメリカの習慣を考えれば理解できない理論ではない。
 これに納得するかしないかは個人の自由だが、どっちにしろ一人 $2〜$3 程度の話なので、ぜひ置くようにしたい。「日本人はチップをくれない」という好ましくない固定観念が店側にできてしまうと、あとからやって来る日本人に対するサービスが悪くなるなど、迷惑をかけることになる。もちろんサービスが極端に悪かった場合は置く必要はない。
 なお、もしチップの額で悩むようであれば、「バフェィの場合はひとり3ドル」 などと決めてしまってもよいだろう。通常のレストランでは代金の 15%〜20%が相場だが、バフェィの場合、料理は自分で取って来るというレストランとは異なったシステムであることと、元々の金額が大して高くないので 3ドルでも決して失礼ではないはずだ。(料金が安い朝食や昼食のバフェィなら2ドルでも十分かもしれない)
 チップの置き方としては、食事が終わって席を離れる際にテーブルの上にドル紙幣を置けばよい。


 
[ 混雑状況 ]  
TOP ▲

 最近のラスベガスにおけるバフェィは単なる食堂という域を通り越し、一種のアトラクション的な感さえある。その結果、人気店への集中度も激しく非常に混んでいる店が少なくない。そして一般のレストランとは異なり、原則として予約を受け付けていないため(受け付けている店もあるが)、混んでいる場合はただひたすら並ぶしかないのが普通だ。したがって曜日や時間帯にもよるが、人気店の場合、30分以上並ぶことを覚悟で行ったほうがよいだろう。
 バフェィによっては、混んでいるピーク時になると現場の受付係から番号が記載された整理券を渡されたり、「何時に来い」と入店時刻を指定される場合もある。これには、「単純に行列に並ばせておくよりも、その待ち時間の間にカジノで遊んでもらったほうがよい」というカジノ側の思惑が見え隠れするが、利用者としても貴重な時間を行列で拘束されるよりはよいのではないか。
 余談になるが、行列に並んでいる際、そのすぐ横をすいすい歩いて店内に入って行く者を見かけることがある。「ずるい!」と思ってしまうだろうが、それは悪質な割り込みではないので怒ったりしてはいけない。彼らはいわゆるハイローラーと呼ばれる高額ギャンブラーで、ホテル側が上客として特別待遇している者たちだ。その種の人たちは、"並ばなくてもよい" という通行証のようなもの(通称 Line Pass)持っている。
 なお、混雑時などにおいて、一部のホテルのバフェィでは、ハイローラーではない一般の客を対象に、「並ぶのがイヤな人は 10ドルの追加料金ですぐに入店できます」といったかなり露骨なサービスをオファーすることがある。なにやらいやらしい感じがしないでもないが、時間をお金で買いたい人にとっては意味があるサービスなので、そのような人は、行列の周辺にその種の案内板が立っていないか念のため確認するとよいだろう。


BUFFETのトップページに戻る