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BALLY'S - [ Sterling Brunch Buffet ]


 知る人ぞ知る超高級バフェィ。この Sterling Brunch Buffet はバリーズホテル内にある。といっても、Sterling Brunch Buffet という名前の店はどこにもない。
 じつはこのバフェィ、同ホテル内にあるレストランを間借りして営業している食事会のようなもので、いわばイベント、つまり 「ソフト」 であり 「ハード」 ではない。つまり店の名称ではない。
 かつては超高級フランス料理店 Seasons がその会場として使われていたが、今はその店がなくなってしまったため、その隣にある高級ステーキレストラン Bally's Steakhouse が会場となっている。
 営業時間は、間借りしている身分のためレストランが休業日の日曜日のみで、また名前の通りブランチ、つまりブレックファストとランチの時間帯である 9:30am〜2:30pm と非常に限定的だ。(ラストオーダーは 1:30pm)
 会場サイズは通常のレストランのため、一般のバフェィに比べると著しく狭い。このように曜日も時間帯もスペースも非常に限られているとなると、さぞかし混んでいるのではないかと思ってしまうが、価格が需給バランスをうまく調節しているのか長蛇の列ができることはあまりない。

 さて内容だが、高いだけあってそれなりのものはある。まず入口で案内されるのを待つ間にもシャンペンが配られるなど、グレードの違いは店に入る前から明確だ。また、案内人は正装をしており、通されたダイニングテーブルも純白のテーブルクロスと生花といった具合で、大衆的な雰囲気が漂う通常のバフェィとは一線を画している。
 気になるメニューだが、キャビア、ロブスター、ソフトシェルクラブ、そして生ガキ、生ハマグリなど高級アイテムがズラリと並ぶ。味のみならず陳列も美しく、氷を使った彫刻などビジュアル的な演出も随所で見られる。
 ただ寿司セクションだけはイマイチの感がぬぐえず、マグロ、タコ、アナゴ、サーモンなどのにぎりと、鉄火、かっぱ、カリフォルニアロールなどの巻物があるだけで、比較的安いアイテムしかない。また、味もお世辞にも良いとはいえないので、寿司に関しては大きな期待は禁物だ。
 なお、キャビアは寿司セクションのガラスケースの中に入っており、担当者に申し出ないと取ることができない。それでも何回でもおかわり可能なので好きなだけ食べることができる。
 デザート類は甘さ控えめで (それでも日本のモノよりは甘い) アメリカのデザートとしてはまずまずだ。飲み物はシャンペンから日本酒までありとあらゆるものが用意されており、それらはすべて料金に含まれている。また水を頼むとボトル入りの高級ミネラルウォーターを持ってきてくれるあたりはさすがで、他のバフェィとの違いをあらためて認識させられる。

 料理の内容、ウェイターのサービス、ウェイターと客の数の比、インテリア、どれを取っても一般のバフェィとは比較にならないレベルにあるが、値段の高さを考えると当然といったところか。
 ベラージオやリオオールスイートのシーフードバフェィの2倍近い価格がはたして妥当なのか、判断はむずかしいが、この店をバフェィと考えずに高級レストランと思って利用すれば妥当なのかもしれない。
 いつも混雑していて騒々しい人気のバフェィ、大学の学食のような殺風景な巨大バフェィ、キズだらけの皿やベタ付いたナイフやフォークが出てくる三流バフェィなどに嫌気がさした者は一度行ってみるとよいかもしれない。
 行き方は、ストリップ側の正面玄関や動く歩道からこのホテルのカジノへ入った場合、カジノを突き抜けて一番奥の右側。メインロビーからの場合は、チェックインカウンターを背にしてカジノ側に向かって立って左手奥。
 最後に、この Sterling Brunch Buffet は通常のバフェィと違い前金制ではない。つまり一般のレストランと同様、食後に各テーブルで精算を済ませる。したがって担当のウェイターが精算書を持ってくることになるわけだが、当然のことながらチップが必要だ (通常のバフェィでも少しは必要だが)。
 ご多分に漏れず、この店でもチップを忘れる日本人客とウェイターとの間でトラブルが絶えないという。このラスベガス大全で掲載したことによってそのようなトラブルが増えることは望むところではないので、チップはきちんと支払って頂きたい。なお、服装に関してだが、特に正装をしていく必要はない。カジュアルで十分だ。

【 料金 】
ブランチ( 9:30am 〜 2:30pm ): $85
※料金は 2011. 9. 23 調べ

【 場所 】
カジノフロアの一番東(モノレール乗り場がある方向)側にあるレストラン街。




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