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ナイトショー ベスト10


■■ 評価基準 ■■

 一般日本人観光客にとって最も重要な 「英語力を必要としないで楽しむことができるショーかどうか」 を最優先チェックポイントとし、さらに話題性、演出、ゴージャスさ、会場の設備、料金などをミスターベガスが勝手に評価してランキング。なお、このようなものの評価は個人の好みで大きく意見が分かれてしまうため、この順位に関してはあまりこだわらないで頂きたい。

1位 LE REVE
 ベラージオのオウと極めてよく似ている水上アクロバットショー。豪快さでややこちらに、華麗さでオウに軍配が上がるような感じだが、劇場の形では断然こちらが上。完全な円形型ステージは、どこの席からでもほぼ同じ条件で楽しむことができ、悪い席というものがまったく存在しないところが非常にありがたい。個々のパフォーマンスにおいては、やや荒削りの部分も散見されるが、コンセプトが統一されているため全体が似たような内容になりがちなオウに比べ、こちらはバラエティーに富んでおり、観る者を飽きさせない。最前列の2列は、水をかぶってしまうおそれがあるため、やや安い価格設定になっているが、実際にはそれほど水をかぶることはない。最高額のVIP席はシャンペン付き。

2位 
 舞台設備の奇抜性、会場のゴージャスさ、演出、美しさ、どれをとっても天下一品。また、英語力をまったく必要としないところもうれしい。ただ、「豪華ではあるがオモシロさに欠ける」 といった、単純明快な楽しさを求める者 (特に男性に目立つ) からのきびしい意見がないわけではなく、万人から評価されているかというとそうでもない。それでも日本人 (特に女性) が一番好きなベガスでのショーであることだけはたしかなので、話題に乗り遅れたくない者は、このショーをはずすわけにはいかないだろう。なお、リーマンショック以降の不景気で(2015年になっても、ベガスのショービジネス業界では景気の低迷が続いている)、ほとんどのナイトショーは満席になることがなく当日券でも買えるのが一般的だが、このオウだけは満席になることが多い。

3位 ZARKANA
 2012年初公演のこのショーは、ベガスで8つ開催されているシルクのショーの中では 2013年にスタートしたマイケル・ジャクソンについで新しいが、2014年に大幅なリメイクが行われているので、実質的には一番新しいシルクのショーといえるかもしれない。装置系のショーともいえるオウやKAとは対照的に、シルク本来のアクロバットなどを中心に構成された 「これぞシルク」 といった感じのサーカス系のショーなので、原点に回帰した正統派のシルクを観たい人におすすめ。同じジャンルのショーと位置づけられているミスティアよりもシアターが新しい分だけハイテク設備が充実しているところにも注目したい。
(なおこのショーは 2016年4月30日をもって終演になる予定)

4位 KA
 ミスティア、オウに次ぐシルク・ドゥ・ソレイユのベガス第3弾として誕生した話題作。内容としてはストーリー性のあるアジアン・テイストになっているが、基本的には他のシルクのショーと同様、アクロバットが中心。ステージそのものが宙に浮いたり傾いたりするのが特徴で、舞台装置への投資額はラスベガスナンバーワンとか。もちろん他のシルクのショーと同様、トークの部分はないので英語が苦手な者でも安心して楽しめる。日本人のバトントワラー高橋典子さんの華麗な演技も見もの。なお、2013年6月に発生してしまった公演中の死亡事故を受け、2014年末に改良バージョンとして再出発。一部なくなったパフォーマンスもあるが、安全上の改良がメインなので、ショーの内容には大きな変化はない。

5位 PENN & TELLER
 ブラックジョークを連発する毒舌の大男と、絶対にしゃべらないチビ男、という凸凹コンビが演じる抱腹絶倒のコミカルなマジックショー。他のマジシャンがやらない奇抜なマジックが多く独創性が高い。ただ、トークの部分が多く、英語が苦手な者にとってはややわかりづらい部分があるのも事実。それでも、その問題さえ無視できればベスト3に入れてもよいほどの内容なので、2010年にランスバートンが去った今、ラスベガスナンバーワンのマジックショーといってよいだろう。なお、ときどき突然休演になったりすることがあるので要注意。

6位 BLUE MAN GROUP
 顔を真っ青に塗った3人の男によるユニークなショー。とぼけた表情で終始無言のままドタバタ劇を演じたりユニークな楽器を演奏したりする。エンディングの場面での意表をつく演出にはただただビックリするばかり。食べ物を粗末にしたり、塗料を撒き散らかしたりする演出があるためか、厳しい評価をする者も少なくないが、バカバカしさの中にも独創性が感じられ、ラスベガス大全としてはそれなりに評価したい。トークの部分がまったくないところも、シルク・ドゥ・ソレイユのショー以外では珍しく、その部分の評価も忘れるべきではないだろう。会場がしばしば変わっているのもこのショーの特徴で、2015年秋からはルクソールへ移動。

7位 LOVE / MICHAEL JACKSON ONE
 LOVE はビートルズをテーマにしたシルク・ドゥ・ソレイユのショー、MICHAEL JACKSON ONE はもちろんマイケル・ジャクソンをテーマにしたショーで、こちらも演じているのはシルク・ドゥ・ソレイユ。この種のショーの評価は、そのテーマとなっているグループや人物に対してどれだけ思い入れがあるかで決まってしまうため、どっちがよいと言い切ることはむずかしい。よって同率7位ということで、このポジションに2つ入れてみた。どちらもそれなりにレベルが高いので、仮にビートルズやマイケル・ジャクソンのファンではなくても、観て後悔するようなショーではない。なお LOVE のステージは円形になっている部分が特徴的。

8位 VEGAS! The Show
 このショーは万人向けではない上、シルク・ドゥ・ソレイユのような高級ショーでもないので、一般の人にはおすすめできないが、何年も前からラスベガスを訪れているベガス・フリークにとっては感動できるショーなので、あえて8位にランクしてみた。内容としては、ベガスの歴史とそれを彩った数々のエンターテイナーの軌跡をたどるもので、フランク・シナトラ、サミー・デービス Jr.、エルビスプレスリーなどにちなんだ出し物が盛りだくさん。さらにマジックやアクロバットなども加わり、ショーのジャンルとしては総合レビューに近い。


9位 ZUMANITY
 10位の CHIPPENDALES と同様、これはアダルト向けのショーだが、こちらは女性のみということではなく、老若男女が対象。といっても 「若」 は 18才以上が条件で、それよりも若い者は入場できない。シルク・ドゥ・ソレイユが演じているだけあって、CHIPPENDALES よりも高級感も芸術性も高く、バカバカしい庶民的な悪ふざけの要素はそれほど多くない。想像の範囲内というような単純なショーではないので観て後悔するようなことはないが、意外性や滑稽さやバカバカしさを求めるならば CHIPPENDALES のほうがよいかもしれない。日本人チェリスト MARIKO に注目。

10位 CHIPPENDALES
 これは女性向けのアダルトショー。決して上品なショーではないが、アメリカならではのエンターテインメントの真髄を観ることができるので、あえてベストテンに入れてみた。男性も入場できないことはないが、浮いてしまう可能性があるばかりか、あまり楽しめないはずなので、男性は入場しないほうがよいだろう。内容は、ムキムキ系の男性ヌードダンサーによる踊りやドタバタ劇。全裸寸前になるシーンも何回かあるが、見えそうで見えない演出が絶妙。ダンサーが客席に降りて来たら、恥ずかしがらずに一緒に盛り上がるのが、このショーの楽しみ方。



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