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外貨交換

 主要ホテルのほとんどが外貨交換サービスを行っている。多くの場合、その窓口はカジノ内のキャッシャーにあり、そこで日本円の現金をドルに替えてもらうことが可能だ。
 しかしながら、日本で交換していくより 10% 以上も不利になることが少なくないので、ラスベガスでの両替はまったくおすすめできない。
 たとえば、最近 (日本時間 2018年10月2日) のレートを例に取るならば、日本で $1=¥115 で交換できたとした場合、ラスベガスのホテルではよくても $1=¥120、空港などの両替所では $1=¥150 ぐらいの場合もある。
 もし、やむを得ずラスベガスで交換する必要に迫られた場合は、各ホテルによってレートが大きく異なるため、数ヶ所のホテルを回って有利なレートを探してみるとよいだろう。もちろん少額の両替の場合はある程度のレートで妥協し、時間の節約を優先することも大切だ。
 ちなみに、一般的にはウィンもしくはベラージオが一番良いレートを出しているとされているが (週刊ラスベガスニュースのバックナンバー第395号、597号、977号などを参照のこと)、最近はそれらホテルのレートもあまりよくない。
 アウトレットモールやラスベガス国際空港内にも両替スタンドはあるが、それらのレートはもっと悪いので(成田空港や関空の両替所よりも 15%ほど悪い)、止むを得ない場合以外は近寄らないことに限る。

 というわけで、両替は必ず日本を出発する前に済ませておく必要がある。では、日本のどこで両替すべきかということになるが、日本の場合はどこも良心的なので、よほど大きな金額以外は両替場所にこだわる必要はないだろう。
 一般的には、市中の銀行もしくは成田空港の出発ロビーで交換すればよい。なお、大きな金額を両替する場合で、ごくわずかなレート差にもこだわりたいということであれば、大黒屋などの金券ショップのレートを調べてみるのもよいかもしれない。1ドルにつき、0.5円以上、銀行よりも良い可能性がある。

 さて話はベガスに戻って、日本よりも 10%以上も悪いレートは、一見暴利をむさぼっているかのようにも見えるが、必ずしもそうとはいえない。日本の社会におけるドルの需要はいくらでもあるが、アメリカにおいて日本円はほとんど需要がなく、その需要の少ない通貨を受け取るアメリカのホテルや金融機関にとって、滞留リスクのある日本円の買い取りはビジネスとしてうま味が少ないからだ。したがって、ある程度の手数料収入が期待できる交換レートでなければやっていけないというわけである。
 いずれにせよ、必要なドルは現金にしろトラベラーズチェック(近年はほぼ消えてしまったが)にしろ、原則として日本で調達した方がよい。「◯Xホテルは日本よりもレートがよかった」などといった話もごくまれに聞くことがあるが、それはあくまでも、レートが激変したときのアップデートのし忘れなど、極めて例外的なことと考えるべきだろう。
 なお、「クレジットカードによる現金の購入」というサービスもカジノ内のキャッシャーなどに必ずあるが( Quick Cash などと呼ばれる ATM に似たマシン)、手数料が法外に高いので、よほど特別な事情がない限り利用は避けたほうがよい。


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