週刊ラスベガスニュース バックナンバー   1999年6月16日号
和食専門の BUFFET が LV にオープン
 去る 5月 21日、ロスアンゼルス地区などに多くの店舗を持つ和食バフェィの大手 MAKINO TODAI が、バフェィの激戦地区ラスベガスに本格進出を果たした。

 開業した場所は、ベラージオ、シーザーズパレスなどがある交差点から FLAMINGO 通りを西へ約 3km ほど行った地点で、FLAMINGO 通りと DECATUR 通りとの交差点の北西角にあるショッピングゾーンの中だ。
 ストリップのホテル街に宿泊する一般観光客にとっては徒歩で行ける距離ではないが、レンタカー族にとっては簡単に行くことができるので今後なにかと話題を集めそうだ。

 ストリップ地区には大型カジノホテルが運営する話題のバフェィが目白押しだが、どこもその内容は洋食が中心で、和食が恋しくなった日本人観光客の食欲を満たしてくれるようなものではない。一部の高級バフェィでは刺身や寿司を出しているが、それらは質的にも量的にも “オマケ” の域を出ていない。
 そんな中、今回オープンした MAKINO TODAI はシーフードを食材の中心とした和食メニューばかりを常時数十種類そろえているというから和食党にはなんともうれしい限りだ。

 メニューの中核を成すのはやはり寿司で、10種類前後の巻物と 20種類前後のにぎりが所狭しと並んでいる。
 その他、焼きそば、シウマイ、コロッケ、天ぷら、といった大衆アイテムから、ロブスター、カニ、貝などを使った高級シーフードメニューまでありとあらゆる日本人好みのメニューがそろっている。
 肉料理もアメリカンスタイルのうんざりするような厚切りカットではなく、上品な薄切りカットになっており、さらにタレも 「大根おろし&しょう油」 といったにくいまでの配慮がなされている。スープ類の中心はもちろん味噌汁だ。味噌の味もダシも申し分ない。

 デザート類は和菓子というわけにはいかないが、ケーキ類の甘さはアメリカとしてはかなり控えめで、またサイズが非常に小さいためいろいろな種類を楽しむことができる。

 欠点がないわけではない。寿司のしゃりが刺身に対して相対的に大きめで、また、機械でにぎったしゃりに刺身を乗せていくといった方式で作られているためどうしても本格的な寿司とはほど遠い食感になっている。
 ドリンク類が別料金になっているという点もカジノホテルのバフェィとは大きく異なる部分だ。ちなみにコーラは $1.75、アイスティーは $1.50 となっており無料ではない。
 あと、当局からまだリカーライセンス (酒類販売の許可) が下りていないため、ビールを置いていないという致命的欠点をかかえている。ただし、このリカーライセンスに関しては数週間以内に許可が下りるとのことで一時的問題と考えてよさそうだ。

 料金は以下の通りでホテルのバフェィと比べて決して安いとはいえない。それでもまがりなりにも寿司などを好きなだけ食べられるという意味では妥当な値段なのかもしれない。いずれにせよ、ベラージオのバフェィから寿司が消えてしまった今、和食党にとっては見逃せない店といってよいだろう。

 最後に蛇足ながら、この MAKINO の隣には Price Rite という倉庫型大型スーパーマーケットがある(写真左)。
 買う買わないは別にして、アメリカのこの種の店がどのような形態になっているのか見学してみる価値は十分にあるはずだ。24時間営業なので MAKINO に行ったついでにぜひ立ち寄ってみることをおすすめする。

MAKINO の営業時間と料金
月〜木 ランチタイム(11:30〜2:30)$12.95
金〜日 ランチタイム(11:30〜3:00)$13.95
月〜木 ディナータイム(6:00〜9:30)$20.95
金〜日 ディナータイム(5:30〜10:00)$21.95


* 身長 5フィート(約 150cm) 以下の子供は上記料金の半額

住所: 3965 S.Decatur Blvd. #5 Las Vegas
電話: 702-889-4477


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