週刊ラスベガスニュース バックナンバー   1998年12月2日号
Bellagio の寿司付き Buffet
【補足説明】 この記事を掲載した直後、BELLAGIO のバフェィから寿司メニューは消えました。

 今週は多くの読者の方からリクエストがあった Bellagio のバフェィについてレポートしてみたい。
 
 まず名前がすごい。その名も THE BUFFET 。「バフェィの中のバフェィ」 と言わんばかりのすごい名前だ。
 入口がまたなんとも大げさだ。しょせんはバフェィだというのに何を入れ込んでいるのか、近隣ホテルのウェディングチャペルを彷彿させる荘厳なデザインになっている。(写真 2枚目)
 ダイニングルームへ入るとやっと普通のバフェィになっているので安心するが (写真 3枚目)、それでも 「豪華な BELLAGIO」 という先入観があるのか、どことなく洗練されているように見えてしまう。特にダイニングルーム全体が適度な大きさのセクションに仕切られ、それぞれの空間に個性と主張が与えられているあたりはさすが BELLAGIO といった感じだ。 (写真3枚目、4枚目)
 
 さて気になるメニューや味の方だが、ハッキリ言ってこれまでラスベガスでナンバーワンと評されてきたリオスイートの Village Seafoo Buffet よりも上をいっている。
 リオスイートでは生のまま出されているメニューはカキ以外にほとんど見当たらないが、THE BUFFET ではツナやサーモンを始めとするさまざまなアイテムが生のままでサーブされている。必ずしも 【生=高級】 という図式が成り立つわけではないが、生のシーフードが大多数の日本人観光客から支持されることは間違いないところだろう。
 
 あと特質すべきは寿司だ。リオの Carnival World Buffet にもノリ巻きはあるが、あちらは寿司を知らない職人が巻いた “ご愛敬” の作品。こちらの寿司はそれとは比較にならないほどまともなレベルにある本格的なにぎり寿司だ (巻き寿司もある)。
 ちなみにここの寿司はラスベガス在住の日本人の間で人気が高い和食レストラン “大阪” からの OEM 供給によるものだ。THE BUFFET にもリオから引き抜かれた日本人シェフがいるが、鉄板焼きなど他の和食作りに専念しているため寿司はにぎっていない。その道の専門家に任せるという意味で寿司を OEM 調達に踏みきったことは正しい選択といってよいだろう。ただいかんせん OEM だからがゆえに、にぎってから時間がたっている寿司が目立つのが少々残念だ。
 その他、アナゴ(日本のアナゴとは少々ちがうかもしれない。ウナギに近いのか...)、マグロのマリネなども日本人観光客の間で人気が高い。
 あと、なんといっても話題を独占しているのがカニだろう。他のホテルのバフェィとは種類も大きさも違うアラスカンキングクラブを使っている。また某バフェィのように塩辛くゆでていないためたくさん食べることができる。
 その他、大したことではないが ここの THE BUFFET には味噌汁がある。やや甘口の白味噌仕立てだが、椎茸や豆腐などが豊富に入っており海外で味わう味噌汁としては上出来だ。どうせなら赤味噌タイプのものも出して欲しいところだが、前述の日本人シェフいわく、「赤味噌も買って用意してあるが直属の上司のアメリカ人シェフが東京のホテルオークラ勤務時代に白味噌の味を覚えてしまったらしく赤味噌を使いたがらない」、とのこと。その上司という人物にラスベガス大全がインタビューしたところ、カタコトの日本語で 「赤味噌も嫌いではない」 と語っていたので赤白両方の味噌汁が陳列台に並ぶ日もそう遠くはなさそうだ。
 
 話題が和食中心になってしまったが、イタリアン、フレンチ、中華などは当然のことながら一通りのアイテムがそろっている。ピザからパスタ類、それにヤキソバからチャーハンまでラインナップは豊富だ。
 
 さて気になるお値段だが、これがなんとリオスイートよりも $3 以上も安い $19.50 (ディナータイム) となっている。営業時間などは以下の通り。
 
 月〜金土・日
BREAKFAST 07:00〜10:30  $8.95  07:00〜10:00  $8.95 
LUNCH 11:00〜03:30 $12.00  11:00〜04:00 $18.95 
DINNER 04:00〜11:00 $19.50  04:30〜11:00 $19.50 



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