週刊ラスベガスニュース バックナンバー   1998年11月18日号
スロット世界記録、2758万ドル!
 現地時間 11月 15日 7:30PM、地元民をターゲットとしたカジノ Palace Station にて、スロットマシン払戻額としては世界最高額となる 2758万ドル (約 33億円) という超高額ジャックポット (一等賞) が飛び出した。
(右の写真は今回の世界最高額に達する 3日前に撮影した同じ型のスロットマシン)
 
 この幸運を手にしたのは地元ラスベガス市に住む 66才になる女性 (本人の希望により名前は公表されていない)で、彼女は先月にも 68万ドルのジャックポットを当てているという。
 なお、今回のジャックポット賞金は規則により 25年の分割払いで支払われることになっており、15日夜、この女性には初年度分の賞金として約 110万ドルの小切手が手渡された。
 
 今回ジャックポットが出たスロットマシンは、積立金方式で一等特別賞金が決まるプログレッシブ型と呼ばれるマシンのひとつ “MEGABUCKS” で、ネバダ州全体の各カジノホテルに約 700 台が設置されている。その 700台はひとつのネットワークで結ばれており、個々のマシンに刻々と投じられる賭け金の一部が一等特別賞金として積み上げられ、どこかのマシンでだれかがジャックポットを出した際、その者がそれまでの積立金を一等特別賞金として総取りできる仕組みになっている。(ジャックポットが出た直後は 500万ドルから積立金が再スタートとなる)
 
 今回のジャックポットが飛び出した 15日 7:30PM は、現在ラスベガスで開催中の大型コンベンション “COMDEX” のメインイベントとしてマイクロソフト会長のビルゲーツ氏の講演が開かれていた真っ最中で、ラスベガス訪問者の多くがカジノを離れていたすきの出来事だった。
 「地元民」 対 「来訪者」 という意味では、前回の世界記録 (1251万ドル、97年4月 ニューヨークニューヨークホテル) と同様、またしても 「地元民」 の勝利に終わったことになるが、COMDEX 参加と同時にジャックポット世界記録をねらいにやって来ていた多くの来訪者にとっては 「これから挑戦」 という矢先の出来事だっただけに落胆の色は隠せない様子だ。
 また、来訪者のみならず、各カジノにとっても世界中から集まった COMDEX 来訪者の熱いプレーに期待がかかっていただけに、あまりのタイミングの悪さに拍子抜けしたかっこうだ。
 一方、地元民が当ててくれたことにより、「そのお金がまた地元に還元されるはず」 と、結果を喜ぶカジノ関係者も少なくない。はたしてこの 66才の女性は賞金を再び地元に還元してくれるのだろうか...。


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