週刊ラスベガスニュース バックナンバー   1998年4月22日号
NW航空、6月からノンストップ便
 このたびノースウェスト航空は成田−ラスベガス間ノンストップ便の就航を正式に発表した。 第一便は6月1日午後4時25分、成田空港から出発する。当面は週2往復を予定しており、成田発が月曜日と木曜日、ラスベガス発も同じく月曜日と木曜日となっている(帰国便の成田到着は翌日)。
 
 月曜日の出発便は明らかにハネムーン需要をねらったフライトで一般の旅行者には少々使いづらいスケジュールだが、木曜日発は週末を利用した短い休暇でラスベガス旅行が楽しめるとあってリピーター客などを中心に人気を集めそうだ。
 これまで日本からラスベガスへのアクセスはロスアンゼルスまたはサンフランシスコ空港などを経由する必要があった。その乗り継ぎのために3〜4時間空港で待たされた上、約1時間の国内線に搭乗しなければならならず、往復で約 10時間が無駄になっていた。今回のノンストップ便の就航はそれら乗り継ぎに要していた無駄な時間が不要となり、寝る時間を惜しんでもギャンブルに興じる旅行者にとってはまさに朗報だろう。
 
 ノンストップ便の恩恵を受けるのはなにも利用者ばかりではない。在ラスベガス日系観光業界にとってもノンストップ便の就航は長年の悲願であり、観光客の増加を期待する地元業者の喜びはひとしおのようだ。早くもラスベガス国際空港内への出店を計画するギフトショップが出てきたり、多くの業者がスタッフの増強を視野に入れるなど、降って湧いたビジネスチャンスに業者の鼻息は荒い。
 一方、歓迎ムード一色のラスベガスと異なり複雑な心境で静観しているのが "素通り"される側のロスアンゼルスとサンフランシスコの日系観光業界だ。週2便のため東京-ラスベガス間の旅客需要の1割も奪われないと楽観視する向きも多いが、遅かれ早かれ増便されることは明らかで危機感を強める業者も少なくない。
 これまで、観光業界におけるロスアンゼルス、サンフランシスコ、ラスベガスは "アメリカ西海岸" というセットに入った "仲間" のような存在であったが、今後は限られた観光客を奪い合わなければならないライバル関係となる可能性が出てきた。ノンストップ便の就航は日系観光業界の勢力図にも影響を与えそうだ。
 
フライト出発 到着
成田→ラスベガス NW-078便月、木 4:25PM月、木 10:10AM
ラスベガス→成田 NW-077便月、木 1:10PM火、金 4:40PM



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