週刊ラスベガスニュース バックナンバー   1997年12月31日号
暗黒の LUXOR が大晦日に大変身!
 派手な夜間照明が当たり前となっているラスベガスのホテルにおいて、まったくライトアップを行なわないことで有名だった LUXORが、ついに方針を大幅変更し大晦日の夜に華々しく “光り輝くピラミッド” としてデビューすることになった。
 
 これまで LUXORは、その神秘性を維持するためにあえて建物全体をライトアップさせるようなことはせず、“暗黒のピラミッド” を売り物にしてきが、ここ数年、業界アナリストらからの、「外壁の色が黒のため、夜間照明なしの夜の LUXORはまったく目立たず、集客で大きく損をしている」 との指摘が相次いでいたため、このたび方針を大きく変更し派手にライトアップすることに決定した。そしてそのデビューセレモニーが大晦日の夜のカウントダウンに合わせて華々しく行われることになった。
 
 これまで大晦日の夜といえばダウンタウン地区のフリーモントエクスペリエンスやフォーコーナー地区の歩行者天国での “カウントダウン” が有名だったが、地元民にとって今年は毎年見ることができるそれらのスポットよりも、この LUXOR のライトアップセレモニーの方に話題が集中しており、当日 LUXOR周辺がどの程度混雑するのかまったく予想も付かず、交通整理を担当する地元警察も今から頭を悩ませている。
 そんな警察の悩みをよそに LUXOR 側は、「今回のライトアップセレモニーはここ2年間で4億ドルを投じて続けられてきた一連のリモデル工事の完了を意味する重要なイベントで、その美しいイルミネーションとサウンドによるデビューショーに加え花火も派手に打ち上げる。今年の大晦日は絶対に LUXORがナンバーワンスポットになるはず」と鼻息が荒い。
 
 ちなみに今回デビューすることになった照明は、100万ドルの予算を投じて造られたハイテクイルミネーションシステムで、ピラミッドの4つの稜線に沿ってセットされた 3000個のストロボタイプのライトがサウンドに合わせて点滅するようになっているという。そのサウンドや点滅パターンは 150種類プログラムされており、それらの管理はピラミッドの頂点付近に設置されたコンピューターで自動的に行われる。
 従来のイメージが “暗黒” だっただけに、今回の派手なハイテクイルミネーションのデビューは、良きにつけ悪しきにつけ LUXOR がある南ストリップ地区のイメージを一変することになるだろう。


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