週刊ラスベガスニュース バックナンバー   1997年12月10日号
リオスイートが世界最大のホテルに?!
 今年の春に 40階建の新館タワー棟をオープンさせたばかりのリオスイートホテルの会長 Anthony Marnell 氏はこのたび 7億 5000万ドルの予算で新たに 3000室規模の新館を増築すると発表した。
 
 その計画によると、すでにリオスイートホテルがその北東側に所有している 43エーカー(約 17万平方メートル)の土地に、客室数 3000部屋のホテル棟、9000平方メートル規模のコンベンションセンター、中規模のショッピング街、650台収容の駐車場を建設するという。
 
 この計画が実現すると、リオスイートホテルは現在所有している 2500部屋と合わせて 5500部屋となり、MGMグランドを客室数で追い抜き世界一の大型ホテルとなる。現在建設中のベネチアンホテルもそれを上回る 6000部屋をめざしているが、一期工事の 3000部屋が完成した段階で残りの 3000部屋の増築を検討するとしており、ベネチアンが二期工事を断念した場合、リオスイートが世界一の座につくことになる。ただ MGMグランドもその北東部の空き地に高級スイートの増築を計画しており、この世界一の座の争いは予断を許さない状況だ。
 
 もっとも、今回のリオの計画自体にも不確定要素が含まれており今後紆余曲折は避けられそうもなく、すんなり計画が進むかどうかは微妙な情勢だ。というのも、この計画を進める条件としてリオ側は、今年春に採算悪化で運休となってしまったアムトラック(アメリカ鉄道公社)の 大陸横断鉄道 「Desert Wind号」 の復活、およびその新駅を今回計画している新館に直結させることを条件としているからだ。たしかにアムトラックの線路はリオの土地の目の前を走っており、新駅構想は決して無謀な主張とは言い切れないが、計画がすんなり進むと見ている関係者は少ない。
 リオ側はある程度の資金援助をアムトラック側に提示しているものの、公共交通機関であるアムトラックの駅をリオ側が独占的に使用することに対しては、他のホテルを始めとする地元商工会が難色を示しており、今後公聴会などを経て意見調整が行われるもようだ。意見調整が順調に進めば 2000年の開業を予定している。
 (ちなみに従来の「Desert Wind号」の停車駅はダウンタウンのプラザホテル前)


バックナンバーリストへもどる