週刊ラスベガスニュース バックナンバー   1997年11月26日号
LVヒルトンに SPACE QUEST CASINO
 このたびラスベガスヒルトンでは、来年1月に開業を予定しているテーマパーク 「スタートレック」に先立ち、宇宙をテーマとしたカジノ “SPACE QUEST CASINO” をオープンさせた。
 この SPACE QUEST CASINO は、従来からこのホテルにあるカジノに隣接しているものの、その様相はまったく異なり、インテリアは言うに及ばず、スロットマシンやルーレットテーブルのデザイン、カジノチップ、さらにはディーラーのユニフォームからブラックジャックのルールまで、さまざまな部分においてメインフロアにあるカジノとは一線を画している。以下がこのカジノの主だった特徴である。
 
  • 宇宙がテーマなだけに照明が非常に暗く神秘的なムードになっている。またインテリアは宇宙船などをイメージしているのか “ジュラルミン調”で統一されており、特にイスのデザインにそれが象徴されている。
     
  • スロットマシンも つや消し処理が施された金属をふんだんに使うなどメタリックなイメージで統一されており、微妙な曲線美などはどことなく宇宙船をほうふつさせるデザインとなっている。ジャックポットなどの大当たりが出た際に台の上に点灯するランプは当然のことながら UFO型となっている。
     
  • 通常どんなスロットマシンにも付き物のレバーが存在しない。したがってコインを投入したあとは、レバーを引く代わりに写真のように光線を指でさえぎると(写真の上下ふたつの赤い部分から光が出ている)リールが回り始めるようになっている。慣れるまでは使い勝手が悪くあまり評判はよくないようだが、器具にふれないで済むので衛生的という声もある。(勝てばどうせ汚れたコインにさわることになるので同じことだが...)
     
  • ルーレット盤が伝統的な “木目調”ではなく、さまざまな色に変化する “UFO調”になっている。これは少々遊び感覚を取り入れすぎのようで、本格派ギャンブラーたちの間での評判は決してよくない。
     
  • ルーレットテーブルは、的中番号の下に銀河マークが点滅するようになっている。またその的中番号に該当するその他の的中場所(赤か黒か、偶数か奇数かなどを賭ける場所)にも銀河マークが同様に点滅する。これは自分が賭けた場所が的中しているのかどうかがすぐにわかるため非常に評判がよい。銀河マークさえ変えれば他のカジノでも応用できるわけで、遅かれ早かれ広く普及するものと思われる。
     
  • ブラックジャックテーブルの賭け金を置く場所にも銀河マークが点滅している。
     
  • トランプのカードのマーク(スペードやハートなど)が、宇宙的な独創的なデザインになっている。これは非常に見づらく評判が悪い。すぐに改正になるのではないか。
     
  • ブラックジャックにおいて、ディーラーは SOFT-17 においてヒットするルールになっている。同じヒルトン内にある通常のカジノはスタンドとなっており、同一ホテルで異なるルールを採用していることになる。
     
  • $1コインを除くカジノチップのすべてに、見る角度によってデザインが変わるロゴマークが入っている。偽造しにくそうなのでこれは歓迎すべき事かもしれない。
     
  • “MINIMUM BET $5” など、賭け金の上限や下限を示す表示板が特種照明で光り輝いている。
     
  • ディーラーのユニフォームもメタリック調となっている。たまたま座ったブラックジャックテーブルのディーラーのマニキュアがシルバーメタリックで、そのユニフォームとマッチしていてなかなかよかったが、他のディーラーは違っていたのでマニキュアまで統一しているわけではないようだ。
     
 以上が主な特徴だが、なぜかクラップステーブルは存在しなかった。わいわい騒ぎながらやるクラップスは静かで神秘的なこのカジノに向いていないということだろうか。
 なお、プログレッシブマシンは、IGT社の広域ネットワーク型の MEGA BUCKS、QUARTER MANIA、NICKLS DELUXE、WHEEL OF FORTUNE($0.25機)と、インハウスプログレッシブマシンの LIGHT SPEED JACKPOT が置いてあった。


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