週刊ラスベガスニュース バックナンバー   1997年11月5日
ラスベガスからビンゴが消える?!
 ストリップ地区に存在する主要ホテルの中で唯一ビンゴゲームを行っていたモンテカルロホテルが、このたびそのビンゴからの撤退を正式に発表し、開業後まだ1年しかたっていない立派なビンゴパーラーを完全に閉鎖することにした。(写真はそのビンゴパーラー前に立てられた閉鎖を伝える案内板)。
 
 これにより、かつてデザートイン、フロンティア、アラジンなどでも行われていた大衆ギャンブルの代表格 ビンゴは、ストリップ地区から完全に姿を消すことになった。
 
 ビンゴが衰退していった最大の理由はその収益性の悪さにある。
 カジノにとってビンゴは広い会場を必要とするばかりか動く金額が小さくフロア面積当たりの収益が著しく悪い。
 また、ビンゴシート(ビンゴ用紙)はキノシートと異なり、ある意味でそれ自体が有価証券のため、印刷や管理などにかなりの経費がかかる。
 さらにビンゴはプレーに時間を要するため(1セッションが約1時間)、投入人件費に対する売り上げ効率が非常に悪く、あのキノよりも利益を出しにくいといわれている(キノは、現場にいる者しか参加できないビンゴと異なり、見た目よりも売り上げがある)。
 
 またビンゴが抱える別の問題として、「ファン層の偏り」がある。ビンゴプレーヤーの大半は地元に住む高齢者層だが、高齢者はあまりゲームに熱くならない。これはカジノにとってあまり歓迎できない性向である。もっとも、ビンゴというゲーム自体、熱くなって何百ドルも注ぎ込めるような性格のゲームではないためそれの方が問題かもしれない。
 
 いずれにせよストリップからビンゴは消えた。それでも郊外の小さなカジノにはまだまだたくさんのビンゴパーラーがある。地元高齢者の社交場的存在となっているビンゴパーラーは、交通渋滞と無縁な郊外にあった方が客が多く集まるのである。
 ちなみに日本からの観光客が比較的アクセスしやすいビンゴパーラーは、ゴールドコーストホテル、パレスステーションホテル、ホースシューホテル、ショーボートホテルなどだ。興味がある者はぜひ行ってみるとよいだろう。特にゴールドコーストホテルはリオスイートの隣なので比較的行きやすい。


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