週刊ラスベガスニュース バックナンバー   1997年4月23日号
世界新記録、スロットマシンで15億円!
 さる4月14日午前1時44分、スロットマシン払戻金の世界新記録 12,510,559ドル(約15億6000万円)がラスベガスのニューヨークニューヨークホテルで飛び出した。

 ホテルのスポークスマンPaige Gill氏の話によると、この幸運を射止めたのはラスベガスに住む46歳の女性とのことで、その日彼女は約100ドルほどを投じてこの快挙をものにしたという。
 ちなみにこれまでの世界最高額は昨年の1月にラスベガスヒルトンホテルで飛び出した11,967,141ドル。

 今回のドラマを作ったマシンの機種はもちろん言うまでもなく MEGABUCKS。ここ数年話題を独占しているPROGRESSIVE型マシンの花形機種だ。
 PROGRESSIVE型スロットマシンとは、同じタイプのスロットマシン数十台あるいは数百台をリンクさせ、それらすべてのマシンに刻々と投じられるコインの金額の何パーセントかを自動的に積み立てていき、誰かがどこかのマシンでジャックポット(オール7など、そのマシンの特賞)を出したら際、その者がその積立金のすべてをボーナスとして受け取るという方式のマシンのことだ。


 ちなみにその時点での積立金総額はだれにでもわかるように常にマシンの上部に電光表示されている(右の写真は4月1日に撮影)。

 なおこのPROGRESSIVE型スロットマシンには大きく分けて2つのタイプがあり、そのカジノ内のマシンだけをリンクさせた社内ネットワーク型と、不特定多数のカジノをリンクさせ第三者が管理運営する広域ネットワーク型がある。
 今回の「Megabucks」は後者のタイプで、ネバダ州内にある133ヶ所のカジノ施設の合計740台のスロットマシンをリンクさせている。
 ちなみに、「Megabucks」以外の広域リンク型プログレッシブマシンとしては、「Dollars Deluxe」、「Quarter Mania」、「Quarter Deluxe」などが有名だ。

 この「Megabucks」の管理運営は業界ナンバーワンのIGT社がおこなっており、各カジノホテルに5台前後のマシンを設置している。ちなみにこのメガバックスが一番多く設置されている場所はなんとラスベガス国際空港のロビーで、その数は28台となっている。

 なお、このメガバックスの場合、ジャックポットが出た直後は500万ドル(約6億2500万円)から積み立てが再スタートすることになっている。つまり最低でも「500万ドルは保証」ということになる。また規則によりジャックポット賞金は一括払いではなく、25年の分割払いとなっている。
 したがって今回世界記録を射止めた彼女がその場で手にした金額は約50万ドル(約6250万円)で、残りは向こう24年にわたり毎年50万ドルずつ彼女に支払われることになる(ただしギャンブル収入は課税対象となるため、居住地にもよるが30〜40%の所得税が課せられる)。  


バックナンバーリストへもどる