週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2009年 11月 04日号
レッドロックキャニオンに新ビジターセンターがオープン
 10月28日、ラスベガス近郊の景勝地レッドロックキャニオン (写真右、クリックで拡大) に新しいビジターセンターがオープンした。
 レッドロックキャニオンは、ネオンきらめくホテル街からわずか40分ほどで行ける穴場的な大自然観光スポット。見どころは名前の通り赤い岩だが、人気の中心はなんといっても 「シーニックドライブ」 または 「シーニックループ」 と呼ばれる1周13マイル(約21km) のドライブコース。

 コースの前半は透き通るような青い空と赤い岩、後半は荒涼とした広大な砂漠と地層がむき出しになった険しい山々。途中、何ヶ所か駐車場があり、そこからはトレッキングやロッククライミングも楽しめるようになっている。
 シーニックドライブではサイクリング (写真右下) やジョギングも可能だが、大多数のビジターは絶景を堪能しながらのドライブを楽しむことになる。
 ちなみに全線一方通行のため対向車は来ない。安全に追い越しができるので、のろのろとゆっくり走っていても端に寄せながら走行している限りクラクションを鳴らされたりするようなことはない。

 そんなドライブコースの起点にこのたびビジターセンターがオープンした。
 今までその種の施設がまったくなかったわけではないが、規模も内容もいまひとつだったため、2年ほど前から2300万ドルの予算で建て替え工事が進められてきた。
 ちなみにレッドロックキャニオンは 「ナショナルパーク」 (国立公園と訳されることが多い) ではなく、全米にわずか16ヵ所しかない 「ナショナルコンサベーションエリア」 と呼ばれる場所で、あえて日本語にするならば 「国立保護区」 ということになる。したがって管轄はネバダ州ではなく、国土を管理する国の機関 Bureau of Land Management、通称 BLM。

 今回のビジターセンターはそのBLM の主導で完成したわけだが、じつはまだ1期工事(主に建物本体) が完了しただけなので、正確には現在の状況は仮オープンということになる。
 2期工事(主に屋外施設) が終了して完全にオープンするのは来年の中ごろを予定しており、駐車場を含む屋外施設はまだ完成していない。(もちろん今でも古い駐車場は利用可能)

 今回オープンし運用が始まった部分は、インフォメーションデスク、ギフトショップ、学術資料などの展示エリア、ガラス越しに絶景を一望できる展望ルーム (写真右) など。
 全体として、荒涼とした砂漠の静寂とモダンなデザインがうまくマッチしており、楽しい中にもきりりと引き締まったアカデミックな雰囲気が漂っている。
 ギフトショップは、Tシャツやマグカップといったいわゆるロゴグッズ以外に、先住インディアンの工芸品 (写真右下)、サボテンなどの植物、学術的な書籍など、さまざまな物を取り扱っている。

 ビジターセンター自体への入場はもちろん無料だが、レッドロックキャニオン区域に入る際に料金所があり、車1台につき5ドル徴収される。
 ビジターセンターの営業時間は午前8時から午後4時30分まで。
 シーニックドライブは午前6時から午後7時まで何周でも走ることが可能だが(これら時刻は季節によって変わる)、できれば午前中の早い時間帯に行くようにしたい。11時を過ぎるとシーニックドライブ後半に見える山々が逆光になってしまいきれいに見えないからだ。また逆光になると写真に写した際、山の背景の青空も白っぽい色になってしまう。

 さて現地までのアクセスについてだが、残念ながら路線バスのような公共の交通機関はない。特殊な車輌を使ったツーリングなど (右写真)、オプショナルツアーのようなものはまったくないわけではないが、その数は非常に少ないので、一般的にはレンタカーやマイカーで行くことになる。
 ストリップ地区のホテル街からの行き方は、高速215号線を使って行く方法もあるが、距離的に遠回りになるので一般道での行き方を説明すると、まずはストリップ大通りをひたすら北に進む。ストラトスフィアタワー (白い塔。ラスベガスで最も高い建造物なのですぐにわかる) をすぎたら、そこからさらに約2km先にある Charleston という道路で左折 (西)。
 あとはひたすら西へ約18km走ると左手にレッドロックというカジノホテル (約20階建てのビルなのですぐにわかる) が見えてくるので、それをそのまま通りすぎ、さらに8kmほど走った地点で右手に注意。"BLM Visitor Center、 Scenic Drive" と書かれた案内標識が見えてくるはずなので、その標識の直後を右。すぐに料金所があり、その先がビジターセンターとシーニックドライブの起点になっている。ホテルの位置にもよるが、ストリップ地区からの所要時間は渋滞がなければおおむね40〜45分。


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