週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2009年 10月 21日号
各ナイトクラブで高額賞金付きハロウィーン仮装コンテスト
 10月31日は秋の風物詩ハロウィーン。ハロウィーンといえば、カボチャと仮装だ。
 今週は、各ホテルのナイトクラブで開催される仮装コンテストについて取り上げてみたい。
 なお、掲載写真と文末のスケジュール表以外は、過去に何度か取り上げてきたハロウィーン特集のバックナンバーとほぼ同じなので、それをすでに読んでいる読者は、以下の本文をスキップし、写真やスケジュール表だけを見て頂ければ十分だ。(掲載写真は昨年のハロウィーンのときのもの。クリックで拡大)

 まずハロウィーンそのものについてだが、古代ケルト人の慣習に起源を発するキリスト教の万聖節の前夜祭というのが一般的な認識だ。
 ただ、歴史が古いためか、その解釈や儀式の内容は地域ごとにいろいろあるようで、「秋の収穫を祝う」、「先祖の霊を祭る」、「悪霊を払う」 などさまざまだ。
 また、それらも時代と共に変化してきており、今日のアメリカにおけるこの日の解釈は、「仮装した子供が近所を回ってお菓子をもらう日」、「カボチャのちょうちんを飾る日」、「仮装パーティーの日」 など、もはや宗教色はほとんどない。
 ちなみに、悪魔を払うための 「仮装」 という概念はかなり以前からあったようだが、仮装した子供が近所を回るという習慣は、つい40〜50年前に始まった比較的新しい習慣らしい。

 さて、ここラスベガスではどうか。もちろんカボチャも、子供が近所を回る習慣もあるが、やはり世界一のエンターテインメント都市らしく、注目はなんといってもオトナの仮装パーティーだろう。
 なにゆえ子供ではなくてオトナなのか、万聖節と仮装はどういう関係なのか、そんな起源や意味などはもはやどうでもいいといった感じで、とにかくひたすら突拍子もない格好をするのがこの日のスタイルだ。

 他人よりもとにかく目立つこと、他人よりもウケる衣装、そんなことばかりに情熱を捧げたオトナたちが一堂に集まり、その独創性やバカバカしさを競うのが仮装コンテスト。
 ラスベガスでは賞金も出るとあって、一年間温めてきたアイデアで真剣に勝負してくるつわものも少なくないが、大部分はハメをはずしたいだけの冗談半分、いや冗談全部の陽気な若者たちだ。
 カップルやグループでの参加が目立つが、単独の参加者も少なくない。また、若者ばかりかと思いきや、中高年の参加者もいるので驚く。もはやここでは年齢などまったく関係なく、唯一のルールはバカになって楽しむこと、ただそれだけだ。

 開催場所は各ホテルのナイトクラブ。ラスベガスでは近年ナイトクラブが急増しており、結果的に仮装コンテストも年々増加傾向にある。
 各ナイトクラブが競い合っているためか、賞金もエスカレート気味で、賞金総額 1万ドル程度はもはや当たり前といった感じだ。
 日本人にも勝つチャンスは十分にあるので、審査員もビックリするような日本的発想の奇抜な衣装でぜひ挑戦していただきたい。
 もっとも、日本からの観光客の場合、仮装衣装や仮装道具を調達しにくいという大きなハンデがあるのも事実で、もし勝ち目がないと思ったら、キッパリあきらめ、見学に徹するのもひとつの楽しみ方だろう。仮装していないと店内に入りにくいという者は、入口の前まで行くだけでもよい。さまざまな衣装をまとった陽気な参加者が (すでにほとんどが酔っぱらっている)、コンテストの本番前からバカ騒ぎをしており、それを見るだけでも十分楽しめるはずだ。

 なお、必ずしも31日に行われるとは限らないので注意が必要だ。ナイトクラブによっては競合店とぶつからないように日をずらしてやる場合もある。
 時刻に関しても、夜10時から深夜12時ごろに始まるのが一般的だが、流動的な部分もあるので、その日に各ホテルのコンシアージなどで確認してから行った方がよいだろう。
 ただ、年々入店がむずかしくなってきているのも事実で (それだけ人気が高いということ)、「行けばだれでもすぐに入れる」 と思ってはいけない。そもそも普通の日でも最近のナイトクラブは入店がむずかしく、ハロウィーンの日は最低でも2時間程度は並ぶ覚悟が必要だ。もっとも、この待っている時間こそが仮装族にとっては楽しいひとときで、これもイベントの一部と考えれば退屈しないだろう。なお、テーブル予約をしてあれば優先的に入れるが、この日ばかりは料金相場が高騰し、1000ドル以上になることもある。

 さて以下のリストが、主要ナイトクラブで予定されている今年の仮装コンテストのスケジュールだが、これだけたくさんあると、どこに行くべきか迷ってしまうことだろう。
 もし行きたい場所が特に決まっていないなら、とりあえず PURE、TAO、JET などが無難かもしれない。これらのクラブには毎年おびただしい数の仮装者が集まっているので、今年もそれなりの光景が見られるはずだ。

 新しくできた XS も、日ごろのにぎわいを見ている限りでは、かなり期待してよいのではないか。
 Prive は、つい先日まで未成年者の入場や飲酒、さらに売春やドラッグに関するトラブルなどを理由に当局から営業停止処分を食らっていたといういわく付きのクラブなため、今年は自粛ムードでおとなしくなるかもしれない反面、その本性を発揮してくれれば、面白いことになる可能性もある。なんといってもこの店の客層は派手で元気なことで定評だ。
 あと今年はパームスホテルが "Night of the Killer Costumes 3" と称する館内3ヶ所のナイトクラブを利用した同時進行型の派手なイベントを行う予定で、なんとその賞金総額は10万ドル。この高額賞金をねらって突拍子もない派手な仮装者が集まってくる可能性は十分にあるので、コンテスト参加者も見学者も今年はここパームスを中心に行動計画を立てるとよいかもしれない。


  ナイトクラブ ホテル 開催日 賞金総額
XSEncore10/26$25,000
TrystWynn10/29$25,000
RokNew York NY10/29$5,000
JETMirage10/30$10,000
PureCaesars Palace10/30$5,000
PureCaesars Palace10/31$10,000
Wasted SpaceHard Rock10/31未確認
LAXLuxor10/31$10,000
TAOVenetian10/31$10,000
BankBellagio10/31$10,000
PrivePlanet Hollywood10/31未確認
Voo DooRio10/31$10,000
Studio-54MGM Grand10/31$10,000
MoonPalms10/31$100,000
RainPalms10/31
PlayboyPalms10/31



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