週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2009年 09月 09日号
ハードロックカフェがストリップ地区にグランドオープン
 9月4日、世界的に名高いテーマレストラン 「ハードロックカフェ」 (写真右、クリックで拡大) がストリップ地区の一等地にオープンした。
 場所は、MGMグランドホテルとプラネットハリウッドホテルのほぼ中間地点で、モンテカルロホテルの真正面。一ヶ月前のこのコーナーで取り上げたハードロックストアの上の階だ。つまり未完成だった上層階が完成したことになる。

 ラスベガスにおけるハードロックカフェはこれが初めてではない。ストリップから2kmほど離れたところに以前から存在しているので、今回オープンしたのはいわば 「ラスベガス2号店」 ということになる。
 また、トレードマークの巨大ギターも、その1号店 (写真左) およびハードロックホテル(写真右下) にもあるので、これが3本目。人によってはそろそろ飽きてきそうだが、デザインや設置スタイルがそれぞれ微妙に異なっているので、その違いなどを見比べながら楽しむとよい。

 店舗の数は東京、大阪、名古屋など日本の8店を含め、全世界に約150店。
 その分布は、北米やヨーロッパはもちろんのこと、アジア、アフリカ、オーストラリア、南米の各大陸、さらにはカリブ海や太平洋の島々まで非常に広範囲に渡っており、「ハードロックカフェがないのは南極ぐらい」 といわれるほど全世界を網羅している。
 基本的にはどこの都市のどの店舗も同じコンセプトで運営されており、メニューも地域による差は小さいとされている。料理の種類としては、アメリカのごく普通のファミリーレストランに近く、ゴージャスな創作料理などは期待してはいけない。

 やはりハードロックカフェの特色は料理よりもメモラビリア (memorabilia)の展示、つまりロックスターなどが使っていた楽器や衣装、写真やポスター、各種アワードなど、さまざまな物品の展示につきる。その数、全店舗で約7万点というから恐れ入る。
 「ロック」 という言葉を使ってしまったが、実際には音楽ジャンルとしては多岐に渡っており、ビートルズ、エルビスプレスリー、エリッククラプトン、プリンス、クイーン、マドンナ、ブリトニースピアーズなど、対象となっているスターの時代も分野も幅広い。

 今回オープンしたラスベガス2号店も基本的には他店とほぼ同じコンセプトで運営されているが、新しく完成したぶんだけ他店よりもさまざまな部分において進化しており、特にハイテク装置を使った演出には目を見張るものがある。
 この店最大の人気ハイテクアトラクションは 「ロックウォール」 (Rock Wall、写真右) と呼ばれる高さ1.2メートル、幅5メートルの超大型ディスプレイで、そこには無数のメモラビリアが映し出され、それを客がタッチすると、写真が拡大されたり、そのメモラビリアの各種データが表示されたりする。
 ようするにハードロックカフェが所有する膨大な数の品々をデータベース化し、それをだれもが自由に楽しく閲覧できるようにしたというわけだ。

 その他にも表面をさわるだけでピアノになったりジグソーパズルになったりするテーブル (右の写真は実演披露してくれた店のスタッフ)、好きな曲を人気投票できたりする多目的ディスプレイ付きダイニングテーブルなど、いろいろ楽しい仕掛けがある。
 ニューヨーク、ロンドン、モスクワ、北京など世界各地のハードロックカフェの様子を映し出すスクリーンも見ていて楽しい。

 1階がハードロックストア、2階と3階がカフェになっているので、どちらのフロアで食事をしてもかまわないが、2階と3階はかなり雰囲気が異なっている。2階の方がブース席が多く落ちついているが、開放感は3階の方がある。また3階にはステージもあり、生演奏などがあった場合はこちらのほうが楽しそうだ。どちらにするかは両方のフロアを見てから決めればよい。ちなみに右の写真は2階のバーセクション。

 メニューはいわゆるアメリカ的なものが中心でハンバーガー、サンドイッチ、肉料理、ポテト料理など。その他にメキシカン料理のメニューが少々。
 取材に応じてくれたスタッフの勧めで数種類の料理を食べてみたが、どれも可もなく不可もなくといったところ。無難にまとまっているが、飛びぬけてうまいというものには遭遇できなかった。
 むしろこの店の場合、各種カクテルなどドリンク類(写真右上) がおもしろいかもしれない。種類が豊富で、当たり外れはあるが、それなりに発見や意外性がありいろいろ楽しめる。
 料金的にはストリップ地区のレストランとしては特に高いという印象は受けなかった。営業時間は日曜日から木曜日が午前11時から深夜1時、金曜日と土曜日が午前11時から深夜2時まで。



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