週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2009年 06月 17日号
ラスベガスに4店ある Forever 21 の各店舗の特徴と行き方
 韓国系アメリカ人ドン・チャン氏が1984年にロサンゼルスで始めた個人商店。その25年後、東京原宿に進出し、日本中にその名を知らしめることに。激安アパレルショップ 「フォーエバー21」 だ。
 徹夜組が出るほどの行列ができた4月末の開業からまだ2ヶ月たらず。早くも人気ブランドとして定着し、その原宿店は連日大盛況と聞く。整理券がないと入れないこともあるというから、その注目度は半端ではなさそうだ。
 一方、アメリカでは整理券などまったく必要なく入店できる。今週は、静かにゆっくり買い物を楽しみたいという人のために、当地のフォーエバー21を紹介してみたい。

 現在ラスベガス地区に存在するフォーエバー21は4店 (近日中に5店目がオープン予定)。
 ホテル街から徒歩でアクセス可能なファッションショーモール店、タクシーで10分程度のブールバードモール店、レンタカーが必要なギャラリアモール店 (もちろんタクシーで行くことも可能だが運賃が高い)、距離はあるがシャトルバスで行けるファッションアウトレット店 (写真左上)。これらのどの店に行くべきかを説明する前に、まずはフォーエバー21 の特徴についてふれておきたい。

 「ファストファッション」 と称されるこの業界は、その名が示す通り商品がめまぐるしく入れ替わる。ヒットしたからといって、その商品を再び大量に仕入れて長期にわたり販売し続けるようなことは原則としてしない。つまり多くの場合、売り切ったらそれで終わりだ。
 同業の H&M もそのような要素を持ったファストファッションだが、フォーエバー21 は特に商品サイクルが短いといわれている。したがって、ユニクロで見られるような、じっくり戦略を練ってデザインし、それを自社工場もしくは提携工場で大量に生産するという方式よりも、次から次へとさまざまな商品を企画し、売り切ったら次の商品を手がけるというのがフォーエバー21のスタイルだ。

 生産地に関しては、かつてはロサンゼルス周辺での製造にこだわっていたようだが、今ではそのようなことはなく、バングラディッシュなどアジアを中心に多数の仕入先を持つ。結果的に同業他社に比べて品数が多く、商品寿命は短い。
 ジャンルも多岐に渡っており、衣類のみならず、ベルト、スカーフ、サンダルなどはもちろんのこと、ピアス、サングラス、各種アクセサリー、小物雑貨など非常に多彩だ。

 多品種であるがゆえに、そのすべてを限られた面積の店舗内に置くことはできない。そのような事情もあり、この4店はそれぞれ個性を出しながら取り扱う商品を変えている。その結果、各店において共通している商品は3分の1にも満たない。
 どの店に何があるかは品数が多すぎ説明しきれないので、ターゲット年齢で各店舗の違いを表現するならば、ファッションショーモール店 (写真左上) が一番若い。原色系のカラフルなアイテムが目立ち、客層もティーンエイジャーから20代までの若者が中心だ。

 逆に一番年齢層が高いと思われるのが、ブールバードモール店で (写真右)、職場に着て行けるような落ちついたデザインのものもあり、中高年の客もときどき見かける。アクセサリー類やスカーフの色などを見れば、ファッションショーモール店とのコンセプトの違いは一目瞭然だ。
 なお、下着も取り扱っているのがこの店の特徴だが、いつまでそれを扱い続けるかはわからないとのこと。

 ギャラリアモール店 (写真左) は前述の2店の中間といった感じで、 ファッションショーモール店ほど若くはないが、カラフルで明るいデザインのアイテムもかなりある。
 ティーンエイジャーのような格好はできないが、まだまだ派手に目立ちたい、というような人にいいかもしれない。
 最後はファッションアウトレット店。アウトレットという言葉が気になるが、店長いわく、モールの名称がアウトレットというだけで、処分品やキズ物を扱っているわけではないとのこと。実際に他店との共通商品の価格を調べたらまったく同じだった。年齢層的にはファッションショーモールの次に若いといった感じで、Tシャツやキャミソールなど、低価格帯の商品が占める割合が多い。店舗面積が広いためか、ゆったりとした陳列になっているのもこの店舗の特徴だ。
 ちなみにその店舗面積についてだが、ファッションショーモール店が約500平方メートル、ブールバードモール店とギャラリアモール店が約700平方メートルで、ファッションアウトレット店はさらに1割程度広い。

 気になる値段についてだが、とにかく非常に安い。キャミソールなどは2ドル台から、タンクトップも3ドル台からあり、高い商品でも25ドル前後までで、30ドル以上の商品を探すのはむずかしい。
 ちなみにジーンズは14ドルから17ドル程度、スカーフ類は7ドル台から、ピアスなどの小物アクセサリーは4ドル前後が中心で、サングラスは5ドル台がほとんど。サンダルなどの履物も10ドル以下が大半。
 営業時間はどの店舗も日曜日だけ11時からで、それ以外の曜日は10時から。閉店時間は多少異なるが、日曜日以外であれば、9時ごろまでオープンしているので特に不便はないだろう。

 行き方は、前述の通りファッションショーモール店はホテル街から徒歩でアクセス可能なので特に説明の必要はないとして、ブールバードモール店は公営バスで行けないこともないが、運行本数が非常に少ないばかりか、これからの季節は猛暑の炎天下を歩くことになるので、タクシー利用が現実的。
 運転手に "Boulevard Mall please!" と告げるだけでわかってもらえるが、発音がかなりむずかしいので、紙に書いて示した方が確実。
 タクシー運賃は乗車時のホテルの位置にもよるが、一番近いパラッツォホテルから片道 $12 前後。帰りのタクシーは、モールのほぼ中央に位置する出入口を出たところにタクシー乗り場があるのでそこから乗ればよい。
 ギャラリアモール店はタクシーだとチップを入れて片道数十ドルになってしまうため、レンタカーを借りている者以外にはあまりおすすめできない。
 レンタカーでの行き方は、MGMグランド前の交差点からストリップを南へ約2.0マイル (3.2km) 進み、Sunset Road との交差点を東 (左折)。左折後ひたすら約6.0マイル (9.6km) 走ると、T字路に似た変則的な交差点に出くわすので、そこを道なりに右 (右が引き続き Sunset Road)。その後さらに Sunset Road を1.6マイル (2.5km) 進むと目的の場所 (Sunset Road と Stephanie Street との交差点) に到着。その交差点の左奥がギャラリアモール。
 ファッションアウトレットはホテル街からロサンゼルス方向に高速道路で約40分という遠い場所にあるが、ホテル街との間にシャトルバスが走っているので距離のわりには行きやすい。運賃は往復$15だが、JCBカードを見せると無料になる。乗り場や時刻表など詳しくはこの週刊ラスベガスニュースのバックナンバー615号に掲載されている。



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