週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2008年 11月 12日号
北ラスベガス地区に新カジノホテル 「アリアンテ」 がオープン
 ラスベガス時間 11月11日午後11時11分、ステーションカジノ社にとっての第11番目のカジノとなる 「アリアンテ」 が、打ち上げ花火と共に華々しくオープンした。(右は11:11pm の開業を告げる広告塔。クリックで拡大表示。なお実際には 11:11pm よりも少し早くオープンした)
 場所はストリップ地区の中心街から北へ直線距離で約 20km の地点。基本的には地元民をターゲットにしたカジノホテルなので、日本からの一般観光客には地理的にも内容的にも無縁の存在だが、このサイトの読者の中には、「一般のカジノホテルはすでに見飽きた」、というリピーターも多いようなので、とりあえず開業したことだけでも報告しておきたい。

 ステーションカジノ社は、「パレスステーション」 など、ストリップ地区にもカジノホテルを所有しているが、基本的には 「地元民向け専門」 のカジノ運営会社。
 したがって、アリアンテのみならず会社そのものも、観光客にとっては露出度が低くほとんど知られていないが、郊外での存在感は圧倒的で、すでにラスベガス全域にくまなくカジノを展開している。今回オープンしたアリアンテがある地域は、ここ数年で急激に開発された発展途上にある新興住宅街で、ラスベガスに残された数少ない 「カジノがない空白域」 といわれており、地域住民にとっては待望のカジノといってよいだろう。

 総工費は6億6200万ドル、客室数は下限リミットぎりぎりの202部屋。(カジノ経営の免許を取得するためには 201部屋以上の宿泊施設が必要。ただし、このルールができる以前の古いカジノホテルは既得権で 201部屋未満でもOK。また、酒場やコンビニなど、マシンゲームを15台までしか置けない小規模カジノの免許の場合、宿泊施設は不要)
 広報資料などによると、グレード的には同社が所有する標準的なカジノ、サンセットステーション、ボールダーステーション、テキサスステーションなどよりは格上で、高級カジノと位置づけられているレッドロック、グリーンバレーランチよりは格下のようで、実際に見た感じも、ホテル棟の形やカジノ内のコンセプトなどはレッドロックに似ており (ただし規模は小さい)、「レッドロックの弟分」 といった印象を受ける。なお、低層構造のグリーンバレーランチとはまったく似ていない。

 カジノの規模は、スロットやビデオポーカーなどのマシンゲームが約2500台 (ちなみにストリップ地区で減ってきている MEGA BUCKS 機が 12台もある)、ブラックジャック 19台、クラップス 3台、ルーレット 2台、パイゴウポーカー 6台、ミニバカラ 1台 (以上、ハイリミットセクションを除く)、そして標準的サイズのスポーツブックとポーカーセクションがある。なおブラックジャックのデック数は 1、2、6。それらすべてにおいてハンドシャッフルで行われており、シャッフルマシンは使用していない。クラップスのオッズ賭けは10倍まで。(左上の写真は開門直前の 10:30pm ごろの様子)

 広報部門側からの写真提供が間に合わなかったためカジノ内の写真を用意できないのが残念だが、前述の通り高級カジノのレッドロックに似ており、そこそこゴージャス感を味わいながら、なおかつローカルカジノらしい大衆的なフードコートや低価格のバフェィも楽しめるので (ディナータイム $15.99、ただしカジノメンバーカード "Boarding Pass" を作らないと $18.99)、行ってみて退屈したり後悔するようなカジノではない。レンタカーを使用するリピーターはぜひ足を運んでみるとよいだろう。
 行き方はストリップ地区の中心街から高速15号線を北へひたすら約15分 (渋滞がないと仮定して)、次に高速環状線215号の西行きに乗り換えてからさらに約10分。Aliante Parkway で降りればすぐ右手にこのカジノホテルが見える。距離的にはかなりあるが、行程のほとんどが高速道路のため、渋滞さえなければ30分以内で到着する。


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