週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2008年 09月 03日号
Cannery Eastside、"第二缶詰工場" が東地区にオープン
 先週 8月28日午後8時、ストリップ地区の中心街から東へ約8km の地点に客室数307部屋のカジノホテル 「キャナリー・イーストサイド」 がオープンした。(写真右、クリックで拡大)
 「イーストサイド」(東側) があるということは、そうではない「キャナリー」もあるのかとだれもが思うことだろう。たしかにある。その本家本元はストリップ地区から北北東に約16km の地点に 2003年から存在している。(写真右下)

 「キャナリー」とは、缶詰工場のこと。といっても実際に缶詰を製造しているわけではなく、あくまでもテーマだ。
 写真からもわかる通り、今回オープンしたイーストサイドはその上層部分が工場の屋根のような形になっていて、一方の本家には煙突がある。
 ちなみに本家のキャナリーは1940年代の缶詰工場をモチーフしており、イーストサイドは60年代とのこと。
 どちらのキャナリーも外観だけでなく、館内にも缶詰工場に関連した古めかしい写真や絵が飾られ、またカジノチップもレトロなデザインでなんともかわいらしい。(写真左下)

 ただ、そういったレトロなコンセプトとインテリアが必ずしも一致しているわけではなく、イーストサイドのカジノ内は総じて直線的でコンテンポラリーな雰囲気に仕上がっている。というか、それが60年代の工場らしい。
 たしかに鉄骨がむき出しの天井などは工場のようにも見えなくもないが、カラフルでかなりモダンなデザインの柱や建材がカジノ内の空間を支配しているため、意識して天井などを見上げない限り、ここが古い工場をモチーフしていることに気づく者はまずいないだろう。
 ということで、広報部門側からの写真提供が間に合わなかったためカジノ内の写真を用意できないのが残念だが、カジノそのものの雰囲気は他の多くのカジノと大きな違いはないと考えてよい。

 規模としては、スロットやビデオポーカーなどマシンゲームが約2100台、テーブルゲームが26台、450席のビンゴルーム、ポーカー、キノ、スポーツブックなど、ひと通りの施設はすべてそろっている。
 レストラン群は特筆するようなものはないが、年末までには "One Six" と称するレストラン&ラウンジが登場する予定で、これは期待してよいかもしれない。というのも、この店は現在、客室棟の最上階の16階(これが名前の根拠)、つまりギザギザの屋根の部分で準備が進められており、この位置からはストリップの夜景を一望できるからだ。8kmという距離はやや遠い感じがしないでもないが、街全体を広く見渡せるという意味でそれなりの期待をしてよいだろう。

 なお、客室は今回取材していないが、ホテル側によると、本家のキャナリーよりはややグレードが上とのことなので、郊外型ホテルの標準的なレベルには達しているものと思われる。高級がウリのレッドロックやグリーンバレーには及ばないものの、近隣のライバルカジノホテル、サムズタウン、ボールダーステーション、アリゾナチャーリーなどに大きく劣るようなことはないはずだ。

 行き方は元ネバダパレスがあった場所なので、ストリップの中心街からはレンタカーなどでフラミンゴ通りを東へ約15分、ボールダーハイウエーで右折して1km先の左側。
 ちなみにこの週刊ラスベガスニュースの600号で取り上げた「Welcome to Fabulous Las Vegas」の看板の3つのうちのひとつは、このキャナリーイーストサイドのすぐ近くに立っている (写真右)。主要観光スポットのほとんどを見てしまったリピーターなどは、この看板をチェックするついでに "第二缶詰工場" に足を運んでみるのもよいだろう。


バックナンバーリストへもどる