週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2008年 06月 25日号
コドモ連れ必見、マンダレイベイの水族館にコモドオオトカゲ
 6月20日、開業8周年を迎えたマンダレイベイホテルの水族館 「シャークリーフ」 (写真右) に、新たな 「住人」 が引っ越してきた。その名はコモドオオトカゲ (英語名 Komodo Dragon)、5歳オス。
 子供のころ動物図鑑で見て、その恐竜のような不気味な姿と奇妙な名前に記憶のある人も多いにちがいない。世界最大とされる巨大トカゲだ。

 たかがトカゲと言ってしまえばそれまでだが、なにやら騒ぎは大きい。当のマンダレイベイホテルの広報活動などはもちろんのこと、地元メディアの報道もさかんで、ここ数日はテレビのニュースを見ても新聞を開いても、やたらとそのグロテスクな姿が目に飛び込んでくる。
 もちろんこのトカゲが人を襲ったとか、何か悪さをしたというわけではない。ただただ珍しいというだけのことだ。

 水族館といえば、数の上でも規模の上でも日本が世界一と聞く。そんな日本の読者に、海から遠く離れた砂漠都市ラスベガスの水族館を紹介するのもなにやらへんな話だが、専門家などによると、コモドオオトカゲは本当に貴重な存在で、野生としては、世界遺産に指定されているインドネシアのコモド国立公園以外ではほとんど見ることができないらしい。また、きびしく保護されていることから、水族館や動物園にとっても入手は困難なようで、日本では上野動物園でしか見ることができないと聞く (現在、その上野動物園のものはシンガポール動物園に繁殖のため一時的に貸与中とのこと)。

 それでも、いくら世界最大と言っても全長は2〜3メートル。さめた人からは 「ワニと同じようなもの」 といった声も聞かれるが、その不思議な生態と希少性はワニとはまったく別次元の存在で、これを一般の爬虫類や両生類と同類に扱うのは、このトカゲにも水族館にも失礼というもの。
 恐竜のような風貌、毒ではなく唾液の中の細菌を武器とし、共食いも含めて何でも食べてしまう食性、寿命が確認できないほどの長寿、交尾なしでの繁殖例があるなど、とにかく話題に事欠かない不思議な珍獣だ。
 大多数の一般の大人にとっては 「単なる大きなトカゲ」 かもしれないが、動物好きの子供たちにとっては大いに興味深い 「恐竜まがいの怪獣」 で、その見学は貴重な体験となるにちがいない。この夏休みに子連れでラスベガス旅行を予定しているファミリーはぜひ足を運んでみるとよいだろう。

 なお、この施設は名前が示す通りメインはサメで、大小さまざまなサメを見ることができる。また、巨大ダコ、エイ、カブトガニ、ウミガメなどサメ以外の生物も多数飼育されている。特に、エイなどに直接さわれるセクションもあったりするので (写真左下)、水族館に慣れた日本の子供たちでも、そこそこ楽しめるはずだ。

 場所はマンダレイベイホテルのコンベンションセンターのすぐ近く。案内標識に従って進めば簡単にわかる。
 料金は大人 $16.95、子供 (5〜12才) $10.95、4才以下は無料。
 営業時間は毎日 10:00am 〜 11:00pm (最終入場 10:00pm)。なお、入場時にテレビのリモコンサイズの音声案内機を手渡されるので、その際は 「ジャパニーズ、プリーズ」 と言うようにしよう。日本語バージョンのものを手渡してくれる。各動物がいる場所に掲示されている番号を入力すると、日本語でその動物の解説を聞くことができる。
 ちなみにコモドオオトカゲは、見学順路の一番最初のセクションのワニの次に現れるので、見落とさないようにしたい。見学順路の最後はもちろんギフトショップ。すでに本来の主役のサメをしのぐ数のコモドグッズが所狭しと並び、コドモたちの来場を待っている。


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