週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2006年 10月 25日号
高額賞金付きハロウィーン仮装パーティーのスケジュール
 10月 31日は秋の風物詩ハロウィーン。ハロウィーンといえば、カボチャと仮装パーティー。日本での認知度も年々高まってきているのか、問い合わせの数も急増しており、関心の高さがうかがえる。
 今週は、そのハロウィーンに関するイベント情報をお伝えしてみたい。なお、掲載写真とスケジュール表以外は昨年の同時期の記事と基本的に同じなので、それをすでに読んでいる読者は、以下の本文をスキップし、スケジュール表だけ見て頂ければ十分だ。

 まずハロウィーンそのものについてだが、古代ケルト人の慣習に起源を発するキリスト教の万聖節の前夜祭というのが一般的な認識だ。ただ、歴史が古いためか、その解釈や儀式の内容は地域ごとにいろいろあるようで、「秋の収穫を祝う」、「先祖の霊を祭る」、「悪霊を払う」 などさまざまだ。
 また、それらも時代と共に変化してきており、今日のアメリカにおけるこの日の解釈は、「仮装した子供が近所を回ってお菓子をもらう日」、「カボチャのちょうちんを飾る日」、「仮装パーティーの日」 など、もはや宗教色はほとんどない。
 ちなみに、悪魔を払うための 「仮装」 という概念はかなり以前からあったようだが、仮装した子供が近所を回るという習慣は、つい 40〜50年前に始まった比較的新しい習慣らしい。

 さて、ここラスベガスではどうか。もちろんカボチャも、子供が近所を回る習慣もあるが、やはり世界一のエンターテーメントシティーらしく、注目はなんと言ってもオトナの仮装パーティーだろう。(写真はすべて昨年撮影されたもの。クリックで拡大表示)
 なにゆえ子供ではなくてオトナなのか、万聖節と仮装はどういう関係なのか、そんな起源や意味などはもはやどうでもいいといった感じで、とにかくひたすら突拍子もない格好をするのがこの日のスタイルだ。

 他人よりもとにかく目立つこと、他人よりもウケる衣装、そんなことばかりに情熱を燃やしたオトナたちが一堂に集まり、そのバカさ加減を競うのがハロウィーンパーティー。
 仮装コンテストなどには賞金も出るとあって、一年間温めてきたアイデアで真剣に勝負してくるつわものも少なくないが、大部分はハメをはずしたいだけの冗談半分、いや冗談全部の陽気な若者たちだ。
 カップルやグループでの参加が目立つが、単独の参加者も少なくない。また、若者ばかりと思いきや、中高年の参加者もいるので驚く。もはやここでは年齢などまったく関係なく、唯一のルールはバカになって楽しむこと、ただそれだけだ。

 開催場所は各ホテルのナイトクラブ。ラスベガスでは近年ナイトクラブが急増しており、結果的に仮装パーティーも年々増加傾向にある。
 各ナイトクラブが競い合っているのか、仮装コンテストの賞金もエスカレート気味で、賞金総額 $10,000 はもはや当たり前といった感じだ。
 日本人にも勝つチャンスは十分にあるので、審査員もビックリするような日本的発想の奇抜な衣装で、ぜひ挑戦していただきたい。
 もっとも、日本からの観光客の場合、仮装衣装や仮装道具を調達しにくいという大きなハンデがあるのも事実で、もし勝ち目がないと思ったら、キッパリあきらめ、見学に徹するのもひとつの方法だろう。仮装していないと店内に入りにくいという者は、入口の前まで行くだけでもよい。さまざまな衣装をまとった陽気な参加者が (すでにほとんどが酔っぱらっている)、コンテストの本番前からバカ騒ぎをしており、それを見るだけでも十分楽しめるはずだ。

 なお今年は 31日が火曜日ということもあり、土曜日や日曜日に繰り上げて開催されるケースもあるので、開催日を間違いないようにしたい。
 時刻に関しても、夜 10時から深夜 12時ごろに始まるのが一般的だが、流動的な部分もあるので、その日に各ホテルのコンシアージなどで確認してから行った方がよいだろう。
 ただ、年々入店がむずかしくなってきているのも事実で (それだけ人気が高いということ)、「行けば入れる」 と思ってはいけない。そもそも普通の日でも最近のナイトクラブは入店がむずかしく、この日ばかりは 「テーブル予約 1000ドル」 というのも珍しくないほどだ。なお、そのテーブル予約など、各ナイトクラブに関する一般的な情報は、このラスベガス大全の [ナイトクラブ] セクションを参照のこと。

 さて以下が、主要ナイトクラブで予定されている今年のハロウィーンパーティーのスケジュールだが、これだけたくさんあると (と言ってもこれらはほんの一部) どこに行くべきか迷ってしまうことだろう。
 もし行きたい場所が決まっていないなら、とりあえず 「ラスベガスのハロウィーンパーティーの元祖」 ともいえる MGM の Studio-54 をおすすめしたい。ここはストリップ地区では最古参の仮装パーティー会場として、毎年おびただしい数の仮装者が集まってくるので、それなりの光景を見られること、まちがい無しだ。
 あと、ホテル側の広報資料によると、今年はマンダレイベイホテルの人気ナイトクラブ Rumjungle でもかなり派手なイベントが行われる。なにやら 25日の水曜日から 31日の火曜日まで、一週間連続で大小さまざまなパーティーが開催され、総額 $35,000 の賞金が出るらしい。もちろんメインイベントは 31日で、その優勝者には $10,000 が贈られるという。

 PURE、TAO、TRYST、TANGERINE などの新参組もあなどれない。どこも司会者に著名ディスクジョッキーを招くなど、Studio-54 に負けじと派手にやるようだ。ふだんはこれら新参組の方が賑わっているので、今年あたりからは Studio-54 に勝るとも劣らない活況を呈するかもしれない。
 さて、コンテストに参加したい者は原則として $20〜$50 程度の入場料が必要だ。ただし、ふだんの日と同様、「女性は無料」 という店が多い。
 入店できても、テーブル予約をしていない限り、店内で座ることが出来ないのは言うまでもない (これは普通の日でも同じこと)。また、2時間以上並ばされる覚悟も必要だ。もっとも、この待っている時間こそが仮装族にとっては楽しいひとときで、これもイベントの一部と考えれば退屈しないだろう。


  ナイトクラブ ホテル 開催日 賞金
Studio-51MGM Grand10/27、28、31各賞 $1,900
RumjungleMandalay10/25 〜 10/31総額 $35,000
LightBellagio10/29総額 $10,000
TangerineT I10/31総額 $10,000
Body EnglishHard Rock10/28、29総額 $10,000
JETMirage10/31総額 $20,000
PURECaesars Palace10/31総額 $20,000
TRYSTWynn10/31総額 $10,000
TAOVenetian10/31未確認
MoonPalms10/29未確認



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