週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2006年 06月 07日号
シルク・ド・ソレイユの "LOVE" が開幕、ろう人形館にもビートルズ
 6月 2日、カナダの人気サーカス団 「シルク・ド・ソレイユ」 によるビートルズをテーマにしたナイトショー "LOVE" のプレビュー公演がミラージホテルで始った。
 プレビュー公演とは、不具合などがあったら修正していくための試運転的な調整期間で、29日まで続き、その後 2日休んだのち、7月 2日から本公演が始る。
 会場は、2003年 10月 3日、トラが主役に噛みつき重傷を負わせるという前代未聞のアクシデントで公演打ち切りとなってしまったマジックショー 「Siegfried & Roy」 のシアターを大改造したもので、キャパシティーは 2013席。

 6月 3日、さっそくこのプレビュー公演を観てきた。また、プレビュー公演に先立ち、5月 24日にメディア関係者らを集めて行なわれたプレスコンファレンスの際にも内容がライブで公開されたので、今週は、それら2度の取材の様子をレポートする予定だったが、なんと劇団側から、「プレビュー公演に関する詳しい報道は、放送、紙媒体、ウェブに関わらず、すべて 6月 30日 5:00am まで控えて欲しい」 との通達があり、レポートできなくなってしまった。
 より完成度が高い本公演の準備がそろってから批評や宣伝をして欲しい、という劇団側の気持はわからないでもないので、「言論の自由だ!」 と反論する気もなく、その通達に従うことにするが、とりあえずショーの内容を簡単に表現させてもらうならば、「サーカス的な要素を極力抑えた独特な演出を、ビートルズの曲に合わせて披露する」 といったところか。

 ちなみに、ショーに音楽が絡んでくると、ミュージカル的なものを想像してしまいがちだが、この LOVE には役者がしゃべる部分がほとんどないので、ミュージカルとはまったく別物と考えてよいだろう。
 また、ビートルズファンにとっては、ビートルズの往年の映像がビッグスクリーンにたくさん映し出されることを期待してしまうが、残念ながらそういうことはほとんどない。たしかに巨大なスクリーンが用意されてはいるが、そこに映し出される映像はほとんどがコンピューターグラフィックスによる幾何学的な模様などで、ビートルズの実際の映像はエンディングのシーンで少し登場するだけだ。
 ならば期待ハズレのつまらないショーかというと、そうでもなく、観客の何人かに感想を求めた限りでは総じて好意的な意見が目立った。
 さらなる詳細はまたの機会ということにし、とりあえず LOVE に関してはこのへんにしておきたい。

 さて LOVE の内容をこれ以上詳しく説明できないので、オマケというわけではないが、ビートルズに関する情報をもうひとつ。
 ミラージの向かい側にあるベネシアンホテルに、「そっくりさん人形」 でおなじみの Madame Tussaud ろう人形博物館があるが、そこでこのたび期間限定 (6/3〜7/4) で、ビートルズの人形 (写真左)が展示されることになった。
 英国から運んできたというこの人形、あまりにも若い時代のものなので、往年のビートルズを知らない世代にとっては、似ているのかどうかすらわかりづらい部分もあるが、とりあえず完成度は高いので、興味がある者はぜひ足を運んでみるとよいだろう。
 入場料金や営業時間は、このラスベガス大全の [観光スポット] セクションの該当ページを参照していただきたい。
 なお話は前後してしまうが、LOVE の公演は、定休日の火曜日と水曜日を除く毎日 7:30pm と 10:30pm の2回。チケット料金は $69、$99、$125、$150 の4種類。ただしプレビュー公演は半額で、定休日も不規則。詳しくは公式サイト www.cirquedusoleil.com まで。


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