週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2006年 05月 10日号
スターダストでアダルト系ナイトショー "Headlights & Tailpipes"
 どちらかというとマイナーな存在のアダルト系ナイトショー。少なくとも日本人観光客の間では、著名サーカス団によるアクロバットショー、人気マジシャンによるマジックショー、ブロードウェーで実績のあるミュージカルなどに話題が集中しがちで、アダルト系の注目度は極めて低い。
 しかし実際には根強い人気があり、短命で終わるミュージカルなどが目立つ中、総じてロングランが多く、興行成績も悪くないようだ。
 そんなアダルト系だが、先月からスターダストホテルで、プレイボーイのプレイメイトも登場するトップレスショー "Headlights & Tailpipes" が始まった。

 たまたま 5月 10日に、これまでロングランを続けてきたアダルト系 "Skin Tight" (ハラスホテル) が最終公演を迎えたので、それと入れ替わる形でのタイミングの良いデビューとなったわけだが、この Headlights & Tailpipes の特徴は自動車とオートバイ。スポーツカーの上でダンサーが踊ったり、オートバイに乗って登場するなど、始めから終わりまで車かオートバイに関連した演出で統一されている。
 「ただ脱いで踊るだけ」 と言われがちなアダルトショーにおいて、明確なコンセプトを持つこと自体、非常に珍しく、そのテーマに対するこだわりはそれなりに評価してよいだろう。また、女性ダンサーの数も 12人と比較的多く、さらに舞台設定もひんぱんに変わるなど、他の同類のショーに比べ総じて華やかだ。

 一方、トップレスになったかと思うとすぐに衣装を身につける傾向にあり、「どうせ見せたんだからもっと見せればいいのに」、「出し惜しみをするな」 といった声が男性客のみならず女性客からも聞かれた。ちなみに観客はカップルが多い。
 また、観ている者の想像力で官能を刺激するようないやらしい演出がもっとあってもよさそうだが、実際にはほとんどない。白バイに乗った警官が、オートバイの上でセクシーに踊る女性ライダーに対して反則切符を切ると、その女性がいきなりトップレスになり、欲望を抑えきれなくなった警官が彼女に抱きつき二人は激しくからみ合う。それが唯一印象に残っている官能的なシーンで、他はトップレスになっても比較的健全な演出が多い印象を受けた。
 それでも元プレイボーイのプレイメイトというだけのことはあって (全員ではないが)、ダンサーのレベルはそこそこ高く、また、煙や水を使うシーンもあるなど、とかく単純な演出になりがちなアダルトショーとしてはかなり凝った内容に仕上がっている。
 ラスベガスを初めて訪れる者がわざわざこのショーを観る理由はまったくないが、アダルト系が好きなリピーターなどは観ておいて損はないかもしれない。集客に不安がないわけではなく、またスターダストホテル自体、いつ閉鎖になってしまうかわからない状況なので (再開発のため閉鎖が噂されている)、観たい者は急いだ方がよいだろう。

 場所はカジノフロアに隣接しているスターダストシアター。公演日は月曜日を除く毎日 9:00pm。なお、同じ劇場を使う他のイベントとの関係で、5月の 11,12,13,17,18,19,20 日だけは 10:00pm 開演。
 料金は一般席 $39.95、プレミアム席 $49.95 とのことだが、実際にはそれに Tax と Fee が加わり (この Fee が何に対するものなのかは今ひとつ不明)、それぞれ $46.90、$57.90 となっている。チケット売場は劇場のすぐ目の前。18才未満入場不可。

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