週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2005年 10月 12日号
ブルーマン、新天地ベネシアンでリニューアルデビュー
MGM MGM MGM MGM MGM MGM MGM  10月 10日、人気ナイトショー BLUE MAN GROUP が、新天地ベネシアンホテルで華々しくリニューアルデビューを果たした。
 ラクソーホテルで 5年間続けてきた公演を 9月 15日に打ち切ったあと、9月 30日からベネシアンに移動しリニューアルバージョンのテスト公演を再開、そのわずか 10日後に正式オープンというスピード引っ越しだ。
 引っ越した理由は、ラクソー側との契約上の問題や、ナイトショーを持たないベネシアン側がショーの誘致に積極的だったことなどがあるようだが、とにかく会場は一年も前から専用シアターとして工事が進められてきただけあって、このショーに適した立派なものに出来上がっている。

 ニューヨーク、シカゴ、ボストン、さらにはトロントやベルリンでも行なわれている有名なショーなので、今さら内容を説明するまでもないが、基本的には今回のリニューアルバージョンも 「顔を青く塗った3人の男が無言のまま黙々と演じるコミカルなショー」 という原則の部分は従来版とまったく同じだ。また、このショーのクライマックスとも言えるラストシーンの大騒動も従来通り楽しめる。

 主催者側の話によると、今回のバージョンで新しくなった部分は、高度な映像や音響技術を使った演出などで、2000年のラクソー版のデビュー当時には技術的に困難だった演出を随所に加えたという。
 役者が 「テレビ画面のマスク」 をかぶって登場する場面などがまさにそれで (左下のギフトショップの写真にその場面の様子が少し見られる)、奇抜な発想とハイテク技術を融合させたユニークな演出は観る者を飽きさせない。

 それでも従来版からそのまま引き継がれている演出も多く、見方によっては 「ほとんど同じ」 と言えなくもない。あえて大ざっぱな数字を上げて言うならば、7割ぐらいの部分が従来版とまったく同じといったところか。
 とはいっても、それぞれの演出において微妙に改良が加えられているので、従来版をすでに観ている者でも新たな気分でそこそこ楽しめるだろう。
 もちろん一度も観たことがない者には無条件でおすすめしたい。ラストシーンのみならず、会場と一帯となったバカバカしいまでのノリはアメリカならではのものなので、観ておいて損はないだろう。

 このショーを観る際の最大の注意ポイントはステージからの距離で、いくら安いからといっても、あまり遠い席で観るのは賢明ではない。理由は、ステージ上に表示される文字を読むような演出が少なからず存在していることと、わずか3人の役者によるショーのため、観るべき部分の視野角が総じて狭く、遠くからでは何をやっているのか認識しづらいからだ。
 一方、最前列から 5列目ぐらいまでは演出で使われる塗料などが飛び散って来るので (ちなみにそれらの席は "Poncho 席" と呼ばれており、ビニール製の雨ガッパが用意されている)、それがいやな者はそこも避ける必要がある。

 会場はかつてナイトクラブ兼シアター "C2K" があった場所で、キャパシティーは 1760席。入口の脇にはギフトショップ (写真左、クリックで拡大表示) も併設されている。
 フロアに十分な傾斜があるので、前の人の頭がじゃまになってしまうような悪い席はほとんど存在しないが、前述の理由で極端にうしろの席は避けるべきだろう。
 開演時間は毎日 7:00pm で、土曜日だけは 10:00pm の部もある (休演曜日はない)。
 料金は 2階席 (現場では Balcony 席と呼ばれている) の後部が $88、1階席 (Orchestra 席) の後部が $110、1階席の前部と 2階席の前部および Poncho 席 が $126.50。
 チケットは、これまでのラクソー時代の経験則や関係者筋からの情報を総合すると、当日現場で買えないことはまずあり得ないと思われるが (人気がないという意味ではなく、ラスベガスのナイトショーは供給過多のためかオウを除き、ほとんどの場合、当日券が買える)、どうしても心配な者は以下の公式サイトで事前購入することも可能。

  http://venetiantickets.com/venetian/default.asp

バックナンバーリストへもどる