週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2005年 09月 07日号
レンタカー族に影響、ガソリン価格がついに 1ガロン 3ドルに
 原油価格の高騰に加え、石油精製施設などが集中するニューオリンズ一帯がハリケーン被害にあったこともあり、先週末、全米各地でガソリン価格がとうとう 3ドルの大台に達してしまった。
 アメリカ在住者にとっては歴史的な大ニュースであるばかりか、家計的にも深刻な問題だが、レンタカーの利用を考えている旅行者にとっても聞き捨てならない関心事だろう。
(右写真、9月 6日撮影。料金単位はセント。クリックで拡大表示)

 3ドルといっても単位はガロン (約3.8L)、日本の単位に換算すればリッター約 87円だ。
 「日本の方がもっと高い。どこが深刻なんだ」 と思うかもしれないが、やはり日本よりもはるかに深刻だろう。
 理由は2つ。ガソリン消費量が日本に比べて飛び抜けて多いことと、価格の変化があまりにも急激だったということだ。
 日本やヨーロッパ諸国と違い、電車やバスなどの公共交通機関がほとんどないアメリカでは、車依存度が非常に高く、ガソリンは完全に生活必需品だ。いわば日本人にとってのコメのようなもので、その価格が短期間に激変したとなれば、その影響は計り知れない。ちなみに昨年の1月の全米平均価格は1ガロン 1.5ドルだった。つまり一気に倍になったことになる。( 価格の推移 ← クリック)
 それでも通勤や通学に毎日車を走らせなければならず、また、国土が広いこともあり、ちょっとした買い物やレジャーでも走行距離は日本の何倍にもなってしまう。年間 5万キロ以上走る者もまったく珍しい存在ではない。どう考えても個人消費や国家全体の経済に与える影響は、日本のガソリン高騰よりも深刻だろう。

 むずかしい話はさておき、とにかく二年足らずで価格が倍になってしまったというわけだが、レンタカー族は前回の旅行と同じ感覚で予算を組むことはできなくなったので注意が必要だ。
 グランドキャニオン、モニュメントバレー、アーチーズ、ザイオンなどのいわゆるグランドサークルをドライブしようものならすぐに 3000km ぐらい走ってしまう。日本では考えられないような距離だが、道が広く、すいている上、有料道路ではないため、ほとんど苦もなく自然に走れてしまう。燃費が悪い大型車ではガソリン代だけで $300 程度の出費は覚悟しておいた方がよいだろう。
 あと注意しておきたいこととしては、これほどの暴騰は想定していなかったのか、各給油所のポンプや管理システムが、50ドル以上の販売に対応していないことが多く、大型車の場合、一回の給油で満タンにできないことがある。都市部の走行なら問題ないが、次の町までの距離が長い大自然観光の場合は、同じ店で二度に分けて給油するなど、それなりの工夫が必要だ。

 以下の写真は、ラスベガス一帯の各給油所における 9月 6日のガソリン価格 (クリックで拡大)。それぞれ 3種類の価格が示されているが、それらは日本同様、オクタン価の違いによるものなので、よほど圧縮比の高いエンジン以外は、一番安いレギュラーガソリンでよい。クリックで拡大表示。

背景は Mandalay Bay 背景は NYNY 背景は Rio と Caesars Palace 背景は Circus Circus 背景は Sahara 背景は Stratosphere 背景は MGM Grand 背景は Flamingo 背景は LV Hilton

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