週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2004年 12月 22日号
タイムシェアのヒルトンが日本語による見学ツアーを開始
【記事広告】
 一ヶ所のロケーションとしては世界最大のタイムシェアになりつつあるヒルトン・グランドバケーションズクラブ (以下 HGVC) の On The Las Vegas Strip (右写真のベージュ色の高層ビル。クリックで拡大表示)、およびベラージオやシーザーズパレスの目の前というラスベガスの超一等地に立地している "The Flamingo" (写真左下) は、このたび日本語による見学ツアー (施設内の見学と説明会) を開始した。もちろんこれは HGVC が主催するオフィシャルツアーで、観光業者などが行なうものではない。したがって、ゴージャスな客室からヤシの木が茂るプールまで、施設内の隅から隅まで見せてもらえる。

 話を進める前に、まずタイムシェア (英語では Time Sharing) という言葉について説明しておこう。直訳すれば 「時間分割」 ということになるが、すでに半世紀の歴史を持つこの言葉は、一つの立派な英単語として広く認知されており (多くの辞書にも掲載されている)、その意味は、「共同購入型のリゾートマンション、もしくはそれら施設の利用形態のこと」 となっている。

 ヨーロッパのスキーリゾートに起源を発するといわれるこのシステムの理念はこうだ。
 たとえば、ある者がリゾート地に別荘を持ちたいと考えたとする。そしてやっと見つけた物件の価格が 5000万円だったとしよう。いよいよ本気で購入を考えることになるわけだが、そこで突然、「別荘は毎日使うものではない」 ということに気づく。たしかに一年のうちの大部分は空き家だ。だれもがそれをもったいないと考える。
 そこで友人を誘って二人で購入すると 2500万円の負担で済むことに気づく。仲間を 5人に増やせば一人 1000万円、10人なら 500万円だ。ためしに 50人まで増やしてみても、一人が毎年一週間しか使わないのであれば、利用において特に不便はない。それでよければ負担は 100万円ということになる。

 以上がタイムシェアの基本概念だが、HGVC の形態も基本的にはこれとまったく同じだ。
 つまり、今回紹介する2つの物件 (On The Las Vegas Strip および The Flamingo ) のケースをもう少し具体的な数字を上げて説明するならば、大ざっぱに約 8000万円の物件を一人約 160万円程度の負担で広く分譲しようというもので、買う側としては事実上、物件そのものを購入するというよりも、決められた週、たとえば 「5月の第一週」 というカタチでの 「永久使用権」 を購入することになる。(実際には、決められた週を買う 「固定週」 と、たとえば 「夏休みシーズン中」 というカタチでの流動的な一週間を買う 「浮動週」 という二通りある)

 もちろん 「使用権」 といってもこれは立派な不動産投資であり、事実一般の不動産売買と同様な法律が適用され、それなりの公的書類や手続きが伴う。(もちろんそれらむずかしい書類手続きは、現場の日本人スタッフがサポートしてくれるので、なんらわずらわしい手間はない)
 ちなみに HGVC は世界各地でこのタイムシェアを手がけており、この業界では最大手の一つ。また、今回ここで取上げている On The Las Vegas Strip は、そんな HGVC の中でも屈指の規模を誇っており、現在増築中の棟と計画中の棟がすべて完成すると世界最大のタイムシェア施設になる。また、完成時期が早かった The Flamingo はすでに完売に近い状態になりつつあるが、On The Las Vegas Strip のオーナーになれば The Flamingo も利用できるので (その仕組みについては後述)、どちらを購入しても利用においてはあまり大きな違いはない。

 小型乗用車程度の価格でリゾート不動産を永久に利用できるとなると、多くの者は 「安い」 と感じることだろう。が、その一方で、「毎年同じ時期に同じ場所へ何十年も連続して行きたくはない」 と考える者も出てくる。
 ところがそんな心配を払拭してくれるのが近年のタイムシェアのシステムで、今では多くのタイムシェアが利用時期を自由に変えられるルールを採用している。
 たとえば、5月第一週の使用権を 8月第三週の使用権と交換できたり、利用しない年度の使用権を別の年の別の時期に振り替えたりすることも可能だ。
 そればかりではない。HGVC は複数のリゾート地で事業展開しているため、たとえば、ラスベガスでの使用権をハワイやフロリダでの使用権に交換できるなど、「時期」 ばかりか 「地域」 に対するフレキシビリティー性も高い。それがゆえに、On The Las Vegas Strip のオーナーになれば The Flamingo も利用できるというわけだ。
 ちなみに HGVC はラスベガスの他、ディズニーワールドでおなじみのオーランドマイアミ 地区に約 20ヶ所 (以上フロリダ州)、ホノルルハワイ島 地区に 3ヶ所 (ハワイ州)、スキーリゾートのブレッケンリッジ に一ヶ所 (コロラド州)、カンクンロスカボス に 2ヶ所 (メキシコ)、スコットランドに 3ヶ所の施設を持っている。 ( 「持っている」 のは各個人なので、正確には 「管理している」 が正しい )
 さらに、HGVC のタイムシェアーの場合、その購入価格に応じて各オーナーにポイントが付与され、そのポイントを使うことにより全世界約 2500 のヒルトン系ホテルが利用できるようになるばかりか、RCI という提携リゾート (世界 93ヵ国、約 3700ヶ所) も使えるようになる。こうなると、何らかの事情で海外旅行へ行けない年でも、日本国内にあるヒルトン系ホテルや提携リゾートを使うことにより権利を消化できるので、権利を無駄にすることはない。

 さて気になる部屋そのものについてだが、一般的には [ベッドルーム]、[バスルーム]、そして [キッチン & ダイニング & リビング] の 3部屋がセットになったスイート形式のユニットが基本構成だ。
 その他、大家族や、仲間との旅行が多くなりがちな人のために、ベッドルームが 2つで バスルームも 2つという大きめのユニットも用意されている。
 いずれのユニットもホテルの一般のスイートルームに比べ格段に広く、また、内容も比較にならないほどゴージャスであることは言うまでもない。

 ハイローラー (カジノホテルの常連客) などから、「どうせ常宿のホテルに無料で泊めてもらえるのでタイムシェアなんていらない」 という声もときどき聞かれるが、よほどのハイローラーでない限り、これだけ充実した部屋に無料で泊めてもらえることはまずないだろう。
 そもそもこれは 「自宅と同様な生活ができる別荘」 であり、ホテルと比べること自体あまり意味がないわけだが、ちなみにタイムシェアには冷蔵庫、電子レンジ、食器洗機、洗濯機、乾燥機、トースター、コーヒーメーカー、アイロン、ヘアドライヤー、DVDプレーヤー、テレビ、セーフティーボックス、ハイスピードインターネットなどが標準装備されており、ホテルとは別次元の世界が保証されている。もちろん包丁、まな板、ナベ、ヤカン、缶切り、グラス、皿などの各種キッチン用品、さらにはペーパータオル、ラップ、洗剤などの消耗品も用意されており、まさに別荘だ。
 余談になるが、ハイローラーこそ、一晩で負ける金額程度で一生の不動産 (所有権は無期限) が手に入るとあって、タイムシェアを購入する者が多いという。
 やはり高級レストランでおいしいものを食べ慣れている人たち (ハイローラーたち) こそ、自分たちで好きなものを自炊できることに魅力を感じているのかもしれない。ちなみにラスベガスでは近隣のスーパーマーケットで醤油や豆腐はもちろんのこと、日本人の口に合う米や味噌も売られている。また、チャイナタウンまで行けば鮮魚や各種中国野菜なども手に入るので、日ごろ入手しにくい食材を使って家族や友人に手料理を振る舞うことも可能だ。蛇足ながら、カップ麺なら On The Las Vegas Strip 内の売店でも売られている。

 これだけ立派な部屋でも、自分が使用していない期間は他人が使用していると考えると、きれいに維持してもらえるのかどうか気になったりもするものだが、その種の心配は無用だ。利用者が入れ替わるたびにプロの管理スタッフがきれいに清掃してくれるばかりか、消耗備品などもそのつど補充されるからだ。
 もちろんそれら維持のために年間 5万円ほどの管理費の負担が必要になるが (この金額はユニットサイズなどによって多少異なる)、それには不動産保有者として避けて通れない経費、つまりネバダ州の固定資産税、保険、光熱費、ケーブルテレビ視聴料などの分担金、さらには食器・家具・カーペットなどの修理積立金なども含まれており、管理費のすべてがヒルトン側の手数料というわけではない。
 購入費用の百数十万円とは別にその管理費が存在していることを知ると、「やはり高い!」 と考える者も少なくないようだが、そこは不動産の強みで、売りたくなったら売ってしまうことも可能だ。たとえば 10年利用して同じ価格で売却できれば、管理費の負担だけで 10週間 (70日) 利用できたことになる。同等な広さと設備を持つ部屋を一般のホテルのスイートルームに求めた場合、最低でも一泊 $500 はするはずなので、ホテル利用と比較した際のメリットが計算できる。
 もちろん高く売れれば利益が出ることは言うまでもない。一方、相場が下がることもあり得るわけだが、仮にその価値が半値になったとしても (そのようなことはまずあり得ないが)、もともとの投資額はわずか百数十万円。30〜40年利用できることを考えれば (もっと利用可能だが、自分自身の寿命というものを考えるとその程度か…。もっとも、永代所有なので子供に相続することを考えれば 50年でも 100年でも利用可能ということになる)、車などの減価償却に比べ格段に安いことがわかる。車の場合、5年も乗ればその価値はほとんどゼロだろう。350万円の車を買う予定の者は、200万円程度の車にしておいて、残りをタイムシェアに投資するというのも賢い選択かもしれない。

 細かい説明はひとまず置いて、百聞は一見にしかず、目で見た方が早いので以下にこの施設を写真で紹介してみたい。なお、とりあえずここでは在庫物件の数がまだ豊富な On The Las Vegas Strip の写真を採用してみたが、The Flamingo もロケーション以外は基本的にほぼ同じと考えてよい。
(クリックで写真表示、 : ルーム外施設、 : ルーム内施設)

 こんな交通機関も走る便利な場所に立地している HGVC
 食べ慣れた味のファーストフード店も徒歩圏内!
 騒々しいカジノホテルのロビーとは似ても似つかぬエレガントなフロントロビー
 日本語サービスデスクの存在は、なんといっても心強い!
 日本語サービスデスクに加え、本格的なコンシアージサービスで強力サポート
 ひと通りの生活必需品ならなんでもそろう売店にはこんなものまでが
 自由に使えるアクティビティー・ルームにはビリヤード台も
 本格的なマシンがたくさん並ぶエクササイズ・ルームも利用は自由
 ATMもあるビジネスセンターはビジネス族にもカジノ族にも便利
 ヤシの木が美しい冬でも利用可能な温水プール施設の全景 (12月 18日に撮影)
 真冬でも楽しめる充実の屋外施設 (12月 18日に撮影)
 春が待ち遠しいバーベキュー施設 (写真左上)
 部屋から見たストリップ大通り
 ゆったりくつろげるリビングルームの広さは約 20畳
 オーディオビジュアルの装備も万全
 リビングルームとベッドルームの位置関係
 メインベッドルームに配置されたメインバスタブ (写真左奥) はバブルジェット付
 高級ホテルのベッドルームよりもゴージャスなサブベッドルーム
 ダイニング & キッチン の全容
 白モノ家電から小物まで、これだけそろえて何を作る?
 洗濯機と乾燥機はなぜかこんな場所に
 なんと第二のミニキッチンがこんなところに! (2ベッドルームユニットのみの装備)
 エレガントなカウンタートップが自慢のバスルームの洗面台
 バスタブ以外にシャワーブースも装備
 バスルームの消耗備品はもちろん使い放題
 アイロンもリネン類も充実のクローゼットには金庫も

 以上が HGVC の概要だが、このたび日本語による見学ツアーが現場にて始まったので (今までは英語のみ)、さらなる詳しい内容に興味がある者はそのツアーに参加してみるとよいだろう。ツアー会場に関しては、On The Las Vegas Strip と The Flamingo のどちらか好きな方を選ぶことができるが、両方を見学することも可能だ。すでに述べた通り、今ならば参加するだけでバリーズホテルのディナーバフェィ券が無料進呈される。
 なお、この見学ツアーは完全予約制のため、飛び込みで現場へ行っても参加することはできない。飛び込みでの参加を無制限に認めてしまったのではディナー券が何枚あってもたりないので、それなりの予約手続が必要というわけだ。
 参加希望者は以下のアドレスまで、「HGVC の見学ツアー予約申し込みに関する資料を送れ」 と日本語で書いて送ると、24時間以内に詳しい説明が e-mail にて (文字のみ。添付ファイルなどは一切なし。すべて日本語) 返信されてくる。参加するかしないかは、それを見てから決めればよいだろう。もちろん資料を取り寄せたからといって、返答する義務など一切ない。(なお、このツアーは少なくとも一年間は継続される予定)

  e-mail 送付先:  japansales@hgvc.com   (HGVC 日本語営業部)


バックナンバーリストへもどる