週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2004年 12月 15日号
各ホテルのクリスマス装飾、大きな期待は禁物
 「最もゴージャスなクリスマスツリーは?」、「どこのホテルが一番きれい?」、「ストリップはロマンティックに電飾されているの?」
 日本でのクリスマスイルミネーションが年々エスカレートし関心が高まってきているためか、この時期になると急増するのがクリスマス装飾に関する問い合わせ。そこで今年も二年ぶりに各ホテルのクリスマスイルミネーションを調べてみた。

 結論から先に言ってしまうならば、変化が激しいラスベガスにしては二年前の調査時と大差ないというのが正直な印象で、特に大きな進歩は見られなかった。
 ちなみに今回調査したのは前回と同様、各ホテルの装飾であって (一部ショッピングモールも調査) ストリップ大通り全体の話ではない。
 何ごとにおいても派手なラスベガス、豪華ホテルに囲まれた世界に冠たる目抜き通り ザ・ストリップの電飾はさぞかしすごいものと誰もが想像してしまいがちだが、なにも装飾がなされていないことは二年前にも書いた通り。
 そもそもラスベガスに限らずアメリカの一般的な繁華街のクリスマス装飾は総じて質素で (住宅地は派手に装飾されることが多いが)、日本のそれのような華やかな場所はそう多くない。特にここラスベガスのストリップ地区は、ライトで飾らなくてもすでに十分すぎるほどのネオン街になっているためか、少なくとも "街を上げてのクリスマス装飾" という雰囲気にはなっていない。結果的にストリップ地区のクリスマス装飾は "各ホテル任せ" になっているのが現状だ。

 多少の期待を込めて行なった調査だが、二年前とまったく同じクリスマスツリーを飾っているホテルが少なからず存在していたのには、少々ガッカリさせられた。
 もちろん前回とは異なるツリーを飾っているホテルもたくさんあるが、アトラクションなどに比べ、各ホテルのクリスマス装飾に対する思い入れはあまり大きくないのか、総じて質素なツリーが目立った。この時期、クリスマス装飾を楽しみにラスベガスへ来る者も少なくないようだが、大きな期待はしない方がよいだろう。
 そんな中、ひときわ目立ったのは 21万個以上のライトを使ったシーザーズパレスのツリーで (写真右、クリックで拡大表示)、これはどこの都市の名物ツリーと比べても見劣りしない立派なものだ。ちなみにこのツリー、昨年とまったく同じようにも見えるが、ライトの点滅方法などが微妙に改善されている。
 あとはベラージオの室内温室 "コンサバトリー" (写真左) が相変わらず力を入れており、人々の注目を集めていた。ホテルではないが、ブールバードモールのツリーも昨年同様かなり立派だった。

 とりあえずストリップ地区の主要ホテルのクリスマス装飾 (そのホテル内で最も目立った装飾) を以下に掲載してみたので、興味がある者はクリックしていただきたい。(各ホテル名をクリックすると写真表示)
以下は余談。

 それにしても表参道、仙台、神戸ルミナリエと、キリスト教国でもない日本が、アメリカを上回る勢いでクリスマス装飾に街ぐるみで力を入れていることはなんとも不思議だ。街ばかりではない。正月にしめ飾りや門松を飾らずに、クリスマス装飾をする家庭も増えているという。アメリカ人が見たら奇妙に映るのか、うれしく思うのか、日本人に親しみを感じるのか…。
 5月にストリップ大通りやニューヨークの五番街に鯉のぼりがズラリと並んだら悪い気はしないが不気味なので、やはり奇妙なのか…。
 アメリカ追随型の政治に非難の声もあがっているようだが、政治よりも市民の心の中にこそアメリカ追随マインドが宿っているのかもしれない。







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