週刊ラスベガスニュース バックナンバー   2004年 8月 4日号
高速インターネット接続、主要ホテルではほぼ常識に
 「パソコン持参で海外旅行」 は、もはや珍しいことでもなんでもない。特にこの記事の読者は日ごろからインターネットを利用しているわけで、PC持参派の比率は平均以上に多いと予想される。旅行中でもウェブの閲覧やメールの送受信などはいつも通りにやりたいものだ。

 そんな PC持参派にとって最も気になるのは接続環境と料金だろう。特に、モデムによるダイヤルアップ接続の存在が常識となった今、一番知りたいのは高速インターネットサービスの有無とその接続料金ではないか。ところがなぜかその知りたい情報は、ほとんどのホテルにおいてその公式サイトに掲載されていない。そこで今回主要ホテルの広報部門にそれぞれコンタクトし、客室内での高速インターネットサービスの有無とその料金を調べてみた。以下がその結果だ。


 Aladdin24時間$9.95   Mirage24時間$9.99
 Bally's24時間$9.99  MGM Grand
 ※Grand Tower のみ。
   Emerald Tower は無し。
24時間$8.95
 Barbary Coastモデムのみ
 Bellagio24時間$9.95  Monte Carlo24時間$9.99
 Boardwalkモデムのみ  New York, NY2時間$6.00
 Caesars Palace2時間$6.00 24時間$10.00
24時間$10.00  Paris2時間$6.00
 Excalibur24時間$10.00 24時間$10.00
 Flamingo24時間$9.99  San Remoモデムのみ
 Harrah'sモデムのみ  T.I.24時間$9.99
 Imperial Palaceモデムのみ  Tropicanaモデムのみ
 Luxor2時間$5.99  Venetian24時間$9.95
24時間$9.99  Westin Casuarina24時間$9.99
 Mandalay Bay2時間$5.99  
24時間$9.99

 結果はほぼ予想通りというか、日ごろから活発に変化や進化を遂げているホテルとそうでないホテルで結果がハッキリ分かれた。
 現在このサービスを導入していないホテルは今後も導入の意思がない可能性もあるが、とりあえず "導入済み" が多数派であることはたしかなようで (ダウンタウン地区と北ストリップ地区は未調査だが)、もはや高速インターネットはラスベガスの主要ホテルにおいては 「常識のアメニティー」 と考えてよいだろう。
 さて料金についてだが、「2時間の料金」 を設けているところといないところの違いはあるものの、金額的にはほぼ横並びといった感じだ。ちなみに 2時間の意味は、「接続開始から 2時間後まで利用可能」 という意味で、「接続している時間の合計が2時間まで」 ではない。

 ホテルの客室側に用意されているのはどこのホテルもほぼ同じで、右の写真のような巻き取り式の LANケーブルだ。もちろん無線LAN ではないので、パソコン側でこのケーブルが受けられるようになっている必要があるが、内蔵していないPCの場合でも、LAN カードは軽いので荷物になるようなことはないだろう。

 利用開始のための手続きは各ホテルによって多少の違いはあるが、LANケーブルをPCに接続したのちブラウザを起動し、あとは画面の指示に従って進むだけだ。客室内の館内テレビを使ってパスワードなどをあらかじめゲットしなければならない場合もあるが、いずれにせよ画面の指示に従うだけなので、PCを旅行に持って行こうとするほどの者にとっては特にむずかしい作業ではないだろう。基本的には使用同意書が表示された画面で [Yes] や [OK] をクリックしていくだけと考えればよい。

 ちなみに各ホテルが使っている回線業者は、ほとんどの場合、ケーブルテレビ局の COX 社が提供しているケーブル回線で、その実質的な速度はおおむね 1〜2mbps 前後といったところか。もちろんこの速度は状況によって変化するが、よほど特別な状況でない限り、遅いと感じることはないだろう。

 さて最後に英語での発音だが、フロントなどに問い合わせをする際、"LAN" などと言ってもほとんど通じない。もちろん LAN という言葉自体がアメリカに存在しないわけではないが、モデム (ダイヤルアップ接続) に対する言葉としての高速回線のことは "High Speed Internet" という。特に Internet の部分はアクセントに注意しないと通じにくいので注意が必要だ。日本語の "インターネット" は全体的に強いアクセントがなく平坦に発音するが、アメリカでの Internet は、始めの I の部分にかなり強いアクセントがあり、カタカナで無理に書くならば 「ンラネット」 と聞こえるような感じで発音する。

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